« 2006年01月 | メイン | 2006年03月 »

2006年02月28日

劇場のフレンチレストラン

「彩の国 さいたま芸術劇場」にあるレストランの外部装飾を施工しました。
今日、2月28日にオープンでした。

やまぺぺ1

「彩の国 さいたま芸術劇場」
全体を設計した「香山壽夫建築研究所」の意匠(デザイン)に基づき、製作・施工を担当しました。
写真右端の「看板」と、縦の「棒」がズラ〜ッと並び、中に照明が光る「金属装飾」です。
オープン初日なので「お花」で看板が見えない。
なので、工事途中の写真ですが、看板のアップを。この時は「棒」も端の一本しか入っていません。

やまぺぺ2

このブログではお馴染みの「ターポリン」に溶剤系インクジェットでロゴをのせた「キャンバスサイン」です。
風に耐えるため、生地の両端にステンレスワイヤを縫い込み、ターンバックルで強いテンションを掛けています。
「ハトメ」を打つ「点」での固定ではなく、「線」で荷重を受けるので強風でも生地をいためる事が無い構造です。
また、ターンバックルを緩めるだけで取り外し出来るので、季節に合わせてとかイベントに合わせて「幕」を変えるのも簡単です。

看板で読める様に、このお店の名は「ビストロやま」
同じ劇場内でカフェの「ペペロネ」も一緒に運営しています。
オーナーシェフは、「ジュニアベジタブル&フルーツマイスター」(野菜のソムリエ)という称号を持っている方で、有機野菜を使ったメニューを揃えているそうです。
同じ「さいたま市」の県立近代美術館内のレストランも運営していて、「料理も文化なので一緒に発信していこうと思う」とおっしゃっていました。
ちょうど、NHKの朝ドラ「風のハルカ」でも、主人公の父親が「野菜のレストラン」を開業しようとしているので、イメージがダブってしまいました。
きっと、楽しい料理がサービスされる事と思います。
オペラやミュージカル、そして落語を観に聴きに行った時、是非入ってみて下さい。
いいえ、食事だけでもお出かけ下さい。

2006年02月27日

修理すればいつまでも使える

こんな依頼がありました。
痛んでしまった「跳び箱」の修理。
幼稚園サイズなので小さくかわいらしい跳び箱です。
上に載せているのが1mの物差しなので大きさが分かると思います。

跳び箱1

生地が破れてしまっているのと、中の「あんこ」がへたってしまっているので、あんこを追加しなくてはいけません。
といっても「小豆のあんこ」じゃありません、ウレタン等を詰めます。
そして、新しい生地で包んで出来上がりです。
「あんこ」だの「包む」だの、まるでお饅頭です(笑)

跳び箱2

何故、テント屋に跳び箱の修理が持ち込まれたのか。
跳び箱の頭を包んでいる生地は、帆布の「生機(きばた)」が使われています。
「生機(きばた)」とは、糸を織っただけの生地の事で、防水等の加工をしていないのです。
昔は「木綿」の生地でしたが、現在は「綿生機」は少ないのでポリエステル帆布の生機を使いました。
切り売りでの仕入れが困難な材料ですが、当社では、他で大量に使う事があり在庫の生地があったのです。
ところで、この「跳び箱」胴体は木製。
現在では、プラスチック製のモノが主流との事。
しかし、木の温もりが子供達に良いと言う事で、修理を繰り返して使っているそうです。
裏に張られている「備品表」を見たら、昭和54年に購入した品物とありました。
27年前の品、その頃にこの跳び箱で遊んでいた「子供達」は親となり、もしかしたらその子供が同じ跳び箱を使っているかもしれません。
一つのモノを手当てしながら永く使い続ける。
一番簡単で効果のある「環境保全」「地球温暖化防止」かもしれません。

生地を使った品物の「修理」
鳴海テントで出来る品も多いと思います。
「こんなモノの修理はできますか?」とお問い合わせ下さい。
手持ちの材料と道具で可能な品は、喜んで修理致します。

2006年02月26日

街角で見つけた8

「街角で見つけた」では、街の綺麗でオシャレで面白いテントや看板などをご紹介。
弊社施工ではないのが残念ですが、皆様のご参考になれば幸いです。
キャンバスで創る素敵な空間を御覧下さい。

昨日の「横浜スタジアム」
仕上げ作業に手間取り、日が落ちて、大都会横浜のど真ん中ではあるが、すっかり暗くなってしまった。
すると突然、あの独特な三角形の照明塔に明かりが灯った。
助かったぁ、それまで車のヘッドライトを頼りにしていたのだ。

ナイトゲーム

でも、ちょっと変。
作業しているすぐ目の前の照明が点いたのだが、あまり明るくない。
「灯台元暗し」とは適切な表現なんだと実感。
照明が強く当たっているのは、ピッチャーマウンドとレフト側外野フェンス。
振り返って外野フェンスを見ると

手描きフェンス

看板屋さんが黙々と文字を描いていた。
照明は、看板屋さんの為だったのだ。
フェンスの文字は全て「手描きペイント文字」だった。
聞くと「弾性塗料」を使っているそうだ。
選手がぶつかったり、凄い回転のボールがぶつかっても大丈夫なように、昔ながらの手描きなのだろうか。
てっきり「マーキングフィルム文字貼り」だと思っていたのでちょっとビックリ。
でも、描き方が以前に自分で屋形テントに文字を描いた方法と同じなので、その点は感激。
写真の部分では「キリン一番搾り 生」と描く途中のようだ。
我々は、この後間もなく作業完了で球場を離れたが、看板屋さんはまだまだ作業が残っていた。
今日は一日中雨の様なので、文字仕事は間に合うのかなぁ。
明後日の火曜日28日には選手達が球場に戻って来るのだ。


2006年02月25日

横浜ベイスターズ本拠地

怪我をしない様にと、祈りを込めた以前のエントリーで紹介した品の取付現場に行ってきました。
港のお星様「横浜ベイスターズ」の横浜スタジアムです。
施工の仕上げ作業を手伝って来ました。

横浜球場バックスクリーン

バックスクリーン下、高さ4mのモンスターフェンス一面に設置されているのが、新型ラバーフェンスです.

鮮やかな「ベイスターズブルー」に塗装され、スポンサーのロゴも入っていました。
全体写真じゃラバーフェンスが良く分からないと思うので、分かりやすい部分のクローズアップを

横浜球場ドア

ドアの部分だと、ラバーフェンスの厚みや表面の様子が分かると思います。
柔らかそうでしょ。
こんなラバーフェンスが、外野から両翼ファウルグラウンドの途中まで覆っています。
28日には、ベイスターズの現役選手達が、新型ラバーフェンスの感触を知るために、実際にぶつかってみたり、打球のクッションを調べたりするそうです。

今シーズン、新型ラバーフェンスで怪我の心配が無くなった選手達が、思いきった素晴らしいプレイを見せてくれると思います。
今年の横浜ベイスターズは眼が離せないかもしれませんよ。


2006年02月24日

マーキングフィルムでの文字づくり

以前、「伝統的レタリング」として、手描き文字についてエントリーしましたが、今回は現在の主流の文字づくりの道具をご紹介します。

プロッター

文字を切り出す「カッティングプロッタ」です。
パソコンから送られて来る文字のデータ(袋文字の様な輪郭線データです)で、写真真ん中少し上のカッターヘッドが左右に動いたり、ブルーのフィルムの左右両端を押さえているローラーが回転してフィルムを前後に動かしたりして、直線、斜線、曲線を使って文字を切り出します。
弊社のカッティングプロッタは、フィルム巾60センチまでの、今となっては超小型のモデルです。
現在では1メートル以上が主流。
でも、弊社の製作能力は、つい最近まで45センチ巾でしたので、それでも少しは進化したのです。

ちなみに「プロット(plot)」という英語の訳語は、とんでもない事で
「陰謀・策略」などとあり「たくらむ」と動詞でも。また「筋書き」「区画」とも。
でも、この機械のような場合は「座標上の点を結んで引く」という数学用語や、「見取り図をかく」とか「図面上に表す」が適当なんでしょう。
元々、コンピュータで図面をかく「CAD(キャド)」の出力で、紙にペンで線を書いていく「ペンプロッタ」のペンをカッターに置き換えたものなんだと思います。

この「陰謀なる」機械、文字の輪郭線に「刃」を入れてくれるとこまではやってくれるのですが、文字として使う部分と、ゴミとなる部分(塗り潰した文字の余白部分と思って下さい)を分けて、ゴミ部分を台紙から剥がして捨てる作業(ウイード作業)はやってくれません。
その作業は、ピンセットとカッターを持った「人の手」が、二つの「眼」をセンサーとして「脳」で処理したデータに基づき行います。つまり「手作業」です。カットの精度が向上し、数ミリの小さな文字も切れるのですが、ゴミ取りは「手作業」ですから、ねぇ、分かるでしょう。
このゴミ取り作業が自動化される日はいつの日なのかと考えながら、小さな文字を凝視してゴミ取りしていたら、いつの間にか「プリント全盛時代」に突入してしまいました。
「プリント」による文字づくりに関しては、また別の機会にお話致しましょう。
今日はこの辺で、ご機嫌よろしゅう。

2006年02月23日

ロープ穴などの処理

まずは写真を見て下さい。
先日施工した「お肉屋さん」のテント内側です。
見えるかなぁ、画像中心付近に丸いモノが。また左上側に黒いロープが入っている穴らしきモノが。
今日の話題は、その丸いモノです。

ハトメ

「ハトメ」と呼ばれるもので、金属の輪です。
ロープを通す穴は、生地を丸く打ち抜くのですが、そのままでは弱いので金属で補強するのです。
「ハトメ」は漢字で「鳩目」と書くのですが、まんまるな形が「鳩の目」なんでしょう。
かわいいネーミングです。
でも、「端止め」とも。これは機能を表した表記ですね。用途が良くわかります。

生地に取り付ける前はこうなってます。

アイレット

箱の仕切を境に2種類の「輪」があります。黄金色ですが「金」じゃないんです(あたりまえ)真鍮(しんちゅう)製です。
また、道具らしきモノもあります。左にある道具が生地に穴をあける『ポンチ」革細工でも使いますね。
右にある二つが「打ち具」で、この二つで一組です。
「ハトメ」は生地の片方から「凸状」の輪を差し込み、平たい輪を「凸」に通して、「打ち具の臼状の方=打ち台」に乗せ、「打ち具の棒状の方=打ち棒」を輪に差し込んで、ハンマーで叩きます。
すると、凸部が「打ち棒」の付け根のカーブに沿って外側にめくれて、平たい輪の方を固定して出来上がりです。

普段、何でもない作業ですが、こうして文字で表そうとすると大変です。
それが「職人の技」なのかもしれません、なかなか言葉では伝えられないって事です。

ちなみに「ハトメ」は英語で「アイレット(eyelet)です。
アイレットの方がテント屋業界ではポピュラーかもしれません。
でも、英和辞書で初めて引いてみました。
New Conciseでは

eyelet 名詞
ひも通し穴、はと目穴、はと目金(はと目穴補強の)、飾り穴(刺繍の)//のぞき穴
とありました。
eyeは「目」で良いとして、letは?させる(使役)とか、貸すとかの意味じゃおかしいので、もっと調べると
「身に付ける輪』つまりアームレットとかブレスレットのレット、という意味があったので、これを採用!
eyeletは「目輪」。
まあまあ意味の分かる単語構造ですね。


2006年02月21日

防炎物品のラベル

「防炎」って知っていますか?
詳しくは日本防炎協会のサイトを御覧下さい。
簡単に言うと、燃えても炎が出ない=他に延焼しにくい状態。
テントやシートに使う生地も、特殊な加工をして「防炎」状態にしています。
消防法で防炎性能を有した物品の使用が義務付けられている場所で、
「防炎物品」ある事を示すのが、「防炎ラベル(防炎物品ラベル)」です。

防炎ラベル

写真は「工事用シート」に表示するタイプのラベルです。
建築現場のシート(白いシートや緑のネット状のシート)には、このラベルが無くてはダメです。
また、不特定多数の人が集まる場所の「じゅうたん」「カーテン」「ロールスクリーン」等も同様に「防炎物品」が必須です。
それぞれ製品別にラベルのデザインや形状が異なっています。
街で探してみて下さい、多くは「裾」の部分に張られていたり、縫い付けてあったりします。

テント屋業界では、「防炎ラベル(防炎物品ラベル)」は、個々の業者が「防炎製品縫製業者」として、総務省消防庁に登録し個別の「登録者番号」を付与され、防炎表示を行っています。
(写真のラベルに入っている番号は、有限会社 鳴海テントの個別な登録者番号で、この世に唯一の番号です)
是非、テント屋選びの際の「判断材料」の一つにして下さいね。

2006年02月20日

重厚なカーテン

今日の施工です。
壁一面のヒダヒダのカーテンです。
深いギャザーと頭部の「トリム」が重厚感を出しています。
古い「貸しホール」ですが、リニューアル工事中。
カラオケや社交ダンスに使われている様です。

トリム

トリムは、カーテン上部のレールやランナーを隠し、重厚で豪華な雰囲気を醸し出す装飾です。
通常はカーテンボックスの前面に取り付けます。
この現場ではエアコンの室内ユニットがあるために、トリムに切り欠きを設けています。
ちょっと複雑な構造になっています。
こんな、ちょっと面倒臭そうなカーテン工事、鳴海テントが承ります。

2006年02月17日

あっちが見える「壁」

施工例です。
前出の粉体を扱う工場です。
二階建てになっているプラント。下にはグレーのキャンバスで作ったホッパー(じょうご)が見えます。

透明壁

二階部分を覆う透明な膜体が見えますでしょうか。
舞い上がる粉体を押さえるために「壁」を作るのですが、不透明な材料では見通しが効かず、作業安全上支障があります。
そこで透明な塩化ビニールフィルムです。
透明ならばガラスでも良さそうですが、ガラスは重くもろい素材です。
大きな面を覆う場合、アルミサッシの様に頑丈な「枠」が必要になります。
また、万が一割れた場合、階下の人に怪我を負わせる可能性もあります。
透明塩化ビニール膜ならその心配はありません。
それに、とても安価で形も自由に加工できます。

明るく、清潔で安全な作業環境づくりに、軽くて安価な「塩ビ膜体」が貢献致します。
ご相談は鳴海テントへどうぞ

2006年02月16日

ワンチャン達のお風呂場

今日の施工は神奈川県厚木市でした。
ホームセンター内に新規オープンするペットショップ。
白いカーテンを取付ました。

トリミングルーム

まだまだ工事中ですが、完成するとこの部屋は「トリミングルーム」になります。
カーテンの奥は、ペット達のお風呂場です。
水に濡れても大丈夫で、汚れても一拭きで綺麗になり、丈夫で安価な生地と言う事で、使ったのは「ターポリン」です。
基布に塩化ビニールをラミネートした生地で(生地の製造法に関しての詳しい事はこちら)しなやかで丈夫で安価です。
街中の工事現場で足場を覆っている白いシートと同じ素材なので、とっても頑丈なんです。
普通のカーテン生地より重い事と、少し手荒に扱われる事も考慮して、カーテンレールも家庭用より丈夫な「工事用レール」と呼ばれる品を使いました。

カーテンも用途・目的に合わせて色々な素材を使います。
鳴海テントにご相談いただければ、適材適所の素材でお造り致します。
家庭用の普通のカーテン(あなたの窓にピッタリのオーダー加工)も扱ってま〜す。
よろしく!

2006年02月15日

二酸化炭素排出削減の方法

今日は暖かい、いや暑い位の一日でした。
寒い冬の今シーズン「地球温暖化」という言葉が何処か行ってしまった感がありますが、温室効果ガスの二酸化炭素は増えているのです。
今朝、朝刊の記事に目がとまりました。
石油を「がぶ飲み」しているイメージのアメリカで二酸化炭素排出削減に取り組む動きの特集。
下の写真をクリックして読んで下さい。読売新聞2006年2月15日付の1面です。

読売新聞06年2月15日

記事中写真の下、赤い線を引いた部分にこうあります。
「夏は日差しをカットし、冬は日差しが差し込む(ひさし)」
たったこれだけですが、この「ひさし」は、まさに「可動オーニング」の事ではないか、と思ったのです。
太陽光発電で太陽のエネルギーを利用するのも良い事ですが、「遮る」と「取り入れる」事で太陽のエネルギーを上手に使う「可動オーニング」も、充分立派な「対策」だと思います。

住まいを装い、生活に潤いを与えながら、環境を守り、省エネ・省コストに繋げて、それを両立させられる「可動オーニング」
ご相談は鳴海テントで承ります。

2006年02月14日

ガンバレ!お肉屋さん

今日の施工は、近所の「お肉屋さん」でした。
店頭のテントの生地張替と日除け前垂れの交換でした。
まずは、完成後の写真から。
扱っているのが、鮮度が命の精肉なので、日光の直射を避けるため丈の長い「日除け前垂れ」付きです。
太陽の動きに合わせて移動できるように、フレームの軒に「コの字」に針金を張り、何処にでも掛けられる様にしています。

肉屋1

次の写真は、工事途中に古い生地を外し、フレームを再塗装したところです。
午前10時過ぎでしたが、店の中の冷ケースにまで直射日光が届いています。

肉屋2

そして、生地を張込み終わり、「日除け前垂れ」も取り付けた後の店内です。
冷ケースも手前の棚も全部が日陰に入っています。
時刻は、正午少し前でした。

肉屋3

「テント」の日除効果がお分かりになりましたか?
曇りの日の時などは、「日除け前垂れ」を外してしまっておけば、店の中もよく見えます。

でも、最近は、このような「対面量り売り」の肉屋さんを見かけなくなっていませんか?
特に、単独店舗の「お肉屋さん」が少なく、スーパーでパック入りの肉を買う事が多いです。
「ちょっと多めだけどいい?」「これ(コロッケ)おまけね」なんて会話をしながらの買い物も楽しい。
それに、「ベーコンを固まりで」って注文を言えるのも良いです。
ガンバレ!お肉屋さん。
店頭を彩るテントは「鳴海テント」が承ります。

2006年02月13日

こちらも曲面のヒサシ型

過去の施工例です。
曲面を持つヒサシ型のテント
スーパーの駐車スペース上屋です。大型のパネルバンが入るため軒が高くなってます。

駐車場上屋

壁からの張り出しが大きいので、先端を吊り棒で壁から吊っています。
壁側だけで固定する「片持ち型」では荷重に耐えられないが、用途(駐車場)から先端に柱を立てられない。
そのため、吊り構造の採用です。
曲面形状のため、強風でもキャンバスがバタバタする事がありません。
雪が載っても、じっと耐えます。

2006年02月12日

十割蕎麦の味

先週木曜日に浅草に出かけたわけは、これ。

蕎麦打ち

手打ち蕎麦。
実は、「鳴海テント」は、浅草を活動本拠にしている異業種交流会「一木会」に所属しています。
月1回第1木曜日に定例会を持つのですが、2月は第2木曜日の9日でした。
今回のテーマは5月施行の「会社法」についての勉強会と「蕎麦打ち」でした。
蕎麦は、会のメンバーの手打ち十割蕎麦。その他メンバーは食するだけの楽しい定例会でした。
何故「さいたま市」の鳴海テントが浅草の異業種交流会に参加しているのか?
それは、数年前に講釈師「真打 神田鯉風 師」(当時二ッ目神田陽之助)と出逢い、不義理を重ねながらお付き合を続けたところ、師が、かの異業種交流会に参加していて「とても為になる会で、毎回楽しい」とおっしゃるので、参加いたしました。(ちなみに鯉風 師は、先代 神田山陽 師の孫弟子且つ日本講談協会々長 神田松鯉 師の一番最初のお弟子さんです。)
「講釈師、見て来た様な嘘を言い」と申しますが、嘘の無い良い会です。
この異業種交流会にご興味をお持ちの方、「鳴海テント」までお問い合わせ下さい。常時会員拡大月間ですので。
また、前出の神田鯉風 師と師匠の神田松鯉 師の「師弟親子会」が2月18日に行われます。
当日、所用で関東を離れておりますので、ここにお越しでお時間の合う方、是非聴きに行ってみて下さい。
鯉風 師のサイトに最新情報が載っていない様なので、師からのメールを転記します。
興味をお持ちの方は「続き」を御覧下さい。以下、鯉風師のメール転記です。

日頃から何かとお世話に成っております、愛しのあ〜た様へ 
皆さま、2/18(土)は・・・、
「第三回 松鯉・鯉風親子会」ですよ。

年に一度だけ興行致します、師匠と弟子とのガチンコ勝負!「松鯉・鯉風 親子会」。
芸暦三十六年目の師匠・神田松鯉(かんだ しょうり/日本講談協会々長)と、
その一番最初の弟子・神田 鯉風(芸暦十六年目)とが互いに遠慮無しで繰り広げます、
好評の師弟対決もお陰さまで三度目の興行を行う事と成りました。

今回の鯉風の対決ネタは・・・、
まず「山内一豊の妻」。今年の大河ドラマの根多ですね。
   高知城の天守閣にて橋本高知県知事の御前で読んで以来ですから、約一年ぶりの再演です。

もう一席は、「中国講談・西遊記〜通天河の段」。ドラマの視聴率も高いとか・・、こちらも再演です。
   日本各地で鯉風が読みまわっております、ご存じドタバタ講談。国がデカイだけに嘘もデカイです。

師匠・松鯉も弟子の伸びた鼻を圧し折るため、「古典の鬼」の異名に相応しい二席のネタを用意中です。

今回の前座は、神田 きらり が復帰でございます。

御来場、お待ちいたしております。

講談たっぷり「第三回 松鯉・鯉風親子会」

  (日  時)  平成 18年 2月 18日 (土)
      午後5時半開場/6時開演〜9時ごろ終演の予定

  (会  場)  毎度お馴染み 演芸場「お江戸広小路亭」
               東京都台東区上野1−20−10    03-3833-1789

           JR「御徒町駅」北口から徒歩約3分/東京メトロ「上野広小路駅」A4出口すぐそば
           都営地下鉄「上野御徒町駅」A4出口すぐそば/松坂屋の目の前/イケバワカリマス         

  (木 戸 銭) 前売り&ご予約・・・・¥2000   当日・・・・¥2200  全席自由

メールご予約は、yohnosuke@mx4.ttcn.ne.jp までどうぞ

  (出  演)  神田 松鯉(講談二席) 神田 鯉風(講談二席)
             神田 きらり(講談一席)

皆様方に高座からお会い出来ます事を、心から楽しみに致しております。

                               講釈師 神田鯉風 拝
                               yohnosuke@mx4.ttcn.ne.jp

2006年02月11日

糸へんに逢うで縫うとは、これ如何に

糸と糸が出逢い絡まって「縫製」になります。
特に上下2本の糸で縫うミシン縫製は、まさに出逢いと絡まり。
今日は、その主役の「糸」

ミシン糸

生地の色に合わせて何種類かの色糸を用意しています。
たくさんの「単糸」を合わせた撚り糸です。
写真の糸は「ビニロン」の糸です。
昔、綿の防水布を使っていた頃は「綿糸」を使っていた様ですが、耐久性と発色の良さで合成繊維の糸を使います。
「ビニロン」は吸湿性が高い繊維ですが、吸湿(吸水)性が低い「ポリエステル」で、撥水処理をした糸が、熱溶着のできないファブリック(織物)系のテント生地縫製用に使われるようです。

糸の太さは「番手」で表します。
数字が大きい程細くなります。8番より20番の方が細いのです。
生地の厚さや加わる荷重、形態の複雑さ等で最適な太さを選んで使います。

2006年02月10日

とっても微妙で繊細な、あのライン

過去の施工例です。
工場か倉庫の跡を使った「ペットオークション会場」でのテント工事です。
大きな建物の左右に設置しました。
雨の時は雨除け、真夏のピーカン時には日除、そして軒に下がっている透明ビニールカーテンで、木枯らしの時の寒さ除け。
一石二鳥ならぬ一石三鳥とでも申しましょうか。重宝な代物です。

ペットオークション全景

見ていただきたいのは断面形状。
端部を拡大してみましょう。

ペットオークションアップ

屋根の傾斜が直線ではなく、微妙に曲線なのが分かるでしょうか?
屋根が平面ではなく、大きな円弧の曲面になっているのです。
直線の方が、フレームも生地も加工手間が少なくて済むのです。
なのに、何故わざわざ曲線(曲面)にするのか。
理由があります。
その1、曲面にする事によって小さい傾斜角度(緩い勾配)でも雨水が溜まらずに流れる。
その2、曲面にする事によって、風による生地のバタつきが起こらない。
その3、曲面にする事によって、柔軟感が生まれ圧倒される感じが薄れる。
その4、積雪の荷重を円弧両端で支える事になり、天井面がへこむ事を防ぐ。
生地を張込む時、どんなにテンション(張力)を掛けても風でのハタメキを押さえる事はできません。
二次元(平面)の張力では膜面に直角の力に対抗できないのです。
でも、少しだけ曲面にすると、生地端部に張力を掛けるだけで、三次元的に「張る」のです。
この事が、わずかな傾斜でも水が流れる事につながります。
また、フレームのアーチ形状は、水力発電所のアーチ型ダムでお馴染みなように小さな材料で大きな力に耐える形状です。
アーチの両端をしっかり作り固定すれば、相当の荷重に耐えます。

手間がかかる構造の様ですが、実は、生地に「あおり止め」の細工をする必要も無く、フレームの部材もひとまわり小さいもので大丈夫なので、全体を軽量化できて建物への取付ストレスも減らせますし、第一、取付工事の労力を節約できます。

曲面構造はテントの得意種目です。
鳴海テントでは、可能な場合は極力曲面を使うようにしています。
それが、テント屋とお客様双方のメリット(利益)になると信じているからです。


2006年02月09日

街角で見つけた7

「街角で見つけた」では、街の綺麗でオシャレで面白いテントや看板などをご紹介。
弊社施工ではないのが残念ですが、皆様のご参考になれば幸いです。
キャンバスで創る素敵な空間を御覧下さい。

今日撮って来ました。関東では珍しい「ガイロ式テント(ガイロテント)」の例です。
西日本に多く、「ガイロ」も西日本での呼び名なのか、こちらでは「すべり出しテント」とも呼びます。
可動式オーニングの仲間ですが、写真は収納している形。
数本のワイヤーを張って、そこにテント生地がぶら下がって左右に開閉するのです。
このテントは、写真にもあるように浅草の仲見世です。

ガイロテント

仲見世といえば、テント屋業界ではネタになるものがあります。
それが次の写真

仲見世列柱

むき出しの鉄骨が並んでます。
宝蔵門前、伝法院脇ですが柱の羅列。何故これが?
実は、冬の現在は撤去されているのですが、梅雨以降はここに小屋組(屋根型)の鉄骨が加えられて、そこに電動式の可動オーニングがずら〜っと並びます。
昔は、真夏の日差しを避けるために「よしず」を張ったのですが、そのかわりに現在は電動オーニングです。
毎年、雨も少なく日差しも柔らかいこの季節に全部を撤去。
綺麗にメンテナンスして、再度取り付ける。
常に良い状態を保つ為の様です。
上の写真の「ガイロテント」は仲見世を横切る路地に付いています。
仲見世のオーニングと一緒に、真夏の参詣者を強い陽射しから守っているのでしょう。

でも、何故、今日浅草に行ったのか。
なかなか深い訳がありますので、その事については、またの機会にお話し致しましょう。


2006年02月08日

でっかい逆さズボン?

まずは、昨日の雨漏りの修理
樋から漏れていたのではなく、テントの先端のスカートが、風で乱れて樋から外れたのが原因でした。
漏れどころか、樋に入るはずの雨水が全て落ちていたとの事。
通風を考えてスカートを貼付けなかったのがいけなかったのです。
しっかり接着剤で固定しました。

布シュート

ついでに、この工場に納めた過去の品を撮ってきました。
上の写真の真ん中、人が絞っている灰色のモノが、なんか逆さまの「ズボン」に見えません?
このプラントは、上から「粉体」が二本のパイプを通って落ちて来るのですが、その最後の部分を「キャンバス」で作ったのです。
元々その部分はステンレスの「ホッパー(じょうご)」だったのですが、粉体が湿気を帯びて内側にこびり付くトラブルが多発でした。
柔らかいキャンバス製に替えた事で、こびり付きが無くなり製品の歩留りが向上し、メンテナンスも楽になったそうです。
素材は平岡織染ウルトラマックスを使っています。
この素材は表面にフッ素コーティング加工がされています。
フッ素面が湿気を含んだ弱アルカリ性の粉体に耐久性があり、また付着しにくい為にこの工場では随所に使っています。
ただ、その効果の為にフッ素面の「表」を内側にしています。
つまり、写真の灰色の生地は、実は裏面が見えているのです(内側はシルバーです)
シート生地素材のちょっと風変わりな使い方の例です。

柔らかいキャンバスは、どんな形にも加工できます。
狭い空間に多くの機械や配管を配置せざるをえない工場内プラント。
キャンバス製のアタッチメントが不可能を可能に変える事ができるかもしれません。
鳴海テントにご相談下されば、良い解決策を見つけられるかもしれません。

2006年02月07日

修理に行かなきゃ

今日の「さいたま」は、真っ白な朝
今シーズン二度目の積雪になってしまった。
前にエントリーした「敷地の隙間埋めテント」の内部写真です。

倉庫内側

「積雪の無い関東地方なら問題ない構造」でしたが、今日、お客様から「樋から雨が漏れてる」とのご連絡。
おそらく、樋の中に雪が溜まり、傾斜の緩い樋のジョイントから少しずつ漏れているのではなかろうか。
とにかく乾燥しないと防水処理ができないので、明日行ってみる事にさせていただいた。
雨漏りは申し開きのできないトラブル。
もしかしたら落ち葉などのゴミも溜まっているかもしれないので、掃除も一緒に行う予定。
真摯に対応いたします。

2006年02月06日

再北限の施工現場

弊社の歴史的写真です。
1989年の写真なので、17年前になります。

二戸現場

現在の「八戸自動車道」が、まだまだ建設途中の頃
二戸(二戸は確か岩手県だったと思います)地内の工事現場です。
写真の鉄骨上屋の膜体を製作・施工しました。
大手の道路建設会社からの依頼でした。
鉄骨部分は、その建設会社製です。
膜体は、鉄骨と一緒に現地に運ばれ、我々は東北新幹線に乗り、当時の終点盛岡から在来線で二戸駅まで行き、現地事務所の方に迎えに来てもらいました。
現場は、山の奥の奥でした。
現地の「鳶職」と一緒に鉄骨上を歩いて張り込みをしました。
この上屋は、道路工事現場での作業用車両のメンテナンス基地だそうです。
八戸自動車道の工事が終了後は、広島に運ばれて使われると話していました。
おそらく今では「廃棄物」となって、何処かの最終処分場の地下に眠っていると思います。

創業44年目の弊社ですが、この現場が「再北限施工現場」です。
作業後には、泊まった宿(この宿が、瀬戸内寂聴さんの天台寺近くで寂聴さんの事を宿の人がたくさん話してくれました)で、ご主人が一升瓶を抱えて来て、我々と酒盛りになるという、とても牧歌的な仕事だった事を記憶しています。

2006年02月05日

ナイロンジャンパーにネーム入れ

昨年11月の「コラボさいたま2005」で、ブース要員のユニフォームとして用意した蛍光グリーンのナイロンジャンパーです。

名入れユニフォーム

最初はユニフォーム屋に頼もうと思ったが、名入れ料金が高いのと時間も無かったので、近所のディスカウントストアで一着500円の品を買い込んだ。
ネーム無しでも仕方無いと思っていたが、試しにとテントの文字に使うマーキングフィルムを加工して、背中と胸にロゴを貼った。
会期の三日間だけ保てば良いと思ったのだが、終了後も営業時とか現場での作業時に度々着ていて汚れてしまったので、ダメになるのを覚悟して洗ってみた。
そしたら、剥がれる事なく貼付いていた。
その後も使い続けていて、もう五回程洗濯機でゴロゴロ洗っているが一向に剥がれる気配がない。

そこで、ナイロンジャンパーへの名入れも、鳴海テントで承ります。
ジャンパーはご用意下さい。
写真の様な、安い品で大丈夫です。
と言うか、この安いタイプ以外への貼付けは経験が無いので可能かどうか分かりません。
プリントで名入れするには少ない数をお使いの方、一枚から承ります。
詳しくはメールで鳴海テントまでお問い合わせ下さい。

2006年02月04日

大宮のイタリアンダイニングバー

施工例です。
大宮駅東口にあるイタリアンダイニングバーで、店舗の改装に合わせて手動式オーニングの生地張替をしました。

カンパネッロ

元々手動式オーニングが設置されていたのですが、外壁面全体を変更するので、一度全体を取り外しました。
ブラケット(取付用金具)まで全部です。
そして再び新たな生地を仕込んで同じ位置に取り付けしました。
現場での作業は新規工事に比べ、撤去を行ったので手数が多くなったのですが、一度工場に持ち帰った事で、隅の隅まで清掃できて、全く新品同様になりました。

お店の名前は「CAMPANELLO(カンパネッロ)」
大宮駅の東口で、銀座通りと旧中山道を繋ぐ「路地」であるウエストサイドストリートにあります。
落ち着いた雰囲気のお店で、ゆっくり食事とお酒が楽しめます。
ランチも充実してますよ。
さいたま市周辺の皆様!オイシイ料理とお酒、そして全く新品のオーニングを是非一度お試し下さい。

2006年02月03日

道具3(ちょきちょきチョッキン)

基本中の基本な道具を忘れていました。
ハサミです。
生地を裁断する為の手道具、これが無きゃ始まりません。

ハサミ

上の二丁(ハサミは一丁二丁と数えます)が「裁ちバサミ(ラシャバサミ)」
生地の裁断を行うハサミです。
良く見る典型的な形でしょう。別名は「洋ばさみ」
「洋」と呼ばれるからには「和」があるのか。
下の二丁が「和ばさみ(にぎりばさみ)」です。
もっぱら、ミシンの手元で糸を切るために使っています。
明治の文明開化で、西洋の道具や技術が日本に入るまで、ハサミと言えば「和ばさみ」しかなかったそうです。
つまり、和裁の仕事場では反物を裁断するのも、この「和ばさみ」の巨大ヴァージョンでやっていたそうです。
ここで理科の勉強を思い出して下さい。
「てこの原理」ってありましたね。「てこ」には、力点・支点・作用点があり、支点からの距離によって作用点に加わる力が変わるという奴です。
「洋ばさみ」はヘソのような支点の両側に力点であるグリップ、作用点の刃があるので、握る力より大きな力で生地を切って行きます。
しかし、「和ばさみ」は、作用点の刃の次に力を入れる力点、そして端に支点があります。
ピンセットと同じ構造で、握る力より刃に加わる力は小さくなる代わりに繊細な作業をする事が出来ます。
しかし、これでは「和裁」で生地を切るのは結構大変な作業だったのではないでしょうか?

今では「自動裁断機」なる機械もありますが、やはり基本は手道具での手仕事だと信じております。
小規模なテント屋の場合、このような手道具での作業がほとんどなのです。
でも、小よく大を制す。
大きいものだって作れますよ。

2006年02月02日

ガンバレ!お風呂屋さん

今日の施工です。
後ろに煙突、入口には入母屋(いりもや)のヒサシ。
昔ながらのお風呂屋さん(銭湯)です。
写真右手の緑色のテントを張り替えしました。

銭湯

今でも営業している銭湯です。
夕方になるとお年寄りを中心に開店を待っているそうです。
最盛期には旧大宮市内に30軒以上の銭湯が有ったそうですが、今では数軒残すのみ。
今日張り替えたテントが付いている部分は、今は戸板を立ててしまっていますが、以前は子供相手のおもちゃや文房具を置いて売っていたそうです。
おそらく、親子連れで来て風呂上がりに、お父さんが「おもちゃ買ってやろう」とか、お母さんが「今日のうちに鉛筆買っておきましょ」なんてシーンがあったのでしょう。
私も幼い頃、母の自転車に乗せられて銭湯に通った記憶があります。
また、高校生の時、運動部の夏合宿でチームメイトと学校近くの銭湯に行った事もありました。
見知らぬ「オヤジ」に、銭湯の入り方(マナー)を教えられたものです。
この銭湯も、高齢な女性(いわゆるおばあちゃん)が切り盛りしているとの事。
出来るだけ永く営業を続けて欲しいと思いました。

この銭湯の奥、写真右手の奥に「武蔵一宮 大宮氷川神社」が鎮座しています。
そんな古き良き雰囲気の残る街なので、「お風呂屋さん」も残っているのでしょう。

2006年02月01日

可動オーニングの近未来形?

昨年の3月、「第1回国際オーニングフェア」が東京ビッグサイトで開催されました。
その時、とあるメーカーのブースに展示されていた可動式オーニングです。

写真の上にあるタイプは、前枠が真ん中で折れて「への字」になっています。
収納されている時や、張り出している途中では、下のタイプの様に真っ直ぐですが、開いた後に真ん中が折れます。
この長所は、雨が手前に落ちずに両サイドに流れる事です。
多くの場合、人の動線はテントの前からまっすぐに建物に入ります。
でも、手前に傾斜していると建物に入る前に雨水の「滝」をくぐらなければならない。
大きな欠点でした。前枠に雨樋を付けたりしますが、あまり大きな樋は付けられないので大雨ではダメ。
また、樋に汚れが溜まるのも問題でした。

よし、この製品買った!
でも、まだプロトタイプ(試作)段階だそうです。
強度等超えなければならない壁が有るそうです。

今年の「第2回国際オーニングフェア」に実用化モデルが出るのかって?
残念ながら今年「第2回国際オーニングフェア」は開催されません。
そのかわり、「建築・建材展2006」の中の「オーニング&エクステリア ゾーン」として、各社の製品が展示されます。
我々施工業者も勉強のために見に行きます。
第35回店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2006」も同時開催なので、是非会場でお会いしましょう。