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2006年08月30日

ちょっと考えた看板

タイヤをバーストさせながらもたどり着いた現場
おなじみキャラクターの店舗で看板関係の施工でした。
まずは完成写真。
欄間の部分の看板とフロントサッシのマーキング類、店内のアクリルパネルを作りました。

ショッピングセンターのテナントです。
壁面に看板を付けられないと言う条件だったので、既存のガラスにマーキングフィルムを貼って看板としました。
でも、夜間用に内部照明が欲しい。
そこで、鳴海テントは考えました。
ガラスの内側に「ライトボックス」を付けよう。

これが裏側です。
下端に蝶番を付けた開閉式です。
でも、照明器具は本体側ではなく、フタ側に取り付けてます。
こうすることで、ガラスの内側の掃除もできます。
蛍光灯の交換も低い位置で確実にできます。
店舗のスタッフでも蛍光灯交換作業やガラスの掃除が可能です。
そんな一石二鳥を追い求めました。

他には、このステッカー。
透明な粘着フィルムにシルクスクリーン印刷の多色刷りです。
白い部分があるので普通のインクジェットプリンターではダメなのです。
(パソコンのプリンターも同様ですが、白は紙やフィルム自身の白を使っているのです。)
今は白インクも使うインクジェットプリンターもありますが、白がくっきり出る伝統的手法のシルクスクリーン印刷を選びました。
同系列の営業店にもスタッフの方々が自分達で貼れるようにとの事で、全部で22枚作りました。

そしてこのパネル。
以前は透明アクリルで長方形のパネルの支給品を使いましたが、ここでは弊社で用意した楕円パネルでした。
アクリル板を楕円に切って縁を仕上げます。曲線の仕上げはちょっと面倒です。
そして、インクジェットで透明なフィルムにプリントしたものを、画像輪郭でカットして貼り込みます。
壁面にあけた楕円の窓からの照明で明るく輝きます。
この輝きを背にしてスタッフが、お客さまと契約の手続きや相談をするのです。
「交渉ごとをするときは太陽を背にして行え」
という格言があるそうです。
良いことがあるのでしょうね。これも輝く「太陽」の効果を出すかもしれません。

いろいろな制約の中で、使いやすくメンテナンスしやすい「かたち」を考えます。
あきらめる前に鳴海テントにご相談下さい。経験と知恵で打破してみせます。

2006年08月27日

初めての経験

今日は日曜日ですが、成田の現場に看板の仕事で出かけました。
高速道路を使い、東関東自動車道を走りました。
富里インターチェンジで下りる前に、酒々井PAでトイレ休憩。
再スタートしましたが、異常な振動を感じつつ走行。
路肩に事故車が有り、道路パトロールカーの横を通過した時に
「ば〜んんん」と大音響と強いショックを受けてハンドルを取られました。
反射的にブレーキを掛け、路肩側に車を寄せました。

タイヤのバースト(破裂)でした。
走行車線を時速80キロ程度で走行中の出来事。
すぐに事故処理中の道路パトロールのお兄さんが駆けつけ、タイヤ交換の間、黄色い旗を振ってくれました。

で、交換終了したけど、スペアタイヤの空気圧が皆無に近い。
本線に戻るのは危険なので、3キロ先のインターチェンジまで路肩を低速走行。
その間、ずっと道路パトロールカーで伴走してくれて、後続の車に注意を促してくれました。
料金所を抜けたので、車を寄せてお礼を言おうとしたら、そのお兄さんは
パトロールカーのスピーカーで「気をつけていってらっしゃい」とだけ告げて、即、Uターンで戻って行きました。
整備不良で怒られて当然なのに、とてもさわやかで清々しいその振る舞いに、感動し、頭の下がる思いでした。

現場での施工に関しては後日に。

2006年08月23日

とび箱再生事業

2月のエントリーと同様の「とび箱」の修理でした。
出来上がって納める寸前の姿です。
真っ白なキャンバスで包まれて、気持ちの良い手触りです。

しかし、持ち込まれて来た時の姿はこれ。

ガムテープの補修跡が痛々しい。
特に赤テープが。
のせてある白い布が、張り替えに使う「生機(きばた)」の生地です。

このとび箱も裏の購入年を見ると「昭和60年」
既に20年を超えて使われているのです。
今回、きれいに仕上がったので、まだまだ使えます。
でも、ガムテープ補修では子ども達がケガをしてしまうかもしれません。
傷が付いたらお早めに鳴海テントへお問い合わせ下さい。
道具の寿命を延ばすお手伝いをさせていただきます。

2006年08月22日

超速張り替えの理由

今日の施工です。
固定テントの張り替えでした。
作業開始が午前8時半頃、終了が午前10時半過ぎ。2時間強で完了です。

間口が4800mm(2間半強)テントの高さが1400mm 出幅が900mmのサイズです。
古い生地がとても劣化していて、ビリビリ状態でした。
生地を剥がし、フレームの錆落としをした上で、塗装を施し、新しい生地をかけました。
その行程を2時間強で完了させられるのは、塗料に秘密が有ります。

まあ、公然の事なので秘密でもなんでもないのですが、弊社では「超速乾塗料」を使います。
5分ほどで指触乾燥(手で触ってもくっつかなくなる事)します。
そのため、塗装してから新しい生地をかけるまでのアイドルタイムが短縮できるのです。
「時は金也」、また作業時間を極限まで短縮する事は、営業中のお客さまの利益にもなります。

たった数時間でお店や、事務所、お住まいの装いが一変する「超速張り替え」
鳴海テントにご用命下さい
あっという間の「早変わり」をお見せ致します。

2006年08月20日

真っ白なオーニング

今日の施工です。
日曜日でしたが、可動式オーニングの設置工事です。

お客様のご希望で「真っ白」です。
ここは、近日中にオープン予定のお店です。
どんなお店なのかは、オープン後にお邪魔して写真を撮らせていただいてからエントリーします。
この「真っ白」生地をお選びいただいた事とお店とが関連があるようなのです。
後日をお楽しみに。

さて、この機材ですが、「住宅用」に用意されている機種です。
間口寸法が4670ミリ(2間半)まで、アームの長さは2mまでの範囲で設定されてます。
店舗用の機材に比べ、構造を簡易にしたり、巻き上げユニットの機構を簡素化したりして価格を下げています。
今回は店舗への設置でしたが、小規模な店舗や事務所にも適したモデルだと思います。
電動やリモコン仕様もできますので、あなたのお宅にも1台いかがですか?
是非、鳴海テントにご相談下さい

同じモデルで電動仕様を設置したお宅での可動オーニングの動作が見られる動画が有ります。
こちらを御覧下さい。(←クリックして下さいね)

2006年08月18日

現調(現地調査)の旅

昨日17日より、お盆明けの通常営業に戻りました。
今日は、来週と再来週に施工予定の現場をまわりました。
さいたま(大宮)から、東京都町田市に行き、その後千葉県成田市への移動です。

まず、町田市の現場。鶴川という地名です。

古く汚れてしまった「可動式オーニング」です。
間口が12mもあります。従って「電動」です。
今回は生地の張り替えですが、単に張り替えるのではなく。

すぐ近くの「新店舗」へ移設しての張り替えです。
旧店舗では張り替え用の生地加工のために機材のサイズを測ります。
新店舗では、取り付ける壁面の状態を調べました。
その結果、このままでは取り付けが困難と判断。
取付強度を確保するために、下地金物を製作する事にしました。

そして、東名高速と首都高速、東関東自動車道を経由して
成田へ移動です。

来月初めにオープンするショッピングセンターのテナントです。
写真が正面ですが、ここに看板等サインを施します。
ガラスのサイズ、サッシのサイズを測ったり、搬入経路や床の状況等を確認します。

製作前に現場をくまなく測り、状況を把握する事で「ジャストフィット」のテントや看板を作る事ができるのです。
この段階で仕事の半分以上を終えているといっても過言では有りません。
それだけ重要な場面なんです。

今日は、お盆休み明け直後で、まだ休業中の人も多いのか予想より渋滞が少なく快適に短時間で移動できました。
この二件の施工後は、後日のエントリーをお楽しみに。


2006年08月15日

一筆入魂

お盆休みのまっただ中
目の前の道路に大型トラックなどは見当たりません
世の中大多数がお休みなんですね。

先日、銀座の文房具屋で買った品です。
「矢立(やたて)」と呼ばれる道具です。
昔の携帯筆記具、丸い部分が墨壷で細長い筒に筆を入れます。
墨壷の横の環に紐を通して腰にぶら下げるのが本来の使い方でしょう。
今回買った「矢立」は、古道具ではなく、今作られている品です。
筆は、専用の筆が細すぎるので、手持ちの小筆の柄を切り詰めてみました。
「江戸組紐」を通して持ち歩き、芳名帳などに記名する時に、さっと取り出して使ってみたい。
今のささやかな欲望です。

幼い頃から、書道を学びました。
弊社は看板も作りますが、さすがにペンキで看板に文字を書くことはできません。
でも、既製フォントに無い書体でオリジナルなロゴ等をご希望のお客様に、筆を使って書くことがあります。
それをデジタル化して看板にするのです。
世界に一つだけの「書体」
筆が持つ繊細で、また豪快な、豊かな表現力を活かした「ロゴタイプ」や「書体」
ご希望のお客様、鳴海テントにお問い合わせ下さい。
拙筆ながらできうる限りお応えいたします。

2006年08月13日

残暑お見舞い申し上げます

弊社工場の裏にある「自家農園」で収穫したスイカです。
ちょっといびつな形がご愛嬌

8月の13日を迎えました。
弊社事務所も16日まで夏期休業させていただきます。
17日より通常営業いたしますので、お問い合わせ等は17日以降にお願いいたします。

昨年12月半ばにリニューアルした弊社サイトですが、今日まで八か月間、「ホームページを見て」とのお問い合わせを数多くいただきました。
ご成約いただき、施工・納品させていただいたお客様も多数いらっしゃいました。
サイト上で失礼とは存じますが、お礼申し上げます。
今後も「施工例」「納品例」を中心に、素材や加工、施工の方法なども折に触れご紹介する所存です。
このサイトが、皆様の「あんなものが欲しい」のお気持ちを現実な形にする為のナビゲーターになる事ができれば幸いです。
今後も「キャンバスとオーニングの鳴海テント」公式サイト、並びに、有限会社 鳴海テントをよろしくお願い致します。

なお、サイトの更新は夏期休業中ですが「独り言ネタ」ででも行いと思っております。

2006年08月12日

黄金色文字のテント施工しました

8月8日8月10日にエントリーした、「きらきら、ピカピカ、黄金色の文字」を施したテントを施工しました。
昨日施工し、生地の張替えでした。

まずは、可動式(手動)オーニング。
フリルの部分にお店のロゴが入ってます。
えんじ色の艶消し仕上げの生地です。

そして、もう一つは固定式のデザインテント。
両脇に上の可動式オーーニングと同じ色の生地を使った「ヒサシ型テント」を従えています。
このお店の「顔」メインサインの機能を持っています。
夜用に二つの照明も直接取り付けしています。

そして、もう一丁、いや二丁。
側面にも上同様のデザインテント。
この面は、駅からのお客様から正面に見える面。
最も注目度の高い部分です。
で、もう一つは?
写真左側、ヒサシ型テントの下に「バナー」が有るでしょう。
コットン調生地に「黄金色の文字」のバナーです。

近隣のJR駅そばの、某百貨店1Fにあるブース型店舗の花屋さんです。
店舗周りの装飾テントを全部張り替えました。
真夏の太陽に照らされて、「黄金色の文字」は
やっぱり輝いていました。

参考資料
使用生地 
クラレ 彩(いろどり)FC 9120F 9148F
テイジン シャガール EC24
文字フィルム
IKC Eカルテント MX-2(メタリックゴールド)


2006年08月10日

コットン調生地にもキラキラ黄金文字

今度はコットン調の生地にキラキラぴかぴか黄金色の文字を入れました。
マクロ(接写)で撮ったので布目の質感が分かりますでしょうか。

塩ビラミネートの生地ならば、粘着系の専用フィルムを貼ればOKですが、コットン調生地に粘着系フィルムは上手にくっついてくれないのです。
そこで、熱転写シートで下地貼りをして、その上に粘着系フィルムのメタリックゴールドを貼りました。
接写の写真なので、少しずれているのがばれちゃってます、では無く、下地の熱転写シートの文字の方を少しだけ大きくしているのです。
剥がれ防止の為なんです。
普通の視点で見ると、この「ずれ」は気になりません。
それより剥がれにくさの方が大切なんです。

2006年08月08日

キラキラ、ぴかぴか、黄金色の文字

照明の光を受けて輝く文字
可動式オーニングのフリルに入れた文字です

金属光沢を持っている文字ですが、ペイント描きやシルク印刷ではメタリックなゴールドは表現できません。
これは、テント生地専用のマーキングフィルムを使いました。
塩ビラミネートの生地なので、粘着タイプのマーキングフィルムです。
えんじ色の生地に、輝くゴールド文字は豪華さを演出します。
他にメタリックシルバーのフィルムもあります。
お店に取り付けた後には、太陽の光を受けて、もっとキラキラ輝く事でしょう。

2006年08月05日

テント張替で様変わり

今日の施工です。
まずは完成した姿から。

倉庫の前の荷捌きスペースにかかっているテントです。
今日は土曜日でお客さまは休業日。
普段は、このテントの下で倉庫から出した品物をトラックに積んでいるのです。
しかし、この張替を行う前はこんな姿でした。

6月28日夜の「ヒョウ」の被害です。
相当に劣化して弱くなっていた生地は、パチンコ玉級のヒョウに蜂の巣のように撃たれました。
「綺羅星の如く」を通り越した状態でした。
今日の午前9時まではこの姿で、作業を始めて6時間後、午後3時には上の写真のように完成です。
フレームの再塗装も行ってます。

お店や工場の休業日の1日だけで、すっかり綺麗に様変わりします。
あなたのお店や工場、倉庫のテント、すっかりすっきりさせてみませんか?
翌日、従業員さんたちが出社した時、その変わり映えにビックリすること請け合いです。
ましてや、立ち寄るお客さまおや。

テント張替工事は鳴海テントへご用命ください。

2006年08月04日

蛸かっぱのぞうさん

なんやて、ちょっと前に「蛸の雨合羽」なんて物こさえといて、今度は「象」かいな。
まったく、なんちゅーうもん作っとんねん、自分。(大阪弁調でお読み下さい)

いえいえ、「象」ではなく「増産」です。また、「蛸の雨合羽」でもありませんのでお間違いなく。
先日おさめた品の追加注文をいただきました。

製作途中の図です。
ベースになる生地は、丸い穴があり、この後色々な部分を縫製で付け加えて完成させます。
この品も「お盆前納品」。
縫製場は、ひとときも休めぬ忙しさです。

2006年08月01日

生地の巾のあれこれ

いよいよ8月に入りました。
弊社も「お盆前に」というお客様が多く、今週と来週は忙しい日々を過ごします。
さて、今日は「生地巾」について。
とりあえず縫製場にある生地を出してみました。

5種類の生地が写っています。
巾の広い方から

203cmの生地(写真では緑色)
「にめーたーはば」と呼ばれます。
一部のポリエステル帆布やターポリン生地のサイズです。

188cm(185・184なども)の生地(写真のアイボリー色)
「だぶるはば」と呼ばれます。
2倍という意味ですが、なんの2倍かは後で。
多くのターポリン生地や一部のポリエステル帆布のサイズです。

154cmの生地(写真のオレンジ色9
「ひゃくごじゅうせんちはば」と呼んでます。
まんまな呼び方ですが、他に知りません。
国産の一部のポリエステル(塩ビラミネート)テント生地にこのサイズがあります。
輸入生地にもこのサイズが見受けられます。
ヤードポンド法で考えると、約60インチなので、「60インチ巾」なのでしょう。

103cmの生地(写真のシルバー、ほとんどグレーに見えますが)
「めーたーはば」と呼びます。
実際は1mより少し広いのですが「メーター巾」です。
前出の「2m巾」は、このサイズの2倍というわけです。
でも、「2m巾」は「だぶるはば」とは呼びません。
この「m巾」は、ポリエステル帆布の基本サイズです。

94cmの生地(写真のエンジ色)
いよいよ真打登場です。
「なみはば」と呼びます。
漢字では「並巾」
普通のって意味です。
ほとんどの国産ポリエステル(塩ビラミネート)テント生地がこのサイズです。
また、昔から(おそらく戦前、大正・明治、いやその前から)ある生地の規格サイズで、木綿の帆布もこの巾です。
さっきの「だぶるはば」は、この「並巾」の2倍という事だったんです。

他には120cm(116cm・117cm)の生地(おもにファブリック系)や
137cm巾(主に懸垂幕用のターポリン)の生地もあります。
また、看板に使うFFシートと呼ばれる生地には、最大500cm巾もあります。

何故、こんなに色々なサイズの生地が有るのか、についてはまたの機会にさせていただきましょう。
とにかく、このような決まった巾の生地を繋いで大きな一枚の「布」にして色々な場面に必要な「テント」「シート」を作ってます。
東京ドームの屋根だって、細い巾の生地をいくつも繋いであんな広い「覆い」になっているんです。