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簡単確実で滑らかな動き

今日の施工現場です。
東京東久留米の団地内に有る「トランジットモール(車の入れない街路)」形式の商店街にある八百屋さん。
店舗改装に伴い、雨除け&風除けの透明ビニールカーテンを設置しました。
商店街共用の固定テントフレームから、角パイプで「腕」を突き出してカーテンレールを取付です。

八百新1

レールは、屋内のカーテン用より大きくて丈夫な「工事用レール」
ランナーを見て下さい。
小さな「カラビナ」が付いています。
今まで、ランナーと生地との接合には色々な方法を使いました。
細いロープで縛り付けたり、「エスカン(S字型の金具)」で引っ掛けたり、「ダブルリング(螺旋状になっている金属の輪)」で繋いだりしました。
最近は、この「カラビナ付きランナー」を使っています。
単価が少し高いのですが、簡単に取り付けできて、はずれる事が無く、見た目も良いのでお気に入りです。
これならば、生地が痛んでしまった時も、お客様ご自身の手で新しい生地と交換する事が簡単で確実にできます。
生地交換の出張作業費がかからないので、維持管理コストが安くなります。
お客様にとっても、結局はお得になると思います。

八百新2

先頭の二個繋がっているランナーは、先端に磁石が付いています。
カーテンを広げた時、レールの先に付けているプレートにくっついて、多少の事では動かない様になっています。
風などで自然に動いて開いてしまうのを防ぐ為のしくみです。

なんでもない金具ですが、こうして「クローズアップ」で撮影すると迫力がありますね。
自分自身、一つひとつの道具や材料を見直すには良い方法だと思います。
皆さんにも、細かい材料の詳細を御覧頂き、それぞれの長所を知っていただいた上でお使いいただきたいと思っています。

素材データ
使用生地 透明ビニールフィルム 0.3mm ターポリン生地補強
使用レール 岡田装飾 OS D30レールシステム

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