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2006年12月31日

本年もありがとうございました

2006年、平成18年が暮れようとしています。
9月に内閣が変わりました、今後の政局は五里霧中ですが景気はどうなって行くのか、事業を行っている身としては無関心ではいられません。
また、今年ほど家族間での殺人事件や、十代の、いわゆる子供の自殺がクローズアップされた年もなかったと思います。自分としては決して人間関係が希薄になっているとは思えないのですが、悲惨な事件が続きました。
そんな世相を受けて、毎年恒例の、清水寺管長が書く「今年の漢字」は「命(いのち)」でした。
真似てではないのですが、私の「今年の漢字」は、これです。

9月に、仕事関係の集まりで行った「即興書き」。
その場では、お席からいただいた「お題」だったのですが、年末を迎えて振り返ると、自分自身「絆」の不思議さ、大切さを色々な出来事で再確認した1年でした。

来年も、この「絆」を大切にしながら、新たな出会いと、新たな発想、新たな挑戦をして行き続けたいと思っています。
今年、弊社ならびにWeb管理担当の私と出会い、一緒に進んでいただけた皆様に感謝申し上げます。
また来年もよろしくお願いいたします。

みなさま、良いお年をお迎え下さい。

2006年 平成18年 丙戌 大晦日

2006年12月30日

勘亭流手書き銘木看板

木の看板です。
事情により、急に無店舗経営に移行した「酒屋さん」のご自宅に設置しました。

無垢の木の板に、手書きで文字を入れた品です。
近い将来、新しいお店を構える際に、この看板を移設できるよう「おさえ金具」で取り付けました。
また、年月が経つにつれ木の色が変わり、時の流れが見えるように木は素地のまま、何も表面処理をしていないので、何年か経つと独特な「枯れ色」になり、重厚さを増すと思います。
文字は、漆に似た性質の塗料を使っていますので、耐久性が強くなってます。
書体は歌舞伎の看板に使われる「勘亭流」
江戸時代に、現在の「中村勘三郎(前の中村勘九郎)」の家の始祖が、歌舞伎用の文字として「勘亭」と号する職人に考案させたデザイン性の高い文字です。
その伝統は現在の平成の世まで受け継がれ、東京の歌舞伎座、名古屋の御園座など各地の歌舞伎の看板、番組表で使われます。
パソコンのフォントにも「勘亭流」がありますが、手書きは、それぞれのお店や看板に合った字体を自由に作れる(ただし、伝統の手法は踏襲します)事が特徴です。

あなたのお店に「たったひとつ」の、手書き看板。
伝統があり、縁起の良い文字である「勘亭流」で作ってみませんか?
お問い合わせは鳴海テントまで。

看板は大きくてちょっと無理だなぁ、という皆様に
こんな品もございます。

携帯電話のストラップにもなる小さな木札です。
こちらも上の看板と同じように、無垢の木に手で書いています。
お名前や屋号、町名などをお入れしています。
両面に入れる事も可能です。
プレゼントやお店の販売促進グッズとしていかがでしょう?
こちらのお問い合わせも鳴海テントで承っております。

2006年12月26日

一周年通過していました

当サイトをリニューアルし、ブログ形式で公開したのが昨年の12月15日でした。
今日は12月26日で、既に一周年記念日を10日間過ぎてしまっていました。
年末中の施工物件をいくつか抱えて、忙しくしておりましたので、つい記念日を忘れておりました。

リニューアル後数カ月で、インターネット経由のお問い合わせをいただくようになり、実際の製作・施工をさせていただく事も多くなりました。
これは、当サイトを御覧いただいている皆様のおかげと感謝しております。
また、「テント屋業界」の仕事内容を、弊社の施工例や納品例を通じて、少しでもご理解いただけた結果ではないかと思っております。

インターネットの「時間と距離を超越する」特徴を、もっと活かす為に弊社もネットワークを広げて、整備する事に努力いたします。
日本のいたるところからのお問い合わせにも、様々な形でお応えできるように成長いたします。
今後ともよろしくお願い致します。

2006年12月25日

建物の間にガレージ

テントの張り替えの現場です。

二つの建物の間のスペースをガレージとして使う為に、テントで屋根を掛けています。
今回は、古くなって破損していた生地を張り替えました。
この部分は、片流れの形状です。写真手前から奥の方に雨水が流れます。
フレーム形状としては最も単純です。
ただ、強い風に生地が翻弄されてバタバタしてしまうので、間口の真ん中に入っているパイプに生地を固定しています。
今回は、接着剤を使って固定しました。
他にミシン縫製で帯を付けてロープで編む方法も有りますが、ミシン目からの漏水の危険や、長い期間の劣化で糸が切れてしまう恐れが有るため、この程度の規模(面積)では、接着剤での対応をしています。

こんな形も有りました。
アーチ形状です。
こちらは、凸曲面なので、片流れのような生地のばたつきは起こりません。
雪などの荷重が掛かっても、左右の「梁」へ力が伝わるので、パイプの変形などが起こりにくくなっています。
初期経費は直線のタイプより高くなりますが、張り替えの時の縫製コストや耐久性などを考えると、総合コストでは逆転する場合が多いと思います。

参考資料
使用生地 クラ パロニィFC  1142F

2006年12月06日

これもテント張り替え

久しぶりに施工現場を手順を追って見ていただきます。
約6年前に新規で施工した現場の張替工事でした。

まずは、張り替え前。
こんな姿でした。
軒裏の右側は、少し天井部分を撤去しはじめています。
真ん中右側の脚立は3メートルあります。結構高い所まで手が届きます。

軒裏を全部はずしました。
中には蛍光灯の照明が仕込んであります。

古い生地を全部はがしてしまいました。
ほとんど錆もなく綺麗な状態のフレームでした。
白いペンキで再塗装を行ったところです。
この機会に蛍光灯も全部交換するため取り外しています。

一気に飛んで(笑)
新しい生地がすっぽりかぶりました。
中の蛍光灯も全部交換されて、明るい光に戻っています。
中央のロゴが最初の写真と異なるのがお分かりですか?

完成写真です。
辺りはすっかり真っ暗になってしまいました。
でも、暗くなってからがこのテントの本領発揮。
内蔵している蛍光灯の光で、テント全体が明るく光っています。
正面はくっきり明るく白い面、中央のロゴも綺麗に映えます。
軒下に相当する部分は、アルミパンチングメタル(アルミ板に無数の丸い穴があいているもの)を取り付けているので、正面より明るさが押さえられています。
足下は少し暗くなるのですが、その事が、正面のロゴ面をより一層目立たせる効果になっています。

普通の生地ではこんなに綺麗に明るく光りません。
内照式サインテント専用の、光の拡散性が良く、適度な透光性を持つ生地を使っているから明るくムラのない光で演出できるのです。
夜の長いこれからの季節、あなたのお店を印象的に演出するのは、内照式のサイン(デザイン)テントです。
ご相談は鳴海テントへ

参考資料 使用生地 テイジン ルナシャイン