メイン

2006年12月30日

勘亭流手書き銘木看板

木の看板です。
事情により、急に無店舗経営に移行した「酒屋さん」のご自宅に設置しました。

無垢の木の板に、手書きで文字を入れた品です。
近い将来、新しいお店を構える際に、この看板を移設できるよう「おさえ金具」で取り付けました。
また、年月が経つにつれ木の色が変わり、時の流れが見えるように木は素地のまま、何も表面処理をしていないので、何年か経つと独特な「枯れ色」になり、重厚さを増すと思います。
文字は、漆に似た性質の塗料を使っていますので、耐久性が強くなってます。
書体は歌舞伎の看板に使われる「勘亭流」
江戸時代に、現在の「中村勘三郎(前の中村勘九郎)」の家の始祖が、歌舞伎用の文字として「勘亭」と号する職人に考案させたデザイン性の高い文字です。
その伝統は現在の平成の世まで受け継がれ、東京の歌舞伎座、名古屋の御園座など各地の歌舞伎の看板、番組表で使われます。
パソコンのフォントにも「勘亭流」がありますが、手書きは、それぞれのお店や看板に合った字体を自由に作れる(ただし、伝統の手法は踏襲します)事が特徴です。

あなたのお店に「たったひとつ」の、手書き看板。
伝統があり、縁起の良い文字である「勘亭流」で作ってみませんか?
お問い合わせは鳴海テントまで。

看板は大きくてちょっと無理だなぁ、という皆様に
こんな品もございます。

携帯電話のストラップにもなる小さな木札です。
こちらも上の看板と同じように、無垢の木に手で書いています。
お名前や屋号、町名などをお入れしています。
両面に入れる事も可能です。
プレゼントやお店の販売促進グッズとしていかがでしょう?
こちらのお問い合わせも鳴海テントで承っております。

2006年10月15日

木綿のバッグ、親子?

今日は、納品例というか、これから「商品」になるかも、という品です。
「木綿のバッグ」
9号と呼ばれる比較的厚手の「綿帆布」で作るバッグです。
トラックシートに使う「綿帆布」と違い、防水などの後加工を施していない生地です。
「生機(キバタ)」と言います。
色も、素材そのままの「生成り色」です。

このままでは、なんの変哲も無いプレーンなバッグですが
今後、このプレーンバッグに色々な施しをして「商品」にしていこうと思ってます。
数多くの試行錯誤が必要と思いますが、完成した暁にはこのサイトでお披露目したいと思います。
その日が遠くないことを祈念いたしまして、今日は失礼いたします。

秋晴れのこの頃、行楽日和でもあり、紅葉狩りも始まっているようです。
この週末、どこかにお出かけになりましたか?
お出かけの時に持っていけるような素敵なバッグに仕上げたいと思います。

2006年10月13日

トラックが雨宿りします

先日の施工です。
まず、全体写真をどうぞ。

ちょっと分かりづらいですので、別角度で。

このアングルなら分かりやすいでしょうか。
倉庫の荷捌きスペースの上屋テントです。
間口が20m、奥行きは2トントラックが入る寸法です。
軒高も、一番背の高いトラック(地上高3.8m)が入るため3.9mあります。
雨水を受ける「雨樋」も、先端の上部についています。

内部の様子。

アイボリーの生地なので、太陽の光を程よく通します。
天気の良い日中は、照明が不要な明るさが確保できます。

毎日の倉庫での荷役作業。
雨や雪の降る日も有ります。
そんな時に荷物と人を守るテント。
こんなサイズのテントも鳴海テントにご用命下さい。
お客さまの使い勝手に合うサイズと形状をご提案いたします。

2006年09月20日

しあわせの黄色いシート2

先日納品した品です。
以前のエントリー「しあわせの黄色い、シート?」を御覧いただいてご注文頂いた品です。

軽トラックにお使いとのことです。
メールでお問い合わせいただき、車の写真を送っていただいたり、荷台のフックの位置を測っていただきました。
お近くのお客さまでしたらお寄りいただくか、当方がお伺いして採寸するのですが、遠方からのご注文でしたのでお手数をおかけいたしました。
愛知県からのご注文でした。
完成品は「宅配便」にてお送りいたしました。
配送できるものであれば、全国どこからのご注文でもお受けいたします。
施工が必要な物件に関しては、弊社のネットワークの中で対応できる場合は喜んで承ります。
なにかあったら是非一度、鳴海テントにご相談下さい。
不在のときも多々ありますので、最初のお声がけはメールにていただけると幸いです。

画面の右上に「お天気予報」を設置しました。
御覧いただいている皆様のお近くの天気予報を表示しております。

また、台風が日本列島を狙っているようです。
13号台風で被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
14号台風にも十分注意いたしましょう。

2006年09月18日

ほどほどで修理しましょう

すっかり弊社の定番になりつつある「跳び箱の再生」です。
まずは完成品。
真っ白な帆布に包まれ、きれいに鋲も打たれて気持ちの良い姿です。
保育園用なので小さく、乗用車の後部座席に載せて納品です。

このように綺麗な姿を取り戻す前は、こんな姿でした。

jumpbox2.jpg

すごく痛々しい。
鞍の面が全て「ガムテープ」。
多分、鞍の生地が破れてしまったので補修をしたのでしょう。
でも、このガムテープ補修が中に入っている「綿」を痛めてしまっているのです。
確かに布がほころび始めると、子どもが指を突っ込んで怪我をしてしまうかもしれません。
保育士の方々の心配も分かります。
そんな時は鳴海テントにご連絡
写真のように綺麗な姿に戻して差し上げます。
しっかりした「帆布」で、しっかりした加工で、このあと永くお使い頂ける「跳び箱」に再生いたします。

2006年08月23日

とび箱再生事業

2月のエントリーと同様の「とび箱」の修理でした。
出来上がって納める寸前の姿です。
真っ白なキャンバスで包まれて、気持ちの良い手触りです。

しかし、持ち込まれて来た時の姿はこれ。

ガムテープの補修跡が痛々しい。
特に赤テープが。
のせてある白い布が、張り替えに使う「生機(きばた)」の生地です。

このとび箱も裏の購入年を見ると「昭和60年」
既に20年を超えて使われているのです。
今回、きれいに仕上がったので、まだまだ使えます。
でも、ガムテープ補修では子ども達がケガをしてしまうかもしれません。
傷が付いたらお早めに鳴海テントへお問い合わせ下さい。
道具の寿命を延ばすお手伝いをさせていただきます。

2006年08月05日

テント張替で様変わり

今日の施工です。
まずは完成した姿から。

倉庫の前の荷捌きスペースにかかっているテントです。
今日は土曜日でお客さまは休業日。
普段は、このテントの下で倉庫から出した品物をトラックに積んでいるのです。
しかし、この張替を行う前はこんな姿でした。

6月28日夜の「ヒョウ」の被害です。
相当に劣化して弱くなっていた生地は、パチンコ玉級のヒョウに蜂の巣のように撃たれました。
「綺羅星の如く」を通り越した状態でした。
今日の午前9時まではこの姿で、作業を始めて6時間後、午後3時には上の写真のように完成です。
フレームの再塗装も行ってます。

お店や工場の休業日の1日だけで、すっかり綺麗に様変わりします。
あなたのお店や工場、倉庫のテント、すっかりすっきりさせてみませんか?
翌日、従業員さんたちが出社した時、その変わり映えにビックリすること請け合いです。
ましてや、立ち寄るお客さまおや。

テント張替工事は鳴海テントへご用命ください。

2006年07月29日

オーター加工のメリット

2トントラック用のシートです。
半分に畳んだ状態です。
画像の下側、ハトメが打ってある所が、荷台の下のロープ掛け(ダボー)の面になります。

ハトメの間隔が等間隔では無いのがお分かりでしょうか?
決して間違ったのでは有りません。
トラックの荷台外側に有る「ロープ掛け」は、等間隔には付いていないんです。
しかも、車種によって、または同じ車種でも荷台のサイズや形状、材質によって位置が異なっています。
オーダー加工でお受けする時には、この「ロープ掛け」の位置も採寸します。
その荷台に合った位置にハトメを打つ為です。
また、お客様の使い勝手をお聞きして、「ロープ掛け」以外の場所にハトメを打つ事も有ります。
大量生産の既製品ではこのような事はできません。

あなたの「愛車」にピッタリのシートをお作りになりたいならば
鳴海テントにご用命下さい。
弊社専用駐車場で、ゆっくり確実に採寸し、ぴたっとフィットするシートをお作りします。
大型のダンプトラックも入れますのでご安心下さい。
4トンロングのトラックも悠々大丈夫です。
お待ちしております。

2006年07月24日

長引く梅雨なので

本日納めた品です。
タコが着る「雨合羽」?
真ん中の穴から「頭」出して、八本の足はレインコートの下
ってことあるわけ無いでしょ!

ある基礎屋さんからのご発注。
直径の違う「鋼管杭」の溶接作業時に使う「雨除け」です。
設置と撤収が短時間で簡単に出来るのが第一条件。
しかも径の違う杭に対応しなくてはいけない、と言う事でお客様と知恵を出し合った形です。
ポリエステル帆布と面ファスナー(マジックテープとかベルクロ、共に製品名)で対応しています。
実際は、もう一つ小さなパーツがあって、組み合わせて使いますが、そちらは「企業秘密」
今回、11組納めました。
半端な数だって?
1組は「先行試作品」として納めたのです。
「完成品」が10組で計11組となりました。

こんな「研究開発型」(すこし大袈裟ですが)な製品は、鳴海テントにご用命
お客様と頭を付き合わせて考えます。

2006年07月17日

深紅の大優勝旗じゃなく

一昨日納めた品です。
製作途中の縫製場での姿です。
当然「優勝旗」ではなく、トラック用シートです。

以前に「幸せの黄色いシート」がありましたが、今回は「真っ赤」
受注の経緯はこうです。
弊社は幹線道路(旧国道16号線、現県道さいたま春日部線)に面しているので、時折飛び込みでのお客様がみえます。
その日も「トラックのシートを補修するものが有るそうですが」とお寄りいただきました。
シート生地に粘着材を塗布した「補修用テープ」をお出しして、3mお買い上げいただきました。お会計を終えた後「トラックのシートって作ってくれるの?」との問いでしたので、「車を測らせていただいてオーダーで作っています」とお答えしました。
「じゃあ御願したい、車はそこの道を入った突き当たりの駐車場にあるから」
お客様は、すぐ近くに車を置いている「運送屋さん」でした。
「で、生地の色ってどんなの?」と。
「普通はグリーンとシルバー、それに自衛隊のOD色ですね」
「真っ赤とかは?」
「カラー帆布を使えば赤もできますよ、ただ、少しお高くなりますが」
「いくら位?」
「だいたいこの位で(と金額を伝える)」
「じゃあ、その赤で」
と言う事で、「真っ赤なトラックシート」の誕生になりました。
4t車のロングボデー、しかも「アオリ」が80センチある「大柄な」トラックの荷台をスッポリ覆うシートです。
イタリアンレッドに近い「真っ赤」なシートを纏ったトラックが走っていたら、たぶんこのお客様の車です。
後ろの車が興奮して追いかけたり、頭突きをしたりしなければ良いのですが・・・・・。

そうそう「深紅の大優勝旗」と言えば夏の甲子園。
母校が県予選で、一昨日初戦突破しました。
40年前は甲子園常連の「古豪」ですが、最近は全くダメ。
今日、試合がある日でしたが、雨で中止かな?ちょっと調べてみましょう。

参考資料
使用生地 平岡織染 ウルトラマックス U-13

2006年07月14日

特別注文の工具ホルダー

昨日納めた品です。
腰のベルトに付ける「工具ホルダー」です。

ご注文は、「ガスボンベカバー」もご注文いただいたお客様。
「工具ホルダー」は、ホームセンターで既製品が大量に売られていますが、実際に使う工具を入れると「帯に短し襷に長し」の如く、しっくりしなかったそうです。
そこで、使う工具をお預かりして型紙を起こしての製作でした。
既製品はナイロンの布製か革製が多い様ですが、テント屋が作るのでシルバーのポリエステル帆布を使いました。
長距離トラックの荷台などに使われる素材です。

全部で20個つくりました。
今日から現場の職人さんが腰に付けて使う事でしょう。

注文服さながらの「オーダー加工」でした。
使い勝手を第一に優先する「職人」に皆さん。
自分だけの「道具」を。自分だけの「入れ物」で使ってみませんか?
こんなご注文にも鳴海テントはお応えしています。

2006年07月11日

幼稚園の2階で張替

今日の施工です。

幼稚園の旧園舎2階ベランダのテントでした。
現在は写真右側のタイル壁の建物が園舎です。
テントが付いている建物は「物置」として使われている様ですが、先月末の「雹(ひょう)」で傷付いたので生地張替でした。

地面から見上げるとこの風景。
2連の梯子を使っての作業でした。
作業中、大粒の雨がパラパラ降りましたが、なんとか空は大泣きせずに堪えてくれました。

恒例(?)の内部写真。
右側の建物とテントの関係を御覧下さい。
建物の軒が、テントにかぶっているのがお分かりでしょうか?
このテントは壁面に付いているのではなく、軒下に入り込んだ形になっています。
この形だと「シリコンコーキング」などのシール材による雨仕舞は不要です。
外壁を伝って来た雨は、そのままテントの生地に落ちて流れます。
シール材を使わないので「大粒の雨がパラパラ」しても余裕で作業できました。

作業中、隣の建物の中から幼稚園の授業の音が良く聞こえました。
ちょうど音楽だったようで、「ピアニカ(先生はメロディアンって言ってた)」での演奏。
最初はディズニーナンバーで「ミッキーマウスマーチ」
そして次は、なんと「史上最大の作戦」のテーマ。
幼稚園生が演奏するような曲じゃないなぁ、と思いつつ、一諸に口笛を合わせてしまっていました。
ちょっと楽しい現場でした。

2006年07月10日

カヴァー

先日納めた品です。
一見、ゴルフのキャディーバッグの様な雰囲気。

ご発注いただいたのは、ある基礎工事会社様。
現場では鋼管杭の施工を行っています。
鋼管杭は、一定長の杭を次々と溶接で繋いで長い杭を作りながら地中に下ろします。
その溶接や切断には「ガス溶接・溶断」を用います。
酸素とアセチレンガスで強い炎を作って鉄を溶かすのです。
ガスは、高圧充填されているので、直射日光や作業の熱を極力避けたい。
そこで「ボンベカバー」となりました。
写真は、背が低いので「アセチレンガス」用でしょう。
上からも下からも開けられる「頭合わせ」のファスナーを付けています。

こんな使用勝手に沿った、オリジナルなカバーも弊社の仕事です。
様々な「カヴァー」は、鳴海テントにご相談下さい。

2006年07月06日

操縦席のレザー張替

納めた品です。
おそらく建設機械等の操縦席だと思います。
黒いレザーの張り替えでした。
納品の為に、軽乗用車の後部荷物スペースに乗せたところです。

この品は、座席部分だけ取り外して持ち込まれました。
その時は、背も、座もビリビリ破けていました。
ドイツ語とおぼしきロゴが入ったレザー生地でしたので、ドイツ製の機械でしょうか。
これ、とても重いのです。
抱えてやっと持ち上げられる位の重さ。
使っている鋼板が厚いのと、座の高さを上下する機構が複雑で武骨な造りの為だと思います。
やはりドイツ製でしょう。厚くて重くて頑丈。

今、何処かの職場でオペレーターさんを乗せて、せっせと「働く車」の一部として頑張っていると思います。

こんな、レザー張替も承ります。
鳴海テントまでお問い合わせ下さいませ。

2006年07月04日

テント倉庫の緊急補修

先月28日の夜、さいたま市では「ヒョウ」が降りました。
瞬く間に暗くなった空から、大きいものでビー玉、小さいのはパチンコ玉のヒョウが、強風に吹かれて水平に飛んでいました。
家の窓ガラスに、まるで石礫(いしつぶて)を投げられている様な、凄い音がしました。
埼玉県北部の熊谷市ではピンポン球級のヒョウが降ったそうで、車のボディーもへこんだとのこと。
それに比べればまだ良かったのですが、久しぶりのヒョウにびっくりしました。

その翌日、現場での取付作業中、携帯電話に「昨日のヒョウでテント倉庫の屋根に穴があいてしまった。すぐ補修して欲しい」とのコール。
現場を確認に行くと。

この状態でした。
このテント倉庫は設置から15年を経過。
破損した部分は、倉庫内の「明かり取り」の為に「透光性生地」を使った部分でした。
「透光性生地」は、樹脂が透明なので、樹脂自身も中の基布も紫外線の影響を受けやすく、劣化が早いという短所を持っています。
経年劣化で樹脂や基布の強度が極端に落ちていたところに、ヒョウで穴があき、そこに出入り口から突風が吹き込んだので、風の力が穴のあいた屋根へ向かって一気に破損させた様です。
根本的な解決は、全体の張替ですが、会社の稟議も通さねばならないし、加工を急いでも相当の日数が掛かります。
そこで、帆布の原反を使って破損部分の補修を行いました。

これが完成の姿です。
まだまだ丈夫な部分と同じシルバーの帆布を使い、テント・シート生地用の接着剤とシール材を使って、破損している部分を覆います。
生地巾だけでは重なりが出来ないので、あらかじめ巾継をして、1.3m巾にしておきました(生地巾は約1m)
それを棟木から軒まで接着です。「屋根の上のバイオリン弾き」ならぬ「屋根の上のシート貼り」です。
補修用生地の1枚の長さは5m、6か所有るので合計30m分の接着でした。
丸1日要しましたが、施工の翌日にも「夕立ち」がありました。
緊急の補修ですが、雨漏りは無かった様です。

この現場は、全体の張替の見積依頼をいただきました。
過去に施工した物件については、可能な限りケアを行います。
「テント倉庫」「シートハウス」のご用命も鳴海テントまでどうぞ。

2006年05月19日

クラゲじゃないよ、カバーだよ。

今日、納めた品です。
透明ビニールで作った「カバー」
大きさは、横30センチ、奥行き40センチ、高さ40センチ。
角にファスナーを付けています。

透明カバー

ある基礎工事会社からの御依頼品。
屋外の施工現場でつかう計測機器のカバーです。
雨に濡らしてはいけない機器で、しかも表示面が良く見えるように、そして操作する時は正面を開けたい。
その要望がこんな形になりました。
この後すぐに工事現場にデヴューする事でしょう。

でも、この写真「クラゲ」に似ている。
昔、「魚貝の図鑑」に出ていた「クラゲ」の絵にそっくり。
「ちょうちんくらげ」っていったかな?四角いクラゲ。
定かではありませんが。(アンドンクラゲが正解、2006.5.23加筆)
でも、「クラゲ」は漢字では「海月」と書きます。
船から見下ろす丸いクラゲは、海という「空」に浮かぶ「月」。
なんと風流な、でも刺されると痛い、しかし、食べると美味しい。

参考資料
使用生地 塩化ビニール透明フィルム(0.3mm厚) ビスロンファスナー#10(白)

2006年05月18日

アメリカ製の生地で

先日、お持ち込みの材料を縫製して、キャンピングカーのサイドオーニングをお作りしたお客様からの御依頼で、新たに、ストライプ生地のサイドオーニングを作りました。

4577-1

ブルーが基調のストライプ柄。
この生地はアメリカ製、残念ながら国産品にはこの手の柄が無いのです。
今回は、お客様の方でアメリカの業者さんから、直接輸入した材料を支給していただきました。

4577-2

前の加工では、樹脂製のブッシングを縫い付けた、車体側レールへの挿入部分を、生地に太いロープを縫い込む方法にしてみました。
ロープの径を替えて、お客様におねがいして試験していただき、フィットする太さを決めました。
固めの樹脂ではなく比較的柔らかいロープなので収納時にコンパクトにたためると思います。

今回使った生地は、コットン調のファブリックで、アメリカのSunbrella社の製品です。
日本国内にも在庫が用意されていますので、いつでも必要な分だけ調達が可能です。
ウエストコーストの真っ青な海と空に似合う鮮やかなストライプ。
他にも色々な色や柄の生地があります。
鳴海テントにご相談いただければ、このアメリカ製の生地を使ったテント・オーニングを、あなたのお好みの生地で、世界でひとつの「パーソナルフルオーダー」で加工致します。
是非ご用命下さい。

参考資料
使用生地 Sunbrella STYLE4577


2006年05月13日

しあわせの黄色い、シート?

昨日納品した品です。
鮮やかな黄色がまぶしい。

まっ黄色のシートですが、トラックの荷台用としてのご注文でした。
トラックのシートと言うと、普通はOD色(オリーブドラフ)やグリーンが主流で、最近はシルバーも有ります。
昔は(今もかな?)通運色と言って、ペリカン便の日本通運をはじめとする「通運グループ」が、車体もシートも「オレンジ(俗に通運色、通運オレンジ)」を使っていました。
今回の様な「カナリアイエロー」のご注文は珍しいです。
しかし、トラックの荷台が華やかになって良いかもしれません。

やっぱり黄色は開運と、そして「幸せ」の色ですから。
幸せを包み、運ぶ、「しあわせの黄色いシート」は、鳴海テントにご用命下さい

参考資料
使用生地 平岡染織 ウルトラマックス U-11

2006年05月09日

のっぺらぼう、でもテントです。

今日の施工です。
どこがテントかよく見て下さい。

生地壁1

ちょっと明るいベージュ色の部分がテントです。
四角で真っ平らです。
壁です。

生地壁2

これがアップです。
真ん中が少し膨らんで見えるのは広角レンズの歪みです。
実際は角が直角な長方形。

ここは、とある飲食チェーンのお店の裏。
表からの写真なら「あぁ、あのお店」と分かっていただけますが、今日は「匿名」
建物の裏に有る、スタッフの出入り口、そう勝手口です。
テントの壁の中には大きな「下駄箱」があります。
雨を避ける空間を得る為に「壁」を作ったのです。
既存の建物の改装なのですが、本体にはあまり手を入れないようで、「壁」も本格的な建築ではなく、さっと出来るテントが選ばれた様です。
実際、フレームに生地を張込んだ状態で現場に搬入したので、取付作業時間は30分弱。
たったそれだけで「壁」完成です。
大工仕事では、そんな早業は望めません。
テント仕事のひとつの「長所」です。とにかく施工が早いのです。

参考資料
使用生地 テイジン アクベス 5508FP

2006年05月07日

商店街の広告幕

過去の施工例です。
大宮駅東口の商店街です。
色々なお店の、それぞれ個性が発揮されている大型バナーです。
すべて、ターポリン生地にインクジェットでプリントした品です。

ウエストサイドバナー

このバナー設置には二つの目的があります。
ひとつは、純粋に各店舗の「広告」として、お客様を呼び込む目的。
もうひとつは、放置自転車への対策です。
バナーを設置している部分は、ビルの壁面のため自転車が数多くとめられていました。
中には放置されているものも多かった様です。
バリケードを置く方法もありますが、商店街に殺伐とした風景はマイナスと言う事で、「広告」兼用のバナー設置でした。
現在は、ビルの一部改装があり、場所が少し移動しています。
それぞれのバナーを照らす照明も加えて、商店街の明るさもアップしています。

迷惑防止と販売促進の一石二鳥な取り組みでした。

この商店街は、JR大宮駅東口の「ウエストサイドストリート」
駅から「氷川神社」や大宮アルディージャのホーム「大宮公園サッカー場」への便利な近道でもあります。
道の両側に飲食店やファッションのお店、カラオケが並んでいます。
道が狭いので自動車が入れません。
なので、ゆっくりと歩きながら楽しめる道です。

大宮に来る機会がありましたらお立ち寄り下さい。

2006年05月02日

キャンピングカーのテント

昨日納品した品物です。
Airstreamというアメリカンヴィンテージトレーラーハウスのオーナーさんが、
車体の側面で使うテント(サイドオーニング)として、お手持ちの材料での縫製の御依頼でした。

サイドオーニング1

ブルーのフライシートに白い樹脂製の「芯」の縫い付けです。
「芯」が分厚いので縫えないかもしれないと思いましたが、やってみなくては分からないので早速試し縫いをしました。
すると、ちゃんと縫製できたのでお預かりしました。案ずるより生むが易しです。

サイドオーニング2

生地巾全体に「芯」を縫い付けて完成です。
この「芯」を車体側に付いている「レール」に差し込んで使用するとのこと。
明日からのゴールデンウイーク後半に、トレーラーハウスを牽引してお出かけだそうです。
お天気に恵まれると良いですね。

「あ〜した天気にな〜ぁれ」
うん、下駄がちゃんと上を向いてる。大丈夫!きっと晴れです。

弊社も明日3日から7日までお休みをいただきます。
「CANVAS&AWNING Cafe」は、連休中も少しだけ更新するかも。です。
それでは、皆様、良い連休後半をお楽しみ下さい。

2006年04月21日

長蛇の寝袋?

今日の縫製場の完成品です。
とても細長い品物。
長さは約6mあります。

布筒

写真奥の方が直径100ミリ、手前が直径300ミリの筒状です。
工場内でプラントとプラントを繋ぐ役目を担います。
筒の中を、生成途中の製品が流れるのです。
布でできている「ダクト」とでも申しましょうか。
もし、金属製でこのようなテーパー(先端と末端で直径が異なる形状)のかかったダクトを作ったら。どの位の費用がかかるのでしょう?
布(ポリエステル帆布)なら、安価でできます。
また、設置時に経路上に障害物があっても、少しなら曲げて取り付けられます。
やわらか素材の長所です。
堅い金属製では融通が効きません。

これも鳴海テントの仕事なんです。

素材データ
使用生地 平岡染織 ウルトラマックス U-21(シルバー)

2006年04月15日

木綿のハンカチーフ、いやシート。

珍しく、綿帆布のシートの注文が入りました。
何故珍しいかと言うと、最近はシートと言えばポリエステル基布に塩化ビニールを含浸(がんしん)させた「ポリエステル帆布」が、ほとんどだからです。
軽く丈夫で長持ちなポリエステル帆布なので、綿帆布が負けるのもしかたありません。

写真左が綿帆布、右がポリエステル帆布です。
共に「OD色(オリーブドラフ色)」いわゆる自衛隊色とか国防色と言われる色です。
生地は裁断した後、巾継をする為にミシンの懐に入る大きさに畳みます。
あとはひたすらミシン縫製での加工です。

ハトメも打って仕上がりました。

綿帆布は、重くて、湿ったまま畳んでしまうとカビが生えるし、防水は「防水液」を表面に塗布して実現しているので一定期間を経るとだんだん防水性が低下してしまうなど短所が多いのですが、今回ご注文いただいたお客様には綿帆布を選択する理由がありました。
ひとつは、角の鋭い荷を積むお客様。
ポリエステル帆布は、全体的には丈夫ですが、鋭利なモノに当たるとぽちっと穴があいてしまうのです。
その点、厚手の綿帆布は尖ったものが当たってもなかなか突き抜けないのです。
二つ目は、高温のアスファルト合材を積むお客様です。
表面が塩化ビニールのポリエステル帆布では、アスファルトの高温で樹脂が柔らかくなり、アスファルトがこびり付いてしまうのです。
綿帆布ならば、こびり付きは無く快適に使えるのです。
他にも、綿帆布には適度な「通気性」があるので、蒸れてしまうのを嫌う「青果」や「生花」を扱う方にもお使いいただいています。
過去には「医療用酸素ボンベ」を運ぶお客様にもお使いいただきました。
ポリエステル帆布だと、夏の高温時に積荷のボンベが過熱して圧力が上がり、緊急弁が開いてしまうのだそうです。綿帆布だと繊維の厚みの断熱性と、適度の通気性で過熱が押さえられるとか。

天然素材の「綿」なので、廃棄時にも「可燃物」として焼却処理もできます。
また、キャンバスとは、もともと綿生地の事なのです。
天然由来という点で、バッグや帽子に使われるのも、この綿帆布の薄手生地です。
自然から戴く素材も上手に活かして使っていきたいものです。

素材データ
使用生地 綿帆布(平岡染織 スリーダイヤ)9号 OD色


2006年04月04日

応急処置

今日の朝「テントに穴があいちゃったの」との電話を受けました。
ここ数日、強い風の日だったので風で破損か?
早速、行ってみました。
見事にあいた大きな穴。
設置から十数年経過しているので、経年劣化と紫外線劣化で生地の強度が著しく低下していました。
指でも穴があいてしまう程。

応急処置1

何故あいてしまったか、というと、このテントの上にアームライトが有り、電球が切れたのでお店の旦那さんが脚立に乗って交換した時に、つい足を載せてしまったとの事。
強度が充分な時なら、片足くらい何でもないのですが、既に紙の様になっている生地はひとたまりも無く破れた様です。
でも、この真下には、このお店の商品が並んでいるのです。
ここは「魚屋さん」です。
運悪く、明日の天気予報は「雨」
応急処置をせざるを得ません。

応急処置2

穴に、大きな別生地を掛けて塞ぎます。
急だったので同じ色の生地が無く(例え有っても経年変化で色あせが激しいので・・・・)
違う色の生地となってしまいました。
普通、テント生地用の専用接着剤を使いますが、それは表面の「塩ビ」層を溶剤で溶かして融着させるのですが、今回は劣化が激しく、「塩ビ」の層がほとんど無くなっているので接着効果が期待できません。
そこで、いつもは雨仕舞に使うシール材の「シリコンコーキング」を接着剤代わりに使いました。
これで「穴くべ応急処置」完了。

とはいってもあくまでも「応急」です。
このお店も、生地全体の「張替」のお見積をさせていただきます。

でも、足をテントに突っ込んでしまったけど、お客様に怪我が無くて良かったです。

2006年03月31日

年度末だから

今日の作業です。
地元の自治会から、役員の「札」の御依頼です。
年度が新しくなると、色々な役が代わります。
既に役員札は有るのですが、汚れたり壊れたり、中には盗まれたりで足らなくなっているのです。
この年度末に、不足分や新設分を作ります。

役員札

材料は、ベース板が「アルミ複合板」文字はマーキングフィルムの切り文字貼りです。
比較的安価に出来るので、汚れたら即新調、と言う感じで作らせていただいています。

桜が満開!
移動中の車の窓から、色々な場所の「桜」を楽しんでいます。
今日は、国立市の「一橋大学」前の大学通の桜が綺麗でした。
明日は「花見」に行く予定、数年ぶりに本格的花見をします。楽しみだなぁ。

2006年03月26日

リメイクして第二の人生

今日の作業です。
お客様の「花屋さん」が、排気ガス規制の為にまだまだ調子の良いトラックを手放しました。
そのトラックには、鉢物をたくさん積む為にしっかりとした「棚」の付いた幌が荷台に載っていました。
最近では、鉢物の扱い量も減っているのと、ディーゼル車で規制に遭ってしまったので今度はガソリン車でということで、少し小さめのトラックになりました。
でも、「幌」がもったいない。
ということで「幌」をリメイク(長さと高さを縮めた)して、新しいトラックにのせました。

幌

とにかく頑丈な作りのフレームなので重い重い。
古いトラックから降ろすのも、新車に載せるのも人力ではとてもとても無理です。
そこで、かの「短いリーチの」クレーン登場。
今日は、自社駐車場で仕事です。
写真は改造後のフレームを新車に乗せたところです。
このあと、壁と天井に「断熱材」を貼ってから、やはり既存品を改造した生地を掛けて完成です。

電気製品の「PSEマーク」が話題になっています。
安全や環境保全も大切ですが、中古品を活かしたり古い品を大事にずっと使っていく事が困難になってしまう、のも考えものです。
当社でも、まだまだ使えるクレーン付きトラックを排ガス規制で手放した事がありました。
複雑な気持ちです。
でも、テントやシート、幌などは、使える限りは修理して使っていくのも大切です。
捨てれば即「産業廃棄物」ですから。
鳴海テントではテントの「張替」シートの「修理」トラック幌の「張替」「改造」「載せ替え」など承ります。
どうぞご相談下さい。

素材データ
使用生地 ポリエステル帆布 クラレ クラフテルE5 OD色

2006年03月22日

大きな虫かご

今日の現場はここでした。
さいたまスーパーアリーナのメインアリーナで「大きな虫かご」を作りました。
当社のお客様である「店舗企画屋さん」が、イベントでの「カブト虫ブース」製作を依頼され、その時に昨年の「コラボさいたま」での当社ブースを思い出し、木製パネル構造で出来ないかとご相談を受けました。
実際の製作・施工は工務店の大工さんが担当しました。

今回の当社受け持ち部分は、ブース入り口の「透明ビニール幕」でした。
下の写真ですが、少し分かりずらいですね。
会期中、自由に出入りさせたいが、中のカブト虫を逃がすわけにはいかない。
そこで「ストリップドア」と呼ばれる仕組みにしました。
透明ビニールで天井から床まで届く細長い暖簾(のれん)状の幕を作ります。
それを、半分ずつ重ねる形にします。
すると、人が通る時は暖簾(のれん)をかき分ける様に出入りし、通り過ぎたあとは元に戻って開口部を塞ぎます。

余談ですが、幕を施工後、まだ室内で作業の残っている大工さんの為に透明ビニールの「暖簾(のれん)」をたくし上げておきました。
それが下の写真です。
なんかオブジェの様です。
照明を仕込んだりすると綺麗かなって作業しながら考えていました。

今日ブースを施工したイベントは「わいわいペットフェスタ」です。
今週末の土日、25日・26日開催です。
ペットが大好きな皆さん、ペット同伴での入場大歓迎との事ですので行ってみて下さい。
詳しい事は「わいわいペットフェスタ」のサイトをご参照下さい。

2006年02月27日

修理すればいつまでも使える

こんな依頼がありました。
痛んでしまった「跳び箱」の修理。
幼稚園サイズなので小さくかわいらしい跳び箱です。
上に載せているのが1mの物差しなので大きさが分かると思います。

跳び箱1

生地が破れてしまっているのと、中の「あんこ」がへたってしまっているので、あんこを追加しなくてはいけません。
といっても「小豆のあんこ」じゃありません、ウレタン等を詰めます。
そして、新しい生地で包んで出来上がりです。
「あんこ」だの「包む」だの、まるでお饅頭です(笑)

跳び箱2

何故、テント屋に跳び箱の修理が持ち込まれたのか。
跳び箱の頭を包んでいる生地は、帆布の「生機(きばた)」が使われています。
「生機(きばた)」とは、糸を織っただけの生地の事で、防水等の加工をしていないのです。
昔は「木綿」の生地でしたが、現在は「綿生機」は少ないのでポリエステル帆布の生機を使いました。
切り売りでの仕入れが困難な材料ですが、当社では、他で大量に使う事があり在庫の生地があったのです。
ところで、この「跳び箱」胴体は木製。
現在では、プラスチック製のモノが主流との事。
しかし、木の温もりが子供達に良いと言う事で、修理を繰り返して使っているそうです。
裏に張られている「備品表」を見たら、昭和54年に購入した品物とありました。
27年前の品、その頃にこの跳び箱で遊んでいた「子供達」は親となり、もしかしたらその子供が同じ跳び箱を使っているかもしれません。
一つのモノを手当てしながら永く使い続ける。
一番簡単で効果のある「環境保全」「地球温暖化防止」かもしれません。

生地を使った品物の「修理」
鳴海テントで出来る品も多いと思います。
「こんなモノの修理はできますか?」とお問い合わせ下さい。
手持ちの材料と道具で可能な品は、喜んで修理致します。

2006年02月25日

横浜ベイスターズ本拠地

怪我をしない様にと、祈りを込めた以前のエントリーで紹介した品の取付現場に行ってきました。
港のお星様「横浜ベイスターズ」の横浜スタジアムです。
施工の仕上げ作業を手伝って来ました。

横浜球場バックスクリーン

バックスクリーン下、高さ4mのモンスターフェンス一面に設置されているのが、新型ラバーフェンスです.

鮮やかな「ベイスターズブルー」に塗装され、スポンサーのロゴも入っていました。
全体写真じゃラバーフェンスが良く分からないと思うので、分かりやすい部分のクローズアップを

横浜球場ドア

ドアの部分だと、ラバーフェンスの厚みや表面の様子が分かると思います。
柔らかそうでしょ。
こんなラバーフェンスが、外野から両翼ファウルグラウンドの途中まで覆っています。
28日には、ベイスターズの現役選手達が、新型ラバーフェンスの感触を知るために、実際にぶつかってみたり、打球のクッションを調べたりするそうです。

今シーズン、新型ラバーフェンスで怪我の心配が無くなった選手達が、思いきった素晴らしいプレイを見せてくれると思います。
今年の横浜ベイスターズは眼が離せないかもしれませんよ。


2006年02月20日

重厚なカーテン

今日の施工です。
壁一面のヒダヒダのカーテンです。
深いギャザーと頭部の「トリム」が重厚感を出しています。
古い「貸しホール」ですが、リニューアル工事中。
カラオケや社交ダンスに使われている様です。

トリム

トリムは、カーテン上部のレールやランナーを隠し、重厚で豪華な雰囲気を醸し出す装飾です。
通常はカーテンボックスの前面に取り付けます。
この現場ではエアコンの室内ユニットがあるために、トリムに切り欠きを設けています。
ちょっと複雑な構造になっています。
こんな、ちょっと面倒臭そうなカーテン工事、鳴海テントが承ります。

2006年02月06日

再北限の施工現場

弊社の歴史的写真です。
1989年の写真なので、17年前になります。

二戸現場

現在の「八戸自動車道」が、まだまだ建設途中の頃
二戸(二戸は確か岩手県だったと思います)地内の工事現場です。
写真の鉄骨上屋の膜体を製作・施工しました。
大手の道路建設会社からの依頼でした。
鉄骨部分は、その建設会社製です。
膜体は、鉄骨と一緒に現地に運ばれ、我々は東北新幹線に乗り、当時の終点盛岡から在来線で二戸駅まで行き、現地事務所の方に迎えに来てもらいました。
現場は、山の奥の奥でした。
現地の「鳶職」と一緒に鉄骨上を歩いて張り込みをしました。
この上屋は、道路工事現場での作業用車両のメンテナンス基地だそうです。
八戸自動車道の工事が終了後は、広島に運ばれて使われると話していました。
おそらく今では「廃棄物」となって、何処かの最終処分場の地下に眠っていると思います。

創業44年目の弊社ですが、この現場が「再北限施工現場」です。
作業後には、泊まった宿(この宿が、瀬戸内寂聴さんの天台寺近くで寂聴さんの事を宿の人がたくさん話してくれました)で、ご主人が一升瓶を抱えて来て、我々と酒盛りになるという、とても牧歌的な仕事だった事を記憶しています。

2006年02月05日

ナイロンジャンパーにネーム入れ

昨年11月の「コラボさいたま2005」で、ブース要員のユニフォームとして用意した蛍光グリーンのナイロンジャンパーです。

名入れユニフォーム

最初はユニフォーム屋に頼もうと思ったが、名入れ料金が高いのと時間も無かったので、近所のディスカウントストアで一着500円の品を買い込んだ。
ネーム無しでも仕方無いと思っていたが、試しにとテントの文字に使うマーキングフィルムを加工して、背中と胸にロゴを貼った。
会期の三日間だけ保てば良いと思ったのだが、終了後も営業時とか現場での作業時に度々着ていて汚れてしまったので、ダメになるのを覚悟して洗ってみた。
そしたら、剥がれる事なく貼付いていた。
その後も使い続けていて、もう五回程洗濯機でゴロゴロ洗っているが一向に剥がれる気配がない。

そこで、ナイロンジャンパーへの名入れも、鳴海テントで承ります。
ジャンパーはご用意下さい。
写真の様な、安い品で大丈夫です。
と言うか、この安いタイプ以外への貼付けは経験が無いので可能かどうか分かりません。
プリントで名入れするには少ない数をお使いの方、一枚から承ります。
詳しくはメールで鳴海テントまでお問い合わせ下さい。

2006年01月28日

ダンプトラックの翼

縫製品の例です。
加工したての品、納品寸前の写真です。
で、用途は?

dumpwing.jpg

タイトルの「翼」って何だ?
今度、道を走る「ダンプ」をよく見て下さい。
荷台の両側に細長い枠というか蓋と言うか、そんな物が付いています。
「アオリ」と呼びますが、本来の荷台に付いている鉄製の「アオリ」の上に、こんなシートを張り込んだ「アオリ」が付いています。
これは優れもので、運転席のスイッチ操作によって、まるて翼のように開閉します。
「電動アオリ」とか「パタパタ」と呼んでいます。
砂利や砂を積んだら、シートを掛けなければいけないのですが、背の高いダンプの荷台で大きなシートを掛けたりはずしたりは大変な事。
それで、この電動アオリが出来た様です。
今回、まとめて10台分のご注文でした。
写真は左右セットの1台分。
10台だと、1m巾の生地で70m近く使います。
とても丈夫な「ポリエステル帆布」という素材です。
「シート倉庫(テント倉庫)」でも使う汎用性の高い素材です。

2006年01月20日

怪我をしない様に

今日は作業途中の写真です。
この仕事場は同業の仲間の作業場です。
弊社で直接には加工・施工をしないのですが、段取りや手配で絡んでいる仕事です。
ギザギザの山型ウレタンが見えますが、これは何になるのでしょう?

ラバーフェンス

タイトルが大きなヒントです。
実は、これは野球場の外野フェンスに設置する「ラバーフェンス」です。
設置するのはプロ野球横浜ベイスターズの本拠地、横浜スタジアムです。
今までのラバーフェンスが堅いのと、あのモンスターフェンスの下半分しか設置されていないのを改善する為に、新しい構造のラバーフェンスの設置となったのです。
オフシーズン中に完了しなければならないので今月中が加工のリミットになってます。
来月中旬には現場での設置工事も終わり、居残りキャンプ組が使うのだと思います。
施工現場も入る事ができたら、写真をアップしますが、完成品はシーズン開始後TV中継で見られますが、加工途中はなかなか見られませんよ。
このサイトにアクセスしていただいた方の特権です(笑)

2005年12月21日

これもテントの仲間?

今日も過去の施工例、横に長い物体です。

コンクリートの壁の上にあるカーブのかかった物がテント生地で作ったフェンスです。
壁の向こう側には砂利や砂の置き場が有ります。
手前がレストランなので、威圧感を押さえるため曲面フェンスになりました。
膜体が得意とするフォルムですし、柔らかな感じに仕上がっています。
曲面に当たる風が内側に巻き込んで流れるようで、砂ぼこりの舞い上がりが少ない様です。
写真合成が下手ですが、お許し下さい。クリックで大きな写真になります。

2005年12月20日

マンションの自転車置き場

過去の施工例です。
マンションでの施工なので、「その他」のカテゴリーに入れました。

この現場は、生地の張替でした。
曲面を出せるのはキャンバスが持つ柔らかさ由縁の特徴です。
他の材料では困難です。

<画像クリックで大きな写真を御覧いただけます。>

続きを読む "マンションの自転車置き場" »