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表裏一体じゃない

先週の施工でした。
店舗の固定テントの張替でした。
生地が劣化していて、一部は大きく破損していました。
同じ生地での張替でした。

天気の良い日だったので、張り替えたばかりの生地が太陽の強い光で輝いているようです。
紺地に白文字で、和風の定番配色です。
一見普通の様ですが、この生地はちょっと面白いのです。

同じテントの裏側です。
表は「紺色」でした。この写真でも下端部分は生地を巻き込んでいるので表の面が見えています。
「紺色」でしょう。
でも、上の方を見ると「水色」です。
表と裏で色が異なっているのです。
と言っても「リバーシブル生地」ではありません、表には保護層や紫外線カット層、防汚層などがありますので、表は表として使わなくてはいけません。
では何故?
この色の組み合わせの利点があります。
「紺色」は、濃い色なのでどうしても内部が暗く感じます。
照明をしても、濃い色なので「反射」の効果は望めません。
しかし、「水色」なら、昼間は回り込んでくる太陽の光で明るく感じます。
照明をつける夜も、照明の光に照らされた「水色」の面は明るくなるので、店頭などテントの下も明るく見えます。
「表裏一体じゃない」事がプラスになる例です。
決して「表裏のある奴」と、ののしる事はやめてくださいませ。

テント生地にも色々な「個性」があります。
あなたのお店やお宅、お部屋に一番似合う生地はどれでしょう?
はい、鳴海テントにご相談下さい。お似合いの生地をお探しいたしましょう。

参考資料
使用生地 テイジン パスティ 8328FP

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