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2007年02月08日

お花屋さんのお化粧直し

久しぶりに施工例写真を御覧いただきます。
比較的近所の「お花屋さん」です。
生地が劣化して、大きく破損し強い風に翻弄されていました。
そこで、全面的にテント生地の張り替えを行いました。
まずは正面、JRの駅に向かう県道に面しています。

グリーンを基調にしたいとのご希望。
全体を濃いめのグリーンにして、ロゴの入る部分は明るいグリーン。
文字やイラストは、濃いめのグリーンと、全て同系色でまとめています。
落ち着いた雰囲気になりました。

正面テントの側面は、最寄り駅から住宅地に帰るお客さまの目に一番とまる場所。
また、こちら側に「スーパーマーケット」が有り、夕方などには大勢のお客さまが歩いています。
なので、しっかりとした視認性が欲しい。
この面の文字やイラストは、明度差のある明るい色。しかし真っ白ではなく「アイボリー」
はっきり見やすいけれど、やはり落ち着いた感じにまとまりました。

これは、お隣のスーパーマーケットとの間に有る「路地」に面したテントです。
正面同様の色使いで統一性を出しています。
ロゴが入っている台形のパターンが、本体から少し浮き出す形のフレームになっています。
ちょっとしたアクセントで、お客さまの目にとまりやすくなっています。

施工完了後、テントの下に出されていたお花の中で、こんなのを見つけました。
「チューリップ ピノキオ」
花(鼻)がどんどん長くなって行くのでしょうか?:笑

今回、張り替えの施工をさせていただいたのは、さいたま市西区の指扇駅そば
スーパーマーケットのライフのお隣にある「フローリスト 花あき」様です。
ご家族で経営されている「お花屋さん」
今日は、工事のために外に「お花」を並べていませんでしたが、明日からはキレイになったテントの下に
もっときれいな「お花」が、溢れるように並びます。

参考資料
使用テント生地 クラレ 彩(いろどり)FC 9149F 7017F 文字 Eカルテント ET440 ET150

2007年01月12日

さらなる「日よけ」の為に

東京都内の豆腐屋さんです。
建物の隅切り部分に、電動式の可動オーニングが付いています。
今回は、生地はそのままで取り付け位置を上に移動する工事でした。
打ち合わせ当初は、単純に位置を移動するだけとの事でしたが、夏場の西日が店舗内に入ってしまって困るというお話をお聞きし、一つのご提案をしました。
その結果

何の変哲も無い「可動オーニング」ですが、実は秘密があるのです。
同じ場所の写真ですがこうなります。

そしてついにはこうなります。

お気付きでしょうか?
前枠部分から、白い生地の「フリル」が出てきて、どんどん伸びてます。
「ローリングシェード」と呼ばれる機構で、前枠の中に小さなロールが入っていて、それを出し入れするのです。
こちらのお店でも、低い西日を除けたいのは夏場の一時期だけ。
操作が簡単で、しかも不要な時にはスッキリ収納できる方法としてお使いいただきました。
前枠の交換(標準前枠からローリングシェード前枠に交換)で、この機構をお使いいただけます。
当然、新規の場合は当初から「ローリングシェード仕様」をお選び頂く事ができます。

色々なオプションが用意されています。
鳴海テントにご相談いただければ、現在の不便を解決できるかもしれません。

2006年12月30日

勘亭流手書き銘木看板

木の看板です。
事情により、急に無店舗経営に移行した「酒屋さん」のご自宅に設置しました。

無垢の木の板に、手書きで文字を入れた品です。
近い将来、新しいお店を構える際に、この看板を移設できるよう「おさえ金具」で取り付けました。
また、年月が経つにつれ木の色が変わり、時の流れが見えるように木は素地のまま、何も表面処理をしていないので、何年か経つと独特な「枯れ色」になり、重厚さを増すと思います。
文字は、漆に似た性質の塗料を使っていますので、耐久性が強くなってます。
書体は歌舞伎の看板に使われる「勘亭流」
江戸時代に、現在の「中村勘三郎(前の中村勘九郎)」の家の始祖が、歌舞伎用の文字として「勘亭」と号する職人に考案させたデザイン性の高い文字です。
その伝統は現在の平成の世まで受け継がれ、東京の歌舞伎座、名古屋の御園座など各地の歌舞伎の看板、番組表で使われます。
パソコンのフォントにも「勘亭流」がありますが、手書きは、それぞれのお店や看板に合った字体を自由に作れる(ただし、伝統の手法は踏襲します)事が特徴です。

あなたのお店に「たったひとつ」の、手書き看板。
伝統があり、縁起の良い文字である「勘亭流」で作ってみませんか?
お問い合わせは鳴海テントまで。

看板は大きくてちょっと無理だなぁ、という皆様に
こんな品もございます。

携帯電話のストラップにもなる小さな木札です。
こちらも上の看板と同じように、無垢の木に手で書いています。
お名前や屋号、町名などをお入れしています。
両面に入れる事も可能です。
プレゼントやお店の販売促進グッズとしていかがでしょう?
こちらのお問い合わせも鳴海テントで承っております。

2006年12月06日

これもテント張り替え

久しぶりに施工現場を手順を追って見ていただきます。
約6年前に新規で施工した現場の張替工事でした。

まずは、張り替え前。
こんな姿でした。
軒裏の右側は、少し天井部分を撤去しはじめています。
真ん中右側の脚立は3メートルあります。結構高い所まで手が届きます。

軒裏を全部はずしました。
中には蛍光灯の照明が仕込んであります。

古い生地を全部はがしてしまいました。
ほとんど錆もなく綺麗な状態のフレームでした。
白いペンキで再塗装を行ったところです。
この機会に蛍光灯も全部交換するため取り外しています。

一気に飛んで(笑)
新しい生地がすっぽりかぶりました。
中の蛍光灯も全部交換されて、明るい光に戻っています。
中央のロゴが最初の写真と異なるのがお分かりですか?

完成写真です。
辺りはすっかり真っ暗になってしまいました。
でも、暗くなってからがこのテントの本領発揮。
内蔵している蛍光灯の光で、テント全体が明るく光っています。
正面はくっきり明るく白い面、中央のロゴも綺麗に映えます。
軒下に相当する部分は、アルミパンチングメタル(アルミ板に無数の丸い穴があいているもの)を取り付けているので、正面より明るさが押さえられています。
足下は少し暗くなるのですが、その事が、正面のロゴ面をより一層目立たせる効果になっています。

普通の生地ではこんなに綺麗に明るく光りません。
内照式サインテント専用の、光の拡散性が良く、適度な透光性を持つ生地を使っているから明るくムラのない光で演出できるのです。
夜の長いこれからの季節、あなたのお店を印象的に演出するのは、内照式のサイン(デザイン)テントです。
ご相談は鳴海テントへ

参考資料 使用生地 テイジン ルナシャイン

2006年10月08日

アメリカのBAR?

これも「施工例」です。
まばゆく青く光るネオン。
ルート66は、8.1240384・・・・・、じゃなくて
あの「ROUTE 66」です。
以前、外部の看板の施工をしたライブハウスです。
壁掛けの装飾(時計です)のネオンが割れたので、修理の御依頼でした。
でも、

この壁掛け時計は、アメリカ製のもの。
使われているネオン管が、国内で使われるものと規格が異なっていました。
最初は、同じもので直そうと探しましたが、入手が不可。
加えて、ネオン職人さんも加工に難があると言う事で、国内で使われている普通のネオン管を使いました。
バーカウンター横で、ひときわ輝いています。
ストロボなしでの撮影なので、ちょっと手ブレしていますが、雰囲気たっぷりの景色になりました。

このお店には、以前納めた「toilet」ネオンもあります。
二つ並んだツーショットしましたが、真っ暗ですね。
でも、実際はこんな風に見えるのです。
しかし、営業が始まり、ステージに照明が入ると、そこはもう凄い世界らしいです。
なぜ「らしい」って?
まだ、客として営業中に入った事無いんです。
今度、客として訪れて「ROUTE 66」の下でバーボンでもいただきます。

2006年09月29日

夜のお仕事

看板の設置を夜間工事で行ってきました。
駅の近くなので、昼間は人通りが激しく工事が困難です。
夜間に道路使用許可を取って工事しました。

手もとの照明だけが頼りの作業です。
昼間より能率は下がりますが、緊張でかえって丁寧な仕事になるかもしれません。
ゆったりと時間はたっぷりありますから。
今回の現場で活躍したのがこれ

発電機です。
小さなガソリンエンジンで発電機を回しています。
夜間なのでお客さまの店舗はシャッターが閉まってます。
外壁に使えるコンセントが無いので、電気エネルギー持参の工事でした。
今回借りた「高所作業車」は、ちょうど発電機を置くスペースがありました。
写真の発電機の影に電源ケーブルのリードがあり、発電機につなぐと、ブームの中を通って作業函(バケット)の中にあるコンセントに給電します。
邪魔なケーブルが無いので、快適な仕事ができます。

この現場の「完成形」は、後日、昼間撮った写真を添えてお披露目します。

2006年09月25日

表裏一体じゃない

先週の施工でした。
店舗の固定テントの張替でした。
生地が劣化していて、一部は大きく破損していました。
同じ生地での張替でした。

天気の良い日だったので、張り替えたばかりの生地が太陽の強い光で輝いているようです。
紺地に白文字で、和風の定番配色です。
一見普通の様ですが、この生地はちょっと面白いのです。

同じテントの裏側です。
表は「紺色」でした。この写真でも下端部分は生地を巻き込んでいるので表の面が見えています。
「紺色」でしょう。
でも、上の方を見ると「水色」です。
表と裏で色が異なっているのです。
と言っても「リバーシブル生地」ではありません、表には保護層や紫外線カット層、防汚層などがありますので、表は表として使わなくてはいけません。
では何故?
この色の組み合わせの利点があります。
「紺色」は、濃い色なのでどうしても内部が暗く感じます。
照明をしても、濃い色なので「反射」の効果は望めません。
しかし、「水色」なら、昼間は回り込んでくる太陽の光で明るく感じます。
照明をつける夜も、照明の光に照らされた「水色」の面は明るくなるので、店頭などテントの下も明るく見えます。
「表裏一体じゃない」事がプラスになる例です。
決して「表裏のある奴」と、ののしる事はやめてくださいませ。

テント生地にも色々な「個性」があります。
あなたのお店やお宅、お部屋に一番似合う生地はどれでしょう?
はい、鳴海テントにご相談下さい。お似合いの生地をお探しいたしましょう。

参考資料
使用生地 テイジン パスティ 8328FP

2006年09月19日

球へのマーキングとALCへの取付

先日の施工です。1/4球型テントの張り替えでした。
でも、最初の写真は弊社の縫製場。
張替なら現場作業なんじゃないかって思うでしょ。

何故かというと、この「イラスト」なんです。
球体のテントなので、生地は立体的に縫製されてます。
なので、生地だけでは「球面」にならないのでイラストを切り抜いたマーキングフィルムが貼れないのです。
分かります?平らな面なら床や作業台に広げて作業できるけど、球面に貼るには球面になっていないと駄目なんです。
なので、一度フレームを取り外して作業場内で生地を張って球面を作ってからフィルムを貼ります。

さて、現場です。
このフレームはALCと呼ばれる外壁材でできた壁に取り付けられていました。
ALC用の釘で打たれていたので、一時撤去時にバールで釘を抜いてしまいました。
再取付では同じ場所で固定しなくてはいけないので、今度は「釘」は使えません。
そこで、ALC用のアンカーを使いました。
釘の穴を大きくあけ直して、白い樹脂製のアンカーを入れます。
このアンカーはねじ込んでいくタイプです。ねじ山があってALCに食い込みながらねじ込まれます。

すっかりねじ込んだ状態です。
壁の面と同じところまで入っています。
このアンカーの穴が、ボルトのナット役を果たします。
今回は直径6ミリのボルトを入れます。すると、このアンカーは先ほど細い穴になっているので、入れたボルトで押し広げられてしっかりと固定されるのです。

縫製場で生地を張り込んだまま、生地ごとフレームを持ち上げて固定しました。
一気に再取付完了です。
コーヒーカップのイラストが回り込んでいる球面に貼られているのがよく分かると思います。

完成後の姿です。
明るいオレンジ色が強いポイントとなってお店を引き立てています。
特に今回使った生地は高度の防汚処理がされているハイグレード生地なので、このオレンジ色が長い間まばゆく輝いていることでしょう。

この現場は、「ペイントサインマツモト」様の現場でした。ありがとうございました。

参考資料
使用生地 泉(東レ) クールテントクリーンロイヤル T-6003F
文字フィルム IKC Eカルテント

2006年09月10日

窓は大きな看板スペース

一昨日の施工です。
窓ガラスにマーキングを施して、大きな看板にします。
大型インクジェットプリントで、地色と文字を一緒に出力した一枚物を貼り込む方法も有りますが
今回は、マーキングフィルムを重ねて貼っていく、「伝統的」な方法を採用です。
理由は、後ほど。

まず、地色のフィルムを貼ります。
この部分は濃いめのブルーが地色になります。

地色フィルムを貼り終えたところ。
手前は白地になる部分です。

地色フィルムの上に、ロゴタイプや文字を重ねて貼っていきます。
あらかじめ文字などの形に切り抜いたマーキングフィルムに、
アプリケーションフィルムと呼ぶ「転写フィルム」をかけた上で、貼ります。
アプリケーションフィルムだけ剥がすと、文字などが現れます。

この方法にした理由ですが、第一は発色の良さです。
インクジェットプリントも、年々発色が良くなってきていますが、あくまでも「ドット」の集合でできています。
今回の様に背景に「色ベタ」がある場合、もともとその色でできているマーキングフィルムと比べると発色性の違いが出ます。
また、色の耐光(耐候)性も理由です。
これも、インクジェットプリントの性能が日増しに高くなっています。
しかし、フィルムの樹脂に「顔料」が練り込まれて発色しいるマーキングフィルム自体の色と比べると
まだ色の耐光(耐候)性が低いのがインクジェットプリントです。

しかし、グラデーションの有るデザインや、写真がある場合はインクジェットプリントでの表現がベストです。
「適材適所」それぞれの長所を生かした方法を選択することが、より良い製品をご提供する基本と鳴海テントは考えます。

この現場には、後日に壁面の大型看板を設置予定です。
全ての完了後に全体の画像をご披露したいと思います。

参考資料
使用フィルム 東洋インキ製造 ダイナカル

2006年08月30日

ちょっと考えた看板

タイヤをバーストさせながらもたどり着いた現場
おなじみキャラクターの店舗で看板関係の施工でした。
まずは完成写真。
欄間の部分の看板とフロントサッシのマーキング類、店内のアクリルパネルを作りました。

ショッピングセンターのテナントです。
壁面に看板を付けられないと言う条件だったので、既存のガラスにマーキングフィルムを貼って看板としました。
でも、夜間用に内部照明が欲しい。
そこで、鳴海テントは考えました。
ガラスの内側に「ライトボックス」を付けよう。

これが裏側です。
下端に蝶番を付けた開閉式です。
でも、照明器具は本体側ではなく、フタ側に取り付けてます。
こうすることで、ガラスの内側の掃除もできます。
蛍光灯の交換も低い位置で確実にできます。
店舗のスタッフでも蛍光灯交換作業やガラスの掃除が可能です。
そんな一石二鳥を追い求めました。

他には、このステッカー。
透明な粘着フィルムにシルクスクリーン印刷の多色刷りです。
白い部分があるので普通のインクジェットプリンターではダメなのです。
(パソコンのプリンターも同様ですが、白は紙やフィルム自身の白を使っているのです。)
今は白インクも使うインクジェットプリンターもありますが、白がくっきり出る伝統的手法のシルクスクリーン印刷を選びました。
同系列の営業店にもスタッフの方々が自分達で貼れるようにとの事で、全部で22枚作りました。

そしてこのパネル。
以前は透明アクリルで長方形のパネルの支給品を使いましたが、ここでは弊社で用意した楕円パネルでした。
アクリル板を楕円に切って縁を仕上げます。曲線の仕上げはちょっと面倒です。
そして、インクジェットで透明なフィルムにプリントしたものを、画像輪郭でカットして貼り込みます。
壁面にあけた楕円の窓からの照明で明るく輝きます。
この輝きを背にしてスタッフが、お客さまと契約の手続きや相談をするのです。
「交渉ごとをするときは太陽を背にして行え」
という格言があるそうです。
良いことがあるのでしょうね。これも輝く「太陽」の効果を出すかもしれません。

いろいろな制約の中で、使いやすくメンテナンスしやすい「かたち」を考えます。
あきらめる前に鳴海テントにご相談下さい。経験と知恵で打破してみせます。

2006年08月22日

超速張り替えの理由

今日の施工です。
固定テントの張り替えでした。
作業開始が午前8時半頃、終了が午前10時半過ぎ。2時間強で完了です。

間口が4800mm(2間半強)テントの高さが1400mm 出幅が900mmのサイズです。
古い生地がとても劣化していて、ビリビリ状態でした。
生地を剥がし、フレームの錆落としをした上で、塗装を施し、新しい生地をかけました。
その行程を2時間強で完了させられるのは、塗料に秘密が有ります。

まあ、公然の事なので秘密でもなんでもないのですが、弊社では「超速乾塗料」を使います。
5分ほどで指触乾燥(手で触ってもくっつかなくなる事)します。
そのため、塗装してから新しい生地をかけるまでのアイドルタイムが短縮できるのです。
「時は金也」、また作業時間を極限まで短縮する事は、営業中のお客さまの利益にもなります。

たった数時間でお店や、事務所、お住まいの装いが一変する「超速張り替え」
鳴海テントにご用命下さい
あっという間の「早変わり」をお見せ致します。

2006年08月20日

真っ白なオーニング

今日の施工です。
日曜日でしたが、可動式オーニングの設置工事です。

お客様のご希望で「真っ白」です。
ここは、近日中にオープン予定のお店です。
どんなお店なのかは、オープン後にお邪魔して写真を撮らせていただいてからエントリーします。
この「真っ白」生地をお選びいただいた事とお店とが関連があるようなのです。
後日をお楽しみに。

さて、この機材ですが、「住宅用」に用意されている機種です。
間口寸法が4670ミリ(2間半)まで、アームの長さは2mまでの範囲で設定されてます。
店舗用の機材に比べ、構造を簡易にしたり、巻き上げユニットの機構を簡素化したりして価格を下げています。
今回は店舗への設置でしたが、小規模な店舗や事務所にも適したモデルだと思います。
電動やリモコン仕様もできますので、あなたのお宅にも1台いかがですか?
是非、鳴海テントにご相談下さい

同じモデルで電動仕様を設置したお宅での可動オーニングの動作が見られる動画が有ります。
こちらを御覧下さい。(←クリックして下さいね)

2006年08月18日

現調(現地調査)の旅

昨日17日より、お盆明けの通常営業に戻りました。
今日は、来週と再来週に施工予定の現場をまわりました。
さいたま(大宮)から、東京都町田市に行き、その後千葉県成田市への移動です。

まず、町田市の現場。鶴川という地名です。

古く汚れてしまった「可動式オーニング」です。
間口が12mもあります。従って「電動」です。
今回は生地の張り替えですが、単に張り替えるのではなく。

すぐ近くの「新店舗」へ移設しての張り替えです。
旧店舗では張り替え用の生地加工のために機材のサイズを測ります。
新店舗では、取り付ける壁面の状態を調べました。
その結果、このままでは取り付けが困難と判断。
取付強度を確保するために、下地金物を製作する事にしました。

そして、東名高速と首都高速、東関東自動車道を経由して
成田へ移動です。

来月初めにオープンするショッピングセンターのテナントです。
写真が正面ですが、ここに看板等サインを施します。
ガラスのサイズ、サッシのサイズを測ったり、搬入経路や床の状況等を確認します。

製作前に現場をくまなく測り、状況を把握する事で「ジャストフィット」のテントや看板を作る事ができるのです。
この段階で仕事の半分以上を終えているといっても過言では有りません。
それだけ重要な場面なんです。

今日は、お盆休み明け直後で、まだ休業中の人も多いのか予想より渋滞が少なく快適に短時間で移動できました。
この二件の施工後は、後日のエントリーをお楽しみに。


2006年08月12日

黄金色文字のテント施工しました

8月8日8月10日にエントリーした、「きらきら、ピカピカ、黄金色の文字」を施したテントを施工しました。
昨日施工し、生地の張替えでした。

まずは、可動式(手動)オーニング。
フリルの部分にお店のロゴが入ってます。
えんじ色の艶消し仕上げの生地です。

そして、もう一つは固定式のデザインテント。
両脇に上の可動式オーーニングと同じ色の生地を使った「ヒサシ型テント」を従えています。
このお店の「顔」メインサインの機能を持っています。
夜用に二つの照明も直接取り付けしています。

そして、もう一丁、いや二丁。
側面にも上同様のデザインテント。
この面は、駅からのお客様から正面に見える面。
最も注目度の高い部分です。
で、もう一つは?
写真左側、ヒサシ型テントの下に「バナー」が有るでしょう。
コットン調生地に「黄金色の文字」のバナーです。

近隣のJR駅そばの、某百貨店1Fにあるブース型店舗の花屋さんです。
店舗周りの装飾テントを全部張り替えました。
真夏の太陽に照らされて、「黄金色の文字」は
やっぱり輝いていました。

参考資料
使用生地 
クラレ 彩(いろどり)FC 9120F 9148F
テイジン シャガール EC24
文字フィルム
IKC Eカルテント MX-2(メタリックゴールド)


2006年07月26日

看板面の裏話

昨日の施工です。
晴れ上がった今日と違い、降ったりやんだりのグズグズ梅雨空でした。

このサイトで何度も御覧いただくキャラクターです。
今回は、この「面」の裏側をお見せします。
ここだけですよ、ご内密に。

ちょっとピントが甘いのですが、それは秘密保持の目的だったりして。
まるっきり「固定テント」そのものです。
生地にハトメを打ってロープでかがってテンションをかけています。
フレームはスチールパイプで組んだもの。
街のテント屋ならどこでも製作可能な構造です。
これを、照明の入った本体側に取り付けると、上の写真の看板が出来上がります。
高価な専用フレームや展張金具を必要としないので、コストを下げる事が可能です。
仕上がりは、上の写真の様に遜色有りません。

この現場は、1985年に「つくば科学万博」が開かれた場所のそばでした。
面している道路もその時に作られた、広い道です。
当時、科学好きの私は5回程でかけました。
作業中、この現場の現場監督との雑談で「科学万博懐かしいねぇ」と私が言ったのに、
その監督さんはきょとんとした表情で「いつやったんですか?」との問い。
「1985年だよ」と答えると、「じゃあ3才だったんだ」
それじゃあ記憶の端にも無いよね。
そうか、もう21年も経つんだ。
みなさん「コスモ星丸」憶えていますか?

2006年07月18日

ちょっとヨーロッパの街並?

少し前の施工です。
現場は、ワールドカップ目前のドイツの・・・・・・。
いやいや、東京調布の「つつじヶ丘駅」近くでした。

壁に掛かっている「バナー」です。
今回は「更新工事」

写真の様に、風で翻弄されて傷付いてしまったので、新しいものと交換です。
以前は「ファブリック生地」にシルクスクリーン印刷されていたのですが、今回の更新では「ターポリン生地」にインクジェットプリントに変更です。
写真では分かりませんが、えんじ色の部分には細かい「地模様」が入っています。(古いバナーの写真で少し分かるかな?)
一度に多くの数を作る場合はシルクスクリーン印刷が良いのですが、単品では高コストになってしまいます。
その点、インクジェットプリントは一枚でも低コスト。

このバナーは表裏両面にプリントしています。
ターポリン生地は、光を透過させるので逆光の時に裏の文字が透けてしまいます。
それでは困るので、この場合は「遮光ターポリン」という素材を使います。
白い生地の間に「遮光層」を挟んだ「サンドイッチ構造」です。
その為一枚の生地ですが、光が透けず文字もちゃんと見えます。

「バナー」の製作を承ります。
あなたのお店の「バナー」すり切れていませんか?
痛んだバナーはお店の雰囲気を壊してしまいます。
鳴海テントにご用命下さい。

2006年07月08日

おだんご屋さん張替

二日前の施工でした。
おだんご屋さんです。

ちょっとピントの甘い写真になってしまいました。
(手前の弊社「サブキャリアー=軽トラック」にピントが来てます)
とてもシンプルなレイアウトのテントです。
お店の改装に合わせて張替となりました。

例(?)により、内部の様子です。
朱赤の生地なので、明るく暖かな光がお店に差し込みます。
この「おだんご屋さんチェーン」は、安くて美味しいお団子やいなり寿司を売ってます。
ここのお店は、朝7時と言う早い時間から営業開始。
施工前に採寸をしようと道路の混雑しない朝6時頃に現場に来たら、既にお店の方が「仕込み」をされていてビックリ。
早朝からの作業は大変そうです。
でも、今回のリニューアルで今まで以上にお客様が増えれば良いな、と思います。

2006年07月01日

足して加えて、生まれ変わる。第3話

お話は「第3話」となり、佳境に入って来ました。
まず、テントの完成姿

開店前の状態です。
テントの下に、開口部をスッポリ包む「引幕」があります。
内側にレールを仕込んでありますので、スムーズな開閉ができます。

さあ、開店時間間近。
「引幕」を開けて、「いらっしゃいませモード」です。
今回、波形で色分けされたデザインを採用しましたが、この色分けはどうやっているのか。
全面をインクジェットプリントで作れば、比較的簡単で自由にできます。
しかし、敢えて「色生地の接ぎ合わせ」で作りました。

理由は
1、テント生地の持つ「透光性」を活かして、店頭を明るくした。
(インクジェットプリントでは、インクの透光性が低いので暗くなってしまう)

2、赤系統の多い配色なので、インクより耐光(候)性の高い「生地の色」を使った。
(年々改善されていますが、まだまだ生地の地色(顔料の練り込み)の方が、インクより格段の耐光(候)性の高さを有しています。特に赤系統)

3、テント生地は、汚れ防止の為の特殊表面加工をしているので、生地地色を使った方が汚れにくい。

4、溶剤系インクジェットの場合、UVカットのオーバーラミネートを施すが、加工上ミシン縫製が必須のテントの場合、ミシン穴からの「浸水」等が懸念される。

5、ラミネート不要のプリンターの場合でも、上記3の問題が残る。

6、テント用の特殊配合の樹脂を使うテント生地と異なり、インクジェット用の「ターポリン生地」は、施工時の扱いが難しく、綺麗な仕上げが困難。

以上の様な理由から、色生地の接ぎ合わせで作ったので、テントの内部はこうなってます。

太陽光が、それぞれの色生地を通って来ています。
特に黄色は透光性が高いので、明るい店頭になっています。
手前に写っている照明器具が「紫色」になってますが、これはデジカメの特性の様です。
実際は白いまま見えますよ。

このテントのサイズは、間口12mで、テント本体の高さは3mです。
「薬」の文字のベースの赤い楕円形は、横3.4mで縦1.8mあります。
ちょうど4畳分の大きさです。
店名ロゴも、人の背丈程の大きさの文字でした。
文字の貼り込み作業は、ちょっと大変でした。

参考資料
使用テント生地 ダイニック レガード6000 6007(黄)6008(オレンジ)6009(赤)
使用マーキングフィルム(文字) IKC Eカルテント

2006年06月30日

足して加えて、生まれ変わる。第2話

27日のエントリー「足して加えて、生まれ変わる」の続編です。
いよいよ生地の交換へと進みます。

古い生地を全て撤去して、既存フレームの再塗装を終えた姿です。
設置後13年のテントですが、一部を除き錆も少なく綺麗に塗装できました。
(経年劣化でテントの天井部に穴があいたため、一番下の生地を巻いているパイプは、錆びていたので錆を落して速乾性の防錆塗料で下地調整しました)

翌朝、生地張込み開始です。
建物の屋根に登ると、テント上端の作業に最適。
生地を仮固定して、下ろし広げた所です。
全ての工事が終わった「完結編」は次回のお楽しみに・・・・。

今回の工事は営業を継続しながらなので、短時間ずつ4日間に渡りました。
梅雨なのですが、作業中は雨が降らず、逆に天気が良すぎて気温の高さに苦労しました。
我々が暑さにバテながらの作業中にお店の前では、おなじみ「サトちゃん人形」が、「営業中 工事期間中もやし9円」の看板を携えて、買い物のお客様をお迎えしていました。

2006年06月27日

足して加えて、生まれ変わる

今日のさいたま市は、真夏の太陽が照りつける日でした。
梅雨の期間中に、このような晴天は嬉しいのですが。ちょっと暑すぎ。
灼熱の中での現場です。

今日の作業終了時点の写真です。
店名の入っているテントの下に、新たなフレームが付いているのがお分かりでしょうか。
先週、塗装段階のエントリーをしたフレームです。
このお店の施工前はこんな姿でした。

カマボコ型のテントが付いていました。
このテントも前に施工させていただいたのですが、今回、本体のテント(店名入り)の天井部分が痛んでしまった事と、店舗前面を整理してスッキリさせる為にリニューアル工事となりました。
正面の大きなメインテントのフレームはそのまま使い、カマボコ型テントを撤去した代わりの「売り場」として、間口全部を1。5m前にせり出す「ヒサシ型テント」を追加する計画です。

メインテントの生地下端を外して、むき出しにしたフレームに新しいフレームを加えます。
お店の営業は休まないので、溶接は避けて主にボルト接合で組み立てます。
お客様の増える夕方には作業を止めて、また明日朝から再開です。
明日も「灼熱地獄」との天気予報。
雨に降られるより良いのですが、「てるてる坊主様」の神通力が効き過ぎです。
でも、とりあえず明後日までは雨を降らさないで下さい、てるてる坊主様。

2006年06月22日

今日は「看板屋さん」でした。

今日の施工です。
昨日作っていた「箱文字」を取り付けてきました。

でこぼこした仕上げの壁に貼付け施工です。
凹凸が激しいので、普通の接着剤ではなくデコボコでもしっかりくっつく材料を使用しました。
この角度からの写真だと、文字の厚みがよく分かると思います。
文字の大きさ(高さ)は250ミリ、厚みは15ミリです。
デコボコの壁と合わせて、立体感が豊かなサインになりました。
表面の色は、マーキングフィルムを使っています。
以前は、アクリルや塩ビの「色板」を使いましたが、最近はほとんどマーキングフィルムです。
色が豊富なのと、加工性の良さがメリットです。

お店の正面中央のサインです。
こちらも写真では分かりにくいのですが、激しくデコボコした壁面です。
昨日、加工中の写真で登場した「所」は、アーチ状に配置された文字列の一番右端。
「台所」の「所」です。(見えますか?暗くなっちゃたので写真がイマイチですが)

今回の現場では、テントのお仕事は無く、この箱文字をお店の前面に貼ったのと、ガラス面へのマーキング、そして少し離れた所にあるこのお店の駐車場まわりの看板製作でした。
社名は「鳴海テント」ですが、こうした「看板屋仕事」もやっています。
テントと一諸に「看板」も一新してみませんか?
全部まとめて「鳴海テント」がお請け致します。

2006年06月17日

和風テイストのオーニング

以前の施工です。
可動オーニングの生地張替でした。
JR大宮駅西口の居酒屋さんです。
木を使った「和」のファサードを持つお店です。

ヨーロッパ生まれの「可動オーニング」なので、和風の建物には合わないという先入観をお持ちのお客様が多い様ですが、この現場は「和」を壊さずに上手にまとまっていると思います。
以前に「浅草の伝法院通り」のエントリーをしましたが、生地の色や入れるロゴの形などを工夫する事で、合わないどころか、「和」の雰囲気を高める結果にもなります。
雨除け、日除けという機能と、可動式というこの製品の長所を、是非「和」のシーンでも活かして下さい。
鳴海テントはそんなご相談にもお応え致します。

この現場は、株式会社パムコ様の現場です。
株式会社パムコのサイトへもアクセスしてみて下さい。


2006年06月15日

看板の中身公開

すこし前に施工した看板です。
まずは、加工途中の写真から。

作業場内で組立を終え、内部照明の試験点灯を行っているところです。
ちょっと暗くて分かりにくいですが、既に「面」の生地を張込んであります。
普通の固定テントと同様にロープで編み込んでいて、以前に施工した看板と同じ方式です。
内部はこんな仕組みになっています。

そして施工後の写真です。
看板の上端は「蝶番」で繋がっているので、蛍光灯の交換時は面全体を蓋の様に持ち上げられるので作業が簡単です。
「看板だけど中の仕組みはテント方式」の看板です。

参考資料
表示面プリント使用プリンター 武藤工業(MUTOH) ラミレスグランデ

2006年06月14日

伝統的テントの張替手順

昨日の現場です。
腕木(腕棒)式巻き上げテントの張替工程を御覧いただきます。
40年前は、テント屋の仕事と言えば、この腕木(腕棒)式巻き上げテントがほとんどでした。
今は、アルミフレームのいわゆる「オーニング」をお使いになるお客様が多く、数が少なくなってます。
写真は、張替工程の途中からです。
写真の前段階で、
1、両サイドの腕木(腕棒)を先棒(前棒)からはずす。
2、先棒(前棒)を生地から抜く。
3、生地を巻いたまま元棒(巻取棒)をはずす。
4、生地から元棒(巻取棒)を抜く。
5、地上で、新しい生地に元棒(巻取棒)を挿入し固定する。
6、生地を仮巻きした元棒(巻取棒)を建物に付いている金具と巻取機にかけて固定する。
の工程を済ませています。
それでは、参ります。

仮巻きしていた生地をほどいて垂らします。
まだ先棒(前棒)は入っていません。

横から見た写真です。
生地下端が袋になっています。そこに先棒(前棒)を挿入します。
元棒(巻取棒)も同じ様に袋状に縫製された部分に入っています。

先棒(前棒)を挿入し、左右の腕木(腕棒)をL字型の金具(エルボ)で繋ぎます。
エルボとは、英語のelbow、肘(ひじ)の事です。
腕木(腕棒)を水平にした位置で生地を固定します。
この時、先棒(前棒)は地上から1.5m程の高さ、頭がぶつかってしまいます。
どうするのか?

左右の腕木(腕棒)は伸縮式になっています。
先ほどの水平の位置のまま、腕木(腕棒)を伸ばします。
これで地上から2m弱の高さになり、人が通れるようになりました。
普段、使う時はこの形になります。

前から見た姿です。
先棒(前棒)が微妙に反っているのが分かりますでしょうか?
間口に対して比較的細いパイプを使うので、まっすぐなままでは自重で垂れたり、生地に載る雨水の重さなどで垂れたりします。
パイプ中央が垂れてしまうと、生地がゆるみ、ますます雨が溜まるようになってしまいます。
それを防ぐ為に、パイプを僅かに曲げて反りを付けます。
これをベンド(bend)と呼びます。

腕木(腕棒)を元通りに縮めて生地を巻取って収納です。
伸ばしたままだと、最後まで巻取れません。

これで完成です。
腕木(腕棒)式巻き上げテントは、先棒(前棒)の重さを利用して、地球の重力で開閉し、また生地に張力を与えています。
そして、細い先棒(前棒)の微妙な反り(ベンド)が、綺麗な張りと雨水のスムーズな流れを作ります。
ひとつの「職人技」で、ちゃんとした腕木(腕棒)式巻き上げテントが出来上がります。

腕木(腕棒)式巻き上げテントの新規製作や生地張替。
鳴海テントにご用命いただけば、昔ながらの「職人技」で、張りのあるシャンとしたテントに仕立ます。

参考資料
使用テント生地 テイジン ニューパスティ 8887FP

2006年06月13日

間口の広〜いお花屋さん

今日の施工です。
間口が7メートル以上有るお店に「可動オーニング」の取付でした。

施工前、このお店には2台の「可動オーニング」が並んでいました。
今回、1台で間口全部をカバーしました。
シャッターが閉まっていますが、今日はお店の定休日です。
お休みの1日で、お店の顔が一変しました。

可動式オーニングの長所は、不要な時は収納できる事。
この現場もキャンバスを巻取ってしまえば壁面からの出っ張りが無くなります。

明日から、このミドリ色の「可動オーニング」の下に、可憐で美しいお花がいっぱい並ぶ事でしょう。
梅雨の晴れ間に、庭に植えられた花や木々、ベランダの鉢の中の小さな花に心を向けて愛でるのも良いかもしれません。

参考資料
テント使用生地 クラレ 彩(いろどり)FC 9148F

2006年06月12日

明るいミドリ色のテント

今日の現場です。
生地の張替でした。
新たにお店がオープンする現場です。

とても明るいミドリ色の生地を使いました。
梅雨入りしたと言うのに、朝からピーカンな空でした。
施工完了が正午少し前だったので、太陽が空の真上に有り、テントの前面が強い太陽光でハレーションを起こしています。
ロゴが中央に入っているのですが良く見えません。
アップの写真を用意しました。

文字の色は薄いベージュ色です。
文字の色には悩みました。
ベースの生地が白成分の多いミドリ色なので、濃紺とか黒とか強い色ならば文字はハッキリ見えます。
でも、少し品が無い様な気がしました。
白文字では弱すぎるし、グレーは濃ければ黒と同じ雰囲気になってしまうし、薄ければやはり弱い。
そこで、無彩色から手を引き、淡い有彩色を使う事に決定。
ミドリ色に調和する色相群から「ベージュ」を選びました。
上品な仕上がりだと自負しています。

でも、ピーカンが災いして写真では上手く表現できませんでした。
是非、現物を見て下さい。
このお店はダイニングバーなので気軽に入っていただけると思います。
場所は東武鉄道春日部駅西口
市役所通りに有るボーリング場の裏の道に面しています。
表通りから少し入るので分かりにくいかも知れませんが、是非、探し当てて下さい。

参考資料
使用テント生地 クラレ パロニィFC 5148F
使用フィルム(文字) IKC Eカルテント ET-150

2006年06月10日

てるてる坊主様、ありがとう

今日の施工です。
昨晩に積込み準備をして朝早く出かけた現場です。
「てるてる坊主様」へのお願いが効き、青空の下で気持ち良く作業できました。

「平面型サインテント」を4台取付と写真左端の看板面更新、アームライトの電球交換でした。
このお店の営業開始時間である午前10時までに、なんとか完了できました。
先日施工した、正面のガラスの装飾フィルムと合わせ、今回の「ファサード(店頭)リニューアル」が完成しました。

こちらは正面から撮った写真。
電柱と街路樹が邪魔ですね。特に電柱は不粋に立ってます。
ここは、JR中野駅北口から少し歩いた場所、あの「中野サンプラザ」の北側で、早稲田通り沿いです。
T字路交差点の突き当たりなので、「エンジ色に白文字ロゴ」の「平面型サインテント」が目立ちます。
オシャレな美容室ですので、一度入ってみて下さい。

参考資料
テント使用生地 テイジン シャガール EC17
看板使用フィルム 東洋インキ製造 ダイナカル DC4001(ベース色)

2006年06月08日

万引き除け?ネット

今日の施工です。
茨城県稲取市まで行って来ました。往復の移動時間を含めて16時間もかかってしまいました。帰着は22時、逆算すると出発は、さて何時だったのでしょう。

施工現場はインストア型のドラッグストアです。

「ハト除け」ならぬ「盗難除けネット」です。
営業時間終了後に、写真の様に使います。
本体のスーパーマーケットより早く店じまいをする為に設置しました。
天井にレールを付け、ワイヤーでネットを吊っているので、簡単に開閉できます。

裾は金具で固定します。
ネットはゴルフボール用の「防球ネット」
ゴルフ用の25ミリ目のネットは、様々な素材と加工法で多くの種類があります。
やはり需要が大きいのでしょう。

ネットを固定していた金具は、ネットを開けた時にはたたんでしまいます。
床からの出っ張りがないので、歩く時に邪魔になりません。
けっこう優れた品物です。
これは、船舶で使われる部品で「リングプル」と呼ばれています。
狭い船内で、不要な時はたたんで平にしてしまう、そんな発想の金物だと思います。

参考資料 使用品リスト
カーテンレール 
岡田装飾金物 OSレール Dー30(アルミ)
ネット
中田産業 防球ネット ゴルフ(グリーン)ポリエステル ラッセル2000D×5本 25mm目
床金具
浅野金属工業 リングプル(小)
掛け金具
ワンツースリー Cリンク 6mm

2006年06月07日

またまた徹夜でした

昨晩から今朝早朝にかけて、中野で施工でした。
まず、仕上がった姿をどうぞ。

ガラスに装飾フィルムの貼り込み。
このパターン柄、記憶の良い方は憶えているのではないでしょうか?
今年のはじめ、1月に施工した現場と同じ柄です。
そしてつい最近、先週末に施工した現場でも、同じ柄が見えます。
そうです、これらの現場は同じ美容室チェーンのお店なのです。
このパターン柄は、この美容室のオリジナルデザインです。
とても綺麗で豪華なのですが、貼り込み作業はとっても大変。

今回は若い「貼り職人さん」が頑張ってくれました。

作業終了で帰着したのは午前4時半過ぎ。
さてさて、明日は何処に行くのでしょうか?
さすらいの「テント屋」あっちこっちに出没します。

参考資料 使用素材
中川ケミカル フォグラス Cー16(サンド)


2006年06月03日

完全徹夜作業完了

今日のと言うべきか、昨日のと言うべきか、徹夜作業の現場です。
JR川越駅と西武鉄道本川越駅の間にある商店街の一角でした。

大きなガラスへの装飾シートの貼り込み作業です。
この時すでに時刻は午前3時頃、丑三つ時を過ぎています。
写真の右に見える外部の看板も今回の作業。この時は完了していました。
お店の営業が終わり、お客さんが居なくなった午後10時過ぎに作業開始。
翌朝、街が賑やかになる前に完了させなくてはなりません。

ガラス窓の上に3台のテントを取り付けて、全て完了。
時刻は午前7時でした。
ガラスへの装飾フィルム貼りが5面(正面2面、内部3面)。
外部両側の看板面更新が2台。
外壁面のテント3台が張替でした。
特に外部工事は高所作業車での連続作業。
さすがに疲れました。

参考資料
使用生地 テイジン シャガール EC17
ガラス面装飾フィルム 中川ケミカル フォグラス C-16(サンド)
看板のマーキングフィルム 東洋インキ製造 ダイナカル DC4001(ベース色)


2006年06月01日

早苗色のテント

昨日の現場です。
お米屋さんの建物に付いているテントの張替でした。

早苗色1

上の方にちょこんと2台のテント。
壁の中には大きな「精米機」が入っています。
背が高い機械なので、中は「吹き抜け」です。
精米する時に熱が発生して暑くなるので熱気抜きに窓があります。
でも、雨の時には吹き込んでしまうので窓を開けられない、でもムシムシ暑い。
そこで、雨除けとしてのテントです。
深くかぶっているので強い雨でも窓を全開できます。

早苗色2

施工後に中を覗くと、こんな色の世界です。
お米屋さんだけに「早苗色」
ちょうど今、田んぼの稲はこんな色でしょうか。
この写真で、太い影がフレームのパイプ。
その間に有る細い影が生地の「継目」です。
このテントは間口が2m。
94cmの普通の巾の生地を2枚と少し継いで作っています。
一昨日の現場や、一昨々日の現場のテントにはこの「継目」が無いのです。
お分かりいただけたでしょうか?

お米は日本人の「主食」です。
昨今は消費量が落ちている様ですが、やはり白いご飯を食べるとホッとしませんか?
炊きたての温かいご飯に「生卵」「明太子」「納豆」それからそれから。
でも、本当に美味しいご飯は何も無くても美味しいです。
ほんのり甘くて、噛むと弾力があって、ん〜たまりません。

参考資料
使用生地 クラレ パロニィFC 1140F

2006年05月30日

二日続けて・・・・

今日の施工です。
テントの文字で「なに屋さん」か、ってことは明らか。
スポーツ用品店です。

sankousya1

お店の間口いっぱいのテント。
赤・青・緑と「光の三原色」のラインが目立ちます。
写真左端に少し写っているのが、弊社の「主戦運搬機=メインのトラック」です。
それはさておき、
今日のタイトル「二日続けて」とは何でしょう?
何が続いたのでしょう?
それは次の写真で。

sankousya2

このテントも「継目無し」シームレスなんです。
昨日の現場と同様に艶有りの「広巾」(154cm巾)生地を使いました。
寸法が丁度良いと言う点も有りますが、このテントは光の三原色ラインと横組のロゴどちらも「水平」が強いデザインです。
出来る事なら「垂直」な継目は入れたくない。
そんなデザイン上の理由もありました。

このスポーツ用品屋さんは、地元大宮では「老舗」です。
私が小学生の時の「運動着」は、こちらのお店から。そして中学・高校と所属した運動部の備品もこちらのお店から購入しました。
その頃から、テントのデザインは同じです。
今回で何代目になるのか分かりませんが、長年同じイメージを維持しているのは凄い事です。
そして、そのデザインが決して古くない。
最初が良かったんですね。ただ、残念ながら最初は当社じゃなかったんです。
時代は変わり、学生達が変わってもずっとシューズやユニフォームを扱っていて欲しいです。

参考資料
使用生地  ダイニック REGARD(レガード)6000 6001

2006年05月29日

一枚布のテント

今日の施工です。
既存フレームへの生地張替でした。

何の変哲も無い「ヒサシ型テント」ですが、普通のテントとは少し違う部分が有ります。
このテントのサイズは、間口が4.6mで壁からの出巾が1.2mです。
テント生地の生地巾は94cmなので、4.6mだと5枚巾継をします。
屋根部分や正面部分には4本の継目が出ます。

でも、このテントの屋根に継目はありません。
真っ平らな一枚布です。

正面の文字が入っている面も同様に継目が有りません。
その謎解きは?
生地巾が154cmある「広巾」の生地を使っているのです。
生地を横に使い、継目の無い仕上げにしました。
強度が一様ですし、生地端部からの水分の吸い込みも有りません。
それより何より真っ平らで綺麗です。
現在、この広巾生地は色数が少なく、艶有りの生地のみですが、使い方によってはとても綺麗でスッキリしたテントが作れます。

今回、張替させていただいたのは「Kembang Teratai ソープカービングギャラリー」というお客様。
果物や石鹸に細密な彫刻を施した伝統的芸術品のギャラリーと教室です。
その作品の緻密で美しい姿は絶品です。
作品の写真や詳しい事は「Kembang Teratai ソープカービングギャラリー」のサイトを御覧下さい。
きっと、うっとりとする事、請け合いです。
このギャラリー(教室)は、さいたま市の東武野田線北大宮駅すぐそばに有ります。

参考資料
使用生地  ダイニック REGARD(レガード)6000 6019

2006年05月28日

これも丸っこいテントです

「またまた曲げられてしまったパイプ達」を使ったテントを施工しました。

オカノ1

施工後の写真です。
形はお分かりですか?
少しまわりがうるさくて良く分からないかもしれませんので、見やすい写真を。

オカノ2

施工前に、作業場で「仮張り」をしているところです。
これで形がよく見えると思います。
円筒形を1/4にした形です。
「1/4円筒(Quarter Cylinder)型」としておきましょう。
「1/4パイプ型」でも良いのですが、側面に布面が有るのでパイプ(Pipe)とは言いがたく、やはり円筒(Cylinder)。
これが、あの「嘘のクイズ」の答えです(笑)

オカノ3

生地を張込み、雨仕舞のシーリングも終わったのでテントの中を点検に入ったら、とっても綺麗な空間でした。
青いテント生地を太陽の光が通り、なんとも言えない「ブルーの洪水」
スキューバダイビングはやった事の無い私ですが、海の中ってこんな風景なのかな?と思ってしまいました。
テント生地の透光性が作り出す「色」の効果。
雨除けや日除けの機能だけではなく、「色」を上手に使った演出がメインな「テント」も出来るんじゃないかな?と思った瞬間でした。

「カラーフィルター」効果も合わせ持つ「テント生地」
「色」の事も考えていく鳴海テントです。
お店やお部屋に新たな「色」のアイテムとして「テント」を考えてみませんか?
是非、ご相談下さい。

参考資料
使用生地 クラレ 彩(いろどり)FC 9150F


2006年05月25日

テントの形いろいろ

過去の施工例です。
ご近所の調剤薬局さん。
かれこれ5年くらい前の施工でした。

ちょっと特殊な形かな、と思いご紹介。
建物の出入り口の「雨除け」としてのテントです。
普通なら「ヒサシ型」と呼ばれる片流れのまっすぐなテントが定番。
壁から手前に傾斜が付いていて、雨は手前に流れる形です。
でも、ここの場合「なんか面白い形にして」とのリクエストも有ったので、
まず、曲線を使う。
そして、来訪者の動線上に雨を落さない。
しかも、単純ではない形。
というコンセプトで考えました。
あまり高さが取れない位置なので、いわゆる「カマボコ型」は無理。
そこで、緩やかな円弧で屋根を作り、雨水は左右に流す、そして左右非対象。
それが、この写真のテントでした。
雨が正面に落ちないので、今でも正面の部分は綺麗です、気になる「しずく汚れ」も有りません。

まるで、飛行機の翼の断面のような形状。
勝手に「ウイングスタイル」と名付けてます。

こんな独創的な形も、お客様の使い勝手を中心にして考えます。
鳴海テントで世界にひとつのテントを作ってみませんか?

2006年05月21日

かわいい!

お客様が発した最初の言葉でした。
「かわいい、まるでアイスクリーム屋さんみたいだなぁ」
今日は日曜日でしたが、巻上げテントの取付を行いました。

すずらん

昔ながらの「腕木式巻き上げテント」です。
間口1間(約1.8m)の入口にちょこんと付きました。
黄色と白のストライプに、半円型の波フリル、縁取りはミドリです。
色柄やフリル形状は、お店の奥様がお選びになりました。
施工前から「かわいいテントになるなぁ」と思っていましたが、やはり「かわいい」
看板でおわかりのように「リサイクルブティック」なのでイメージバッチリではないでしょうか。
看板の紺色とテントの黄色が良い調和だと思います。
(看板は弊社の施工ではありません、残念ながら)

お店は、来月上旬にオープンとの事。
さいたま市浦和区の、国道17号県庁前交差点から県道を別所沼の方に少し来た右側です。
地元の方ならこの説明で大丈夫だと思います。
斜め前がビデオショップです。

参考資料
使用生地 東レ(泉)クールテントソフト T-2845F

2006年05月12日

ガンバレ!魚屋さん

今日の施工です。
魚屋さんのテントを張り替えました。
例により、電話番号にはボカシを入れています。

魚ひろ施工後

淡いブルーに濃いブルーの文字。
同系色の組み合わせなので、まとまった良い感じになっています。
明るい「海」のイメージです。

魚ひろ施工前

これが施工前です。
実は、この現場は「応急処置」を施した、あのテントなのです。
応急処置が完璧で、雨漏りが無かった事も有り、弊社の現場作業が混んでいた時期にすっかりお待ちいただいてしまって、一か月以上経った今日の施工になってしまいました。
しかし、晴天に恵まれ絶好の「張替え日和」でした。

プラザ

ここの住所は「さいたま市西区プラザ」
旧大宮市時代の、約25年位前から「カタカナ地名」です。
ちなみに女優の「向井亜紀さん」が、この「プラザ」出身です。
「プラザ」は、昭和40年代に「東急グループ」が大規模な宅地開発を行い、「大宮東急プラーザ」と呼ばれていました。
開発後相当の間は旧来の地名がいくつも入り乱れていましたが、その後に開発エリアを独立させて正式地名になったのです。
地区内は、東急グループが都内で開発した「田園調布」のように、緩やかなカーブの街路が敷かれた、閑静な住宅地です。
(さいたま市西区プラザの地図はこちら
その一角にこのお店があります。
隣は八百屋さん、斜め向かいには肉屋さんと「生鮮三品」が揃ってしまう場所なんです。

完成後、集金に伺った際に魚を色々買い求めました。
特に「マグロ」が美味しく、「ぶつ切り」には「中トロ」も混ざっていてお得感があります。
また、今日は「くじらの刺身」も有ったので一諸に買いました。
これもとっても美味でした。

参考資料
使用生地 クラレ 彩(いろどり)FC 7014F

2006年05月11日

あっというまに看板まで

今日の施工です。
シャッターボックス隠しのテントでした。

絹工房1

施工前。
シャッターボックスには色々汚れがくっついています。
お店の顔としての「サイン」も目立ちません。

絹工房2

フレーム取付完了。
画面右下の小さな脚立に、これから被せる生地が用意されています。

絹工房3

生地を張込んで完成です。
何かと支障が有るといけないので電話番号に「ぼかし」を入れさせていただきました。
取付準備から、生地張込み完了までの作業時間は約1時間程。
作業開始前にお店の中に居た,この店のお客様が用事を終えて帰る前に、テントの作業は終わってしまいました。
あっと言う間にお店の顔である「看板」までできてしまいました。
そして、お世辞にも綺麗とは言えなかったシャッターボックスも隠れました。

このお店は浦和駅東口で、シルクや毛皮製品の修理を行っています。
浦和駅東口は、駅舎の改装と駅前の再開発で辺り一面工事中です。
全てが完成すると見間違う程の「街」が誕生するのでしょう。
でも、ここのような小さなお店も、その新しい「街」の中で元気に頑張って欲しいと思っています。

参考資料
使用生地 ダイニック REGARD(レガード)6000 6013

2006年05月09日

のっぺらぼう、でもテントです。

今日の施工です。
どこがテントかよく見て下さい。

生地壁1

ちょっと明るいベージュ色の部分がテントです。
四角で真っ平らです。
壁です。

生地壁2

これがアップです。
真ん中が少し膨らんで見えるのは広角レンズの歪みです。
実際は角が直角な長方形。

ここは、とある飲食チェーンのお店の裏。
表からの写真なら「あぁ、あのお店」と分かっていただけますが、今日は「匿名」
建物の裏に有る、スタッフの出入り口、そう勝手口です。
テントの壁の中には大きな「下駄箱」があります。
雨を避ける空間を得る為に「壁」を作ったのです。
既存の建物の改装なのですが、本体にはあまり手を入れないようで、「壁」も本格的な建築ではなく、さっと出来るテントが選ばれた様です。
実際、フレームに生地を張込んだ状態で現場に搬入したので、取付作業時間は30分弱。
たったそれだけで「壁」完成です。
大工仕事では、そんな早業は望めません。
テント仕事のひとつの「長所」です。とにかく施工が早いのです。

参考資料
使用生地 テイジン アクベス 5508FP

2006年05月08日

かわいいテント三姉弟

今日の施工現場です。
先日加工していた「1/4ドーム(QuarterDome)型テント」の取付でした。

浦和イタリアン丸

入隅のFIX(嵌めごろし)窓の部分にちょこんと付きました。
この建物には他にも「かわいい」テントが付いたのです。

浦和イタリアン3台

「かわいい」テント三台。
丸っこいのが「お姉さん」四角い二つは双子の「弟」。
ここは、今月下旬に開店予定のイタリアンレストランです。
浦和駅西口にあるお店です。
お店の名前は、・・・・・・。
ごめんなさい、忘れました。
今度、元請けさんに聞いておきます。

今回の現場の元請けさんは「ユニークデザイン」
ネット上にサイトをお持ちなのでアクセスしてみて下さい。
株式会社ユニークデザイン様のサイトはこちら

参考資料
使用生地
テイジン シャガール EC22

2006年04月29日

扁平半ドーム型&砲弾型完結編

今日の施工現場です。
あの砲弾型テントの壁が出来上がっていました。
こんな感じです。

以前は、レンガ壁に直線的な尖塔が建っていて洋館風な造りでした。
今回、壁が岩の様な造形になり、中央アジアとか中東アラブの雰囲気に変わりました。
「砲弾型テント」は、膨らみを持った「アラビア風」もしくは「ムスリム風」の「塔」のイメージでした。
内部に蛍光灯が入っているので、空が暗くなると、ほんのり緑色に光って見えるはずです。

今回「扁平半ドーム型テント」もこの現場への取付でした。
外部のテントが全部見えるアングルからのショットです。
2階の窓の「扁平半ドーム型」10台と屋上の「砲弾型」2台がフレームから新調のテント。
1階左側に3台ある緑色のテント、それから右側の高所作業車ブーム下に見えるカマボコ型のテントが生地の張替でした。
他にも、この写真で見えない場所にも・・・・・。

入口の「自動ドア」
テント生地で作ったゲートです。
よく「のれん状」のゲートを見ますが、ここは赤外線センサーでの「自動開閉式」
オーナーの発想で、普通の自動ドア(ガラスの)駆動装置を使ってテント生地ゲートを動かしています。
今回は生地の張替でした。
今までは単純な一枚物の幕でしたが、新しい幕は、風圧で大きくなびいてセンサーが働いて開いてしまうのを避ける為に、数多くの「窓」をあけました(色の違う部分が窓です)
裏にフラップを付けて、風が当たったら窓のフラップが開いて風を逃がすことで、全体が大きく動くのを避ける仕組みです。
お客様との話し合いの中で提案しました。
幕本体の裾には、鉛の入った重い「ウエイトロープ」を入れています。これも「振れ止め」の一環です。
さて、このゲートをくぐると・・・・。

中に、こんな幕があります。
少し前に縫製場で加工していたストライプ生地です。
オーナーのプライベート部分と駐車場を分ける仕切幕として使いました。
この生地は、このような使い方はあまりしないのですが、オーナーが「色柄重視」で選んだ結果です。
間違われない様に「出口ではありません」と文字を入れています(笑)

他に、建物裏側にあるテントの張替も行いました。

今月初旬に曲げ加工された鋼材が入荷した時から始まった「製作・施工記」ですが、これをもって「完結」といたします。
ご愛読(?)ありがとうございました。

今日はみどりの日の祝日でした、皆様、良き「ゴールデンウイーク」をお楽しみ下さい。
ちなみに上記現場は5月1日リニューアルオープンです。
場所は、ヒ・ミ・ツです。写真を参考に探して下さいませ。(ヒント、国道4号線)

今回の現場は「株式会社パムコ」様の現場でした。
ネット上にサイトをお持ちなのでアクセスしてみて下さい。
「株式会社パムコ」様のサイトはこちら

参考資料
各テントの使用生地です。
「扁平半ドーム型」東レ(泉)ルミパールテント(透光性生地)T-3002F 
「砲弾型」テイジン テトロンテント 3669FP
1階部分張替 東レ(泉)クールテント T-1788F
自動開閉ゲート クラレ パロニィFCテント 4170F&1171F
内部仕切幕 東レ(泉)コスモエバリア 5103

2006年04月27日

「砲弾」の行き先=着弾点?

お客様の意図とは無関係に「砲弾型テント」と勝手に名付けたあのテント。
今日、施工しました。
ある建物の屋上に設置した姿です。

砲弾タワー1

実は、そのすぐ隣にも同じ砲弾型テント。
同型同サイズのテントを2台取付でした。

砲弾タワー2

この建物は、まだ改装工事途中です。
写真でもガムテープの様なものが見えていると思います。
お客様がイメージした姿は、テントの下の壁が完成すると、なお分かりやすいので今日のところは答えを出さないでおきましょう。
近々、壁も完成した姿をお見せして「う〜ん、なるほど、そうか」って納得していただきます。
では。

2006年04月26日

扁平半ドーム型テント取付SP2

全部で10台作った「扁平半ドーム型テント」
先日そのうちの6台を取り付けたけれど、残りの4台はどうなるのか。

今日、取付してきました。
例によって高所作業車からの高い視線での写真。
う〜んなかなかピンと張れている、艶も良いのう(って自画自賛)

シルクロード7

そして、グラウンドレベルからの写真。
こうして見上げてもツヤツヤしておるのう(再度自画自賛)

シルクロード8

これで、「扁平半ドーム型テント」10台は、無事に予定された場所に取付完了です!

今日は、昨日や一昨日みたいな「にわか雨」に祟られる事も無く、平和に作業できました。
ありがとうございました。

2006年04月25日

完全なる装飾テント

昨日、文字を加工した生地を今日取り付けしてきました。
場所は、東京都国立市、あの「一橋大学」がある街です。(だからと言って「国立市」は「くにたちし」で、決して「こくりつし」では無い)
近日オープンの喫茶店でした。
実は、このテント「完全なる」装飾テントなんです。
何故「完全」かと言うと、このテントは全く「雨除け」の役を果たしません。
壁から5センチも浮かせて取り付けています。
理由は、テントを出来るだけ汚さない為。

cafe_latin

「テントってよごれるからなぁ」との声を聴きますが、それは結構ぬれぎぬなんです。
テントの汚れの大半は、壁の汚れなのです。
テントを取り付ける前は、壁などの汚れが雨が降る度に雨水に流されて軒から地面に落ちています。
そこにテントが付くと、その汚れを含んだ雨水がテントの上面に滞留します。
そして、テントの前面を伝って落ちるのです。
垂直な壁では、雨水は勢い良く落ちて、汚れも地面に落ちます。
でも、テントはその役目上緩い傾斜の屋根を持つので、一種のダムになり雨水の勢いを止めます。
そして、ゆっくり落ちるのです。
その為に生地の表面に汚れを残してしまうのです。

今回は、入口以外の部分は隙間をあけたままなので雨は壁際から落ちます。
でも、入口部分は困るのでテントの内部に別の「ヒサシ」を付けて、テントの先端内側に排水する様にしました。
「ヒサシ」の代わりに「雨樋」を内装する場合もあります。
ロゴの入っている前面を出来るだけ綺麗なままにしたい、そんなテントの仕組みも鳴海テントは考えます。

そうそう、この現場のお隣はこんなお店でした。

あひる

オーガニック野菜の専門店。
お客さんが絶え間なく来ていて人気がある様でした。
オーガニック野菜をお買いにこの八百屋さんにお越しの際は、お買い物のあとで左隣の喫茶店の美味しいコーヒーと天然酵母のパンでおくつろぎ下さい。
喫茶店の名前は「Cafe Lapin(カフェ ラパン)国立」です。

今回は「ジャスティプロモーション」様の現場でした。
ネット上にサイトをお持ちなのでアクセスしてみて下さい。
「ジャスティプロモーション」様のサイトはこちら

カフェラパンのテント素材データ
使用生地 テイジン シャガール EC17
文字材料 ショウワ「カラーフレックス(白)」(熱転写フィルム)

2006年04月22日

お部屋の窓にいかがでしょう

今日の施工現場です。
カーテンの取付でした。
といっても、レールを使って横に引くカーテンではなく、上下に動く「シェード」タイプです。

バルーン1

生地は単純なケースメントです。
しかし、コードでたくし上げる事で、違った雰囲気が生まれます。
写真のタイプは「バルーンシェード(プレーン)」です。
この場所は北青山の「ヒーリングスタジオ」
営業時間が終わった後の夜間工事でした。

バルーン2

今回は「お店」での施工でしたが、普通のお部屋にもピッタリでは?
カーテンではなく、ブラインドでもなく、ロールスクリーンでもない。
少しリッチな雰囲気が簡単に実現。
鳴海テントにご相談下さい。プランニングから取付まで承ります。

2006年04月19日

扁平半ドーム型テント取付SP

お約束の「取付編」特番です。
今日、第1期分を取付しました。
写真が多いのでコメントは少なめで参ります。

シルクロード1

まず、フレームを壁に取り付け。

シルクロード2

続いて生地を掛けます。まだテンション(張力)をかける前、生地がしわしわです。
今回の工事、実は2階の窓への取付です。
写真右側に少しだけ「高所作業車」が見えるでしょう。

シルクロード3

とりあえず、高所作業車を動かさずに届く範囲だけを完成させました。
ふた窓飛んでいるのは、車に近すぎて作業できなかった(ブームを最短にしても高すぎるのです)ため。

シルクロード4

車を移動して、飛ばした窓にもフレームを取り付けました。

シルクロード5

今回の工事では、建物のこの面だけなので、全部で6台、全て完成しました。
なんとか、まあまあの仕上がりになりました。
高所作業車からの撮影、テントの取付位置の高さからの眺めです。
写真下端の黄色いパイプが高所作業車の「カゴ(バケット)」の手すりです。

シルクロード6

そして、完成した姿を地上から普通の視線の高さで撮影です。
普段は、このように見えるわけです。
下から見上げると間口寸法に対して、出っ張り(出巾)が少ない「扁平さ」が分かりやすいと思います。
間口寸法の半分(半径分)が出っ張ると「真円半ドーム」になるのです。

残りの4台は、別の壁面に取り付けです。
今、その面は足場が掛かっていて、壁面の清掃と塗装の作業が行われて居ます。
今月一杯で全ての工事が完了して、リニューアルオープンの予定です。
弊社も、この現場で他にも「テント」を施工します。
機会があれば、他のテントもお披露目したいですね。


2006年04月17日

テント屋の知恵

昨日の施工現場です。
西武新宿線の井荻駅近くの美容室です。
ヒサシ型テントの先端についているアルミの「見切り」が、シャープな雰囲気を作っています。

井荻1

この「見切り材」実は、とあるメーカーの「アルミオーニング」の部材を拝借して使っています。
この写真がその部材の断面です。

井荻2

それを、この様にカットしてしまいます。
右側の部分を使い、ヒサシ型テントの先端にキャップのようにはめ込みます。
そして、右端の丸い溝に「フリル」を通すと、最初の写真の様に完成です。

井荻3

残念ながら、これは当社のアイデアでは無いのです。
このお店は、昨年の夏に店舗改装に合わせてテントを張り替えしました。
その時すでにこの仕組みでした。
以前に何処かのテント屋さんが考えて編み出したのでしょう。
張替えの時には既存の部材をそのまま使いました。
今回、車がテントに接触する事故が起こり、アルミ材とフリルが損傷。
その原状復帰作業として、新たにアルミ材を当社で切断加工しました。

この方法、なかなか思い付く事ではありません。
長いアルミ材を真っ直ぐに「縦裂き」にするのも大変な作業です。
でも、思い付いて、やってみて、結構綺麗に仕上げた。
その何処かのテント屋さんに敬意を表します。


2006年03月27日

熱して写して貼付けて、剥がれない

昨日の施工です。
美容室の休業日に張替を行いました。
コットン調のポリエステルファブリック(織物)を使いました。
ふんわり柔らかな風合いです。

ケイパレット

この少し毛羽立っている様な生地に文字を入れる方法は?
普通の塩化ビニールラミネートの生地だと、テント生地用の粘着フィルム(マーキングフィルム)で貼りますが、このファブリック系生地には貼れません。
そこで「熱転写シート(フィルム)」です。
「鏡文字(裏文字とも呼びますが、文字を裏から見た形)」でカットし、裏返して位置を決め、そのあとはアイロンで加熱しながら加圧します。
すると、熱で樹脂が柔らかくなり、テント生地側に接着します。
熱が冷めたら、「台紙(透明な樹脂フィルム)」をゆっくり剥がすと完成です。
写真では「K’」が、加熱直後で透明な台紙がかかってます。「HAIR SAISON」は鏡文字のフィルム側の姿。
下の「Palette」は、冷却後で台紙を剥がしています。
アイロンは家庭用。専用の「ヒートプレス機」も有る様ですが、普通のアイロンで大丈夫です。

熱転写

熱転写のしくみは「アイロンアップリケ」と同じです。
小学生の時、運動着に校章をアイロンで転写したのを憶えています。
また、昔のお菓子におまけで付いて来た「転写シール」にも似ています。
家の柱やタンスに勝手にシールを貼ってしまって、お母さんから怒られた事はありませんか?
あれは、指の爪でゴシゴシこすって写し貼りましたね。
今でも同じ様な事をやってます。
もちろん仕事で、ちゃんと決められた位置にですけど。

素材データ
使用生地 テイジン シャガール EC23
文字素材 ショウワ カラーフレックス(白)

2006年03月25日

簡単確実で滑らかな動き

今日の施工現場です。
東京東久留米の団地内に有る「トランジットモール(車の入れない街路)」形式の商店街にある八百屋さん。
店舗改装に伴い、雨除け&風除けの透明ビニールカーテンを設置しました。
商店街共用の固定テントフレームから、角パイプで「腕」を突き出してカーテンレールを取付です。

八百新1

レールは、屋内のカーテン用より大きくて丈夫な「工事用レール」
ランナーを見て下さい。
小さな「カラビナ」が付いています。
今まで、ランナーと生地との接合には色々な方法を使いました。
細いロープで縛り付けたり、「エスカン(S字型の金具)」で引っ掛けたり、「ダブルリング(螺旋状になっている金属の輪)」で繋いだりしました。
最近は、この「カラビナ付きランナー」を使っています。
単価が少し高いのですが、簡単に取り付けできて、はずれる事が無く、見た目も良いのでお気に入りです。
これならば、生地が痛んでしまった時も、お客様ご自身の手で新しい生地と交換する事が簡単で確実にできます。
生地交換の出張作業費がかからないので、維持管理コストが安くなります。
お客様にとっても、結局はお得になると思います。

八百新2

先頭の二個繋がっているランナーは、先端に磁石が付いています。
カーテンを広げた時、レールの先に付けているプレートにくっついて、多少の事では動かない様になっています。
風などで自然に動いて開いてしまうのを防ぐ為のしくみです。

なんでもない金具ですが、こうして「クローズアップ」で撮影すると迫力がありますね。
自分自身、一つひとつの道具や材料を見直すには良い方法だと思います。
皆さんにも、細かい材料の詳細を御覧頂き、それぞれの長所を知っていただいた上でお使いいただきたいと思っています。

素材データ
使用生地 透明ビニールフィルム 0.3mm ターポリン生地補強
使用レール 岡田装飾 OS D30レールシステム

2006年03月20日

かんざしに懸垂幕

以前にかんざしをさした看板とのエントリーをしましたが、今日、そのかんざしに、全面プリントの懸垂幕を取り付けました。
品物は先週末に仕上がっていたのですが、あの台風以上の暴風の為取付を延ばしていました。

サンマルク懸垂幕

両側に6ミリのステンレスワイヤを張り、幕を掛けます。
ワイヤと幕を繋いでいるのはあの金具です。
こんな風に使っています。

小規模な懸垂幕なので、上下操作はロープを手で引っ張る方法です。
幕の下端のパイプはオモリ役の物なので、ワイヤには固定せず上下が自由に出来るようにしています。
風が強く当たる時には、上下に動いて幕にかかる荷重を分散してくれるはずです。

昨日までよりはマシですが、今日も結構強い風が吹きました。
完成後の幕も風を受けて湾曲しています。
ユーザーサイドで簡単に上下出来るのが懸垂幕ですから、台風並みの風の時は幕を落していただけると破損させずに済みます。
風がおさまったら、また上げていただければ良いのですから。
懸垂幕を設置している皆様、よろしくお願いいたします。

2006年03月14日

リユース(reuse)なテント

過去の施工例です。
千葉県成田市のペットショップです。
店舗前面に間口の広い固定式テントでした。
雨水を受けるためにアルミの雨樋が付いています。
コーナーがカチッと決まった直線的なデザインです。

ハッピーベル成田1

中を覗いてみましょう。
おや?、スチールの丸パイプで作られる普通のフレームとは違い、大きめのアルミ型材で出来ています。
なんか雰囲気違いますね。

ハッピーベル成田2

このフレームは、元々テント生地が掛かっていたのではなく、アクリル板が入っていました。
「アクリルルーフ」とか「ルーフテント」などと呼ばれ、一時期はテント生地を使う「テント」を凌駕し、テント生地を駆逐してしまうのではないか、と「テント屋」を恐れさせた品物です。
この現場では、アルミのフレームだけが残された状態でした。
そのアルミフレームに「生地」を張込む事はできないだろうか?という依頼でした。

生地を張込む為の部材(正面上部角のパイプやロープを掛ける為のパイプ)をスチールパイプで加工し、アタッチメントの形で加えました。
正面の雨樋は、そのまま温存使用する事で、裾が引き締まり雨垂れも落ちないテントに仕上がりました。

ひと頃大量に流通した「アクリルルーフ」「ルーフテント」は、各メーカーの相次ぐ取扱廃止・製造中止によって維持の為の交換部品が手に入らない場合も多くなっています。
この現場の場合も、折り曲げ加工した規格品アクリル板が無く、また一部の固定用アルミ部材や防水用ゴム部材も無い状態だった様です。
その点、テント生地を個別にオーダー加工する「テント屋仕事」は、テント生地という素材さえあれば対応できます。

すこし手を加えれば、部品の無くなったフレームも生き返ります。
鳴海テントにご相談下さい。
リユースで、それまで以上の製品をお作り致します。

素材データ
使用生地 クラレ パロニィFC 1141F
文字素材 IKC Eカルテント(白)

2006年03月11日

顔が引き締まる黒い奴

過去の施工です。
喫茶店のファサードリニューアルです。
たばこの自販機のお客様への「雨除け」を兼ねての「可動オーニング」設置でした。
現場は茶色のタイル貼りで、お店も落ち着いた雰囲気でしたので、普通の白いフレームではなく艶消しの黒で塗装されたフレームをご提案しました。

コーヒーターゲット

生地の色は、お店のマスターに決めていただいた「えんじ色」
黒のフレームと相性が良く、タイルとも調和して良い結果が得られたと思います。

このメーカーのこの機種は、白と黒が標準色として用意されています。
「白だとちょっと浮いてしまいそうだな」と思われる場合、黒をお考えになっても良いのではないでしょうか?
特に、落ち着いたトーンの生地との組み合わせは、グッとシックな雰囲気を醸し出します。

メーカーの標準色以外でもオプションでオリジナルカラー化も可能です。
会社やお店のコーポレートカラーのフレームはいかがでしょう?
鳴海テントでご相談を承ります。

素材データ
使用生地 テイジン シャガール EC17
機材データ
使用機材 テンパル エルパティオ 手動式 黒塗装仕様

2006年03月10日

関西流?関東流?

過去の施工です。
ある和食ファミリーレストランで、テントの張替でした。
張替前がこの写真、黄色の生地でした。

張替前

張替後は、赤系統の落ちついた色の生地になりました。
このテント、よく見ていたいただくと分かりますが、左右の端はロープ等でかがっていません。
側面で見える様に、壁際は生地に一本の太めのパイプが入っています。
先端も同様に生地にパイプが入っています。
左右にはフレームが有りません。
上下のパイプを、両サイドと中央の「腕」で支えています。
なので、ピンと張りつめた感じではなく、自然に垂れているような柔らかい感じになっています。

張替後

同じ様な構造は、もっと小規模の装飾性を重視する現場で作った事はありましたが、その時は「これは独創的だ、他に考えた人は居るまい」と悦に入っていました。
張替の現場で見た事はありませんでしたし、街中でもお目にかかった事が無かったのです。
なので、この現場で大きなサイズで同じ仕組みなのを見て愕然としたのです。
元々この店舗のテントは大阪のテント屋さんが新規で作ったそうです。
もしかしたら関西ではポピュラーな構造なのかもしれません。
実際にテント屋の世界で、関西流・関東流というのが存在する様です。
昔ながらの「腕棒(腕木)式巻上げテント」に使う部材は明らかに違いがあります。
関西では多く見かける「街路式(すべりだし)テント」が関東ではあまり見ないなど、関西と関東ではテントの「好み」が違うようです。
この「違い」が、何故どのように生じたのか「研究」していただける方はいらっしゃいませんでしょうか?
「比較文化論」のテーマとして成立しそうな気がします。

素材データ
使用生地 テイジン ニューパスティ 8880FP

2006年03月08日

二本の足でしっかり立ちます

今日の施工です。
自立型看板でした。
二本の足(柱)と看板枠を一体で作り製作コストを下げました。
普通は看板枠と柱は別々に作り、現場で接合しますが、鉄骨自社製作の強みで一緒にしてしまいました。
でも、重いのが難点。

二本足看板1

重い看板の取付には「クレーン」が必須です。
写真のクレーンは、自社所有のトラックに架装している「超小型電動クレーン」です。
今回の看板は地上高が3m強ですが、ブームを目一杯伸ばして(ジブも伸ばしている)ギリギリ届きました。
普段は、軒出しテント(ヒサシ型テント)取付に使っているので充分なサイズですが、看板用としてはリーチが足りません。
この短いリーチのかわいいメカに関しては後日に「道具シリーズ」ででも。

二本足看板2

工事完了時には暗くなってきてしまいました。
今回も例のお馴染みショップでした。
看板面がハレーションを起こしてしまって良く見えませんね。
でも、真ん中に「ダック」が居ます。

鳴海テントのメイン事業は「テント」ですが、今回の様な「看板」も承ります。
鉄骨自社製作の強みは、建物のサイズに合わせたピッタリフィットの「看板」です。
「かゆい所に確実に手が届く看板」をお届け致します。

2006年03月06日

看板だけど中の仕組みはテント方式

少し前の施工です。
お馴染みのお店だと思います。
店舗正面のサイン全てを施工しました。
あちこちに「ダック」が入っています。

アフラック十条1

注目は壁面看板です。
変哲の無い看板ですが、面はアクリルではなく生地です。
内部からの光を拡散させてムラの無い明るさが出る「フレックスフェイス」とか「バックリット」と呼ばれる材料です。

アフラック十条2

この手の生地で看板をつくる場合、生地を平らにピンと張るために専用のアルミ製金具を使います。
専用金具を使えば、確実に、しかも簡単に均一で強いテンションを掛ける事が出来て綺麗に仕上がります。
でも、難点があります。
その金具が比較的高価なのです。
この現場は、アーケード商店街の中なので雨がかからない環境。
なので全てスチール部材で組みました。
生地を張る仕組みも、テントと同じく「ロープ編み方式」です。
面の部分を本体とは別の枠にして、ハトメを打った生地を巻き込んでロープで編んでテンションをかけます。
そして、化粧のアルミアングルで囲って、本体枠には蝶番で繋ぎます。
オール自社製の「開閉式看板枠」なのです。蛍光灯交換も簡単です。
本体枠は、白い「アルミ複合板」で覆ってあるので、綺麗に仕上がっています。
看板の寸法は現場の建物に合わせてピッタリフィット。

高価な専用部材を使わなくても、見た目の良い安価な看板が出来ます。
それが鉄骨加工を自社内で行っているメリットです。
手持ちの予算が少なくて、とお悩みの方。
鳴海テントにご相談下さい。
なにか良い方法を見つけだせると思います。

2006年03月03日

かんざし差した小粋な看板姉御

昨日の施工でした。
レストラン駐車場に看板です。
看板の柱上部にご注目

かんざし

向かって左に棒が突き出しています。
かんざしを小粋にスッと差した艶姿、な〜んて。
これは、地面近くにもある棒との間に、ワイヤを張って「懸垂幕」を掛ける為の準備です。
今回は手持ちの看板を建てたのですが、「懸垂幕も一緒に掛けられる様にしたい」
とのご希望で、看板柱作成時に懸垂幕用の棒を付けてしまいました。
2本の柱にしっかりと溶接してあるので頑丈です。

ちなみに看板で「かんざし」とは、地面の下で基礎のコンクリートや埋め戻した土砂と看板の柱がしっかりと関連付けられる様に、地中に差して柱と溶接等で繋ぐ構造の事でもあります。
あながち「かんざし」と「看板」は無関係じゃないのです。

このレストランは、焼きたてパン食べ放題でお馴染みの「サンマルク 大宮指扇店」です。
食事中に「焼きたてのパンはいかがですか?」と客席の間を、良い香りのするパンを持って回ってくれます。
一味違うレストランです。

鳴海テントでは、鉄骨製作も自社内で行っていますので、「あれも、これも」というご注文にも難なく対応。
できたての新鮮な「鉄骨」をご提供いたします。
一つ加えて一味違う便利なモノに。
ご相談下さい、お待ち申し上げております。

2006年03月01日

テント張替現場で文字入れ

今日は一日中雨で現場仕事は無し。
昨日の施工です。
生地の張替ですが、文字の位置が現場で見ないと決められなかったので、張り込みが終わってから文字を入れました。
まず、文字を仮止めしていちの調整。

大和伊奈1

ちょっと文字間隔が狭いので、一文字ずつ切り離して、再度レイアウトしなおしてみます。

大和伊奈2

まあまあバランスが取れているので、これで決定。
文字を貼って完成ですが、完成後の写真を撮り忘れてしまいました。何たる事!

普段は、作業場内で文字をあらかじめ貼り込みますが、今回は松の木の位置を測るのを怠ってしまった事と、文字の位置についてお客様の意見を聞かなくてはならないと言う事情もあり、現場での貼り込みとなりました。
マーキングフィルム文字だから可能な事で、ペイント手描き文字ではこのような芸当は困難です。
気温の低い冬季では、マーキングフィルムの接着力が低いので、生地とフィルムを加熱して作業します。
この日も寒かったので「ヒートガン」というヘアドライヤーの親分の様な道具で温めました。

素材データ
使用生地 東レ(泉) クールテント(縞柄) T-2733F
文字素材 IKC Eカルテント

2006年02月28日

劇場のフレンチレストラン

「彩の国 さいたま芸術劇場」にあるレストランの外部装飾を施工しました。
今日、2月28日にオープンでした。

やまぺぺ1

「彩の国 さいたま芸術劇場」
全体を設計した「香山壽夫建築研究所」の意匠(デザイン)に基づき、製作・施工を担当しました。
写真右端の「看板」と、縦の「棒」がズラ〜ッと並び、中に照明が光る「金属装飾」です。
オープン初日なので「お花」で看板が見えない。
なので、工事途中の写真ですが、看板のアップを。この時は「棒」も端の一本しか入っていません。

やまぺぺ2

このブログではお馴染みの「ターポリン」に溶剤系インクジェットでロゴをのせた「キャンバスサイン」です。
風に耐えるため、生地の両端にステンレスワイヤを縫い込み、ターンバックルで強いテンションを掛けています。
「ハトメ」を打つ「点」での固定ではなく、「線」で荷重を受けるので強風でも生地をいためる事が無い構造です。
また、ターンバックルを緩めるだけで取り外し出来るので、季節に合わせてとかイベントに合わせて「幕」を変えるのも簡単です。

看板で読める様に、このお店の名は「ビストロやま」
同じ劇場内でカフェの「ペペロネ」も一緒に運営しています。
オーナーシェフは、「ジュニアベジタブル&フルーツマイスター」(野菜のソムリエ)という称号を持っている方で、有機野菜を使ったメニューを揃えているそうです。
同じ「さいたま市」の県立近代美術館内のレストランも運営していて、「料理も文化なので一緒に発信していこうと思う」とおっしゃっていました。
ちょうど、NHKの朝ドラ「風のハルカ」でも、主人公の父親が「野菜のレストラン」を開業しようとしているので、イメージがダブってしまいました。
きっと、楽しい料理がサービスされる事と思います。
オペラやミュージカル、そして落語を観に聴きに行った時、是非入ってみて下さい。
いいえ、食事だけでもお出かけ下さい。

2006年02月16日

ワンチャン達のお風呂場

今日の施工は神奈川県厚木市でした。
ホームセンター内に新規オープンするペットショップ。
白いカーテンを取付ました。

トリミングルーム

まだまだ工事中ですが、完成するとこの部屋は「トリミングルーム」になります。
カーテンの奥は、ペット達のお風呂場です。
水に濡れても大丈夫で、汚れても一拭きで綺麗になり、丈夫で安価な生地と言う事で、使ったのは「ターポリン」です。
基布に塩化ビニールをラミネートした生地で(生地の製造法に関しての詳しい事はこちら)しなやかで丈夫で安価です。
街中の工事現場で足場を覆っている白いシートと同じ素材なので、とっても頑丈なんです。
普通のカーテン生地より重い事と、少し手荒に扱われる事も考慮して、カーテンレールも家庭用より丈夫な「工事用レール」と呼ばれる品を使いました。

カーテンも用途・目的に合わせて色々な素材を使います。
鳴海テントにご相談いただければ、適材適所の素材でお造り致します。
家庭用の普通のカーテン(あなたの窓にピッタリのオーダー加工)も扱ってま〜す。
よろしく!

2006年02月14日

ガンバレ!お肉屋さん

今日の施工は、近所の「お肉屋さん」でした。
店頭のテントの生地張替と日除け前垂れの交換でした。
まずは、完成後の写真から。
扱っているのが、鮮度が命の精肉なので、日光の直射を避けるため丈の長い「日除け前垂れ」付きです。
太陽の動きに合わせて移動できるように、フレームの軒に「コの字」に針金を張り、何処にでも掛けられる様にしています。

肉屋1

次の写真は、工事途中に古い生地を外し、フレームを再塗装したところです。
午前10時過ぎでしたが、店の中の冷ケースにまで直射日光が届いています。

肉屋2

そして、生地を張込み終わり、「日除け前垂れ」も取り付けた後の店内です。
冷ケースも手前の棚も全部が日陰に入っています。
時刻は、正午少し前でした。

肉屋3

「テント」の日除効果がお分かりになりましたか?
曇りの日の時などは、「日除け前垂れ」を外してしまっておけば、店の中もよく見えます。

でも、最近は、このような「対面量り売り」の肉屋さんを見かけなくなっていませんか?
特に、単独店舗の「お肉屋さん」が少なく、スーパーでパック入りの肉を買う事が多いです。
「ちょっと多めだけどいい?」「これ(コロッケ)おまけね」なんて会話をしながらの買い物も楽しい。
それに、「ベーコンを固まりで」って注文を言えるのも良いです。
ガンバレ!お肉屋さん。
店頭を彩るテントは「鳴海テント」が承ります。

2006年02月13日

こちらも曲面のヒサシ型

過去の施工例です。
曲面を持つヒサシ型のテント
スーパーの駐車スペース上屋です。大型のパネルバンが入るため軒が高くなってます。

駐車場上屋

壁からの張り出しが大きいので、先端を吊り棒で壁から吊っています。
壁側だけで固定する「片持ち型」では荷重に耐えられないが、用途(駐車場)から先端に柱を立てられない。
そのため、吊り構造の採用です。
曲面形状のため、強風でもキャンバスがバタバタする事がありません。
雪が載っても、じっと耐えます。

2006年02月10日

とっても微妙で繊細な、あのライン

過去の施工例です。
工場か倉庫の跡を使った「ペットオークション会場」でのテント工事です。
大きな建物の左右に設置しました。
雨の時は雨除け、真夏のピーカン時には日除、そして軒に下がっている透明ビニールカーテンで、木枯らしの時の寒さ除け。
一石二鳥ならぬ一石三鳥とでも申しましょうか。重宝な代物です。

ペットオークション全景

見ていただきたいのは断面形状。
端部を拡大してみましょう。

ペットオークションアップ

屋根の傾斜が直線ではなく、微妙に曲線なのが分かるでしょうか?
屋根が平面ではなく、大きな円弧の曲面になっているのです。
直線の方が、フレームも生地も加工手間が少なくて済むのです。
なのに、何故わざわざ曲線(曲面)にするのか。
理由があります。
その1、曲面にする事によって小さい傾斜角度(緩い勾配)でも雨水が溜まらずに流れる。
その2、曲面にする事によって、風による生地のバタつきが起こらない。
その3、曲面にする事によって、柔軟感が生まれ圧倒される感じが薄れる。
その4、積雪の荷重を円弧両端で支える事になり、天井面がへこむ事を防ぐ。
生地を張込む時、どんなにテンション(張力)を掛けても風でのハタメキを押さえる事はできません。
二次元(平面)の張力では膜面に直角の力に対抗できないのです。
でも、少しだけ曲面にすると、生地端部に張力を掛けるだけで、三次元的に「張る」のです。
この事が、わずかな傾斜でも水が流れる事につながります。
また、フレームのアーチ形状は、水力発電所のアーチ型ダムでお馴染みなように小さな材料で大きな力に耐える形状です。
アーチの両端をしっかり作り固定すれば、相当の荷重に耐えます。

手間がかかる構造の様ですが、実は、生地に「あおり止め」の細工をする必要も無く、フレームの部材もひとまわり小さいもので大丈夫なので、全体を軽量化できて建物への取付ストレスも減らせますし、第一、取付工事の労力を節約できます。

曲面構造はテントの得意種目です。
鳴海テントでは、可能な場合は極力曲面を使うようにしています。
それが、テント屋とお客様双方のメリット(利益)になると信じているからです。


2006年02月04日

大宮のイタリアンダイニングバー

施工例です。
大宮駅東口にあるイタリアンダイニングバーで、店舗の改装に合わせて手動式オーニングの生地張替をしました。

カンパネッロ

元々手動式オーニングが設置されていたのですが、外壁面全体を変更するので、一度全体を取り外しました。
ブラケット(取付用金具)まで全部です。
そして再び新たな生地を仕込んで同じ位置に取り付けしました。
現場での作業は新規工事に比べ、撤去を行ったので手数が多くなったのですが、一度工場に持ち帰った事で、隅の隅まで清掃できて、全く新品同様になりました。

お店の名前は「CAMPANELLO(カンパネッロ)」
大宮駅の東口で、銀座通りと旧中山道を繋ぐ「路地」であるウエストサイドストリートにあります。
落ち着いた雰囲気のお店で、ゆっくり食事とお酒が楽しめます。
ランチも充実してますよ。
さいたま市周辺の皆様!オイシイ料理とお酒、そして全く新品のオーニングを是非一度お試し下さい。

2006年02月02日

ガンバレ!お風呂屋さん

今日の施工です。
後ろに煙突、入口には入母屋(いりもや)のヒサシ。
昔ながらのお風呂屋さん(銭湯)です。
写真右手の緑色のテントを張り替えしました。

銭湯

今でも営業している銭湯です。
夕方になるとお年寄りを中心に開店を待っているそうです。
最盛期には旧大宮市内に30軒以上の銭湯が有ったそうですが、今では数軒残すのみ。
今日張り替えたテントが付いている部分は、今は戸板を立ててしまっていますが、以前は子供相手のおもちゃや文房具を置いて売っていたそうです。
おそらく、親子連れで来て風呂上がりに、お父さんが「おもちゃ買ってやろう」とか、お母さんが「今日のうちに鉛筆買っておきましょ」なんてシーンがあったのでしょう。
私も幼い頃、母の自転車に乗せられて銭湯に通った記憶があります。
また、高校生の時、運動部の夏合宿でチームメイトと学校近くの銭湯に行った事もありました。
見知らぬ「オヤジ」に、銭湯の入り方(マナー)を教えられたものです。
この銭湯も、高齢な女性(いわゆるおばあちゃん)が切り盛りしているとの事。
出来るだけ永く営業を続けて欲しいと思いました。

この銭湯の奥、写真右手の奥に「武蔵一宮 大宮氷川神社」が鎮座しています。
そんな古き良き雰囲気の残る街なので、「お風呂屋さん」も残っているのでしょう。

2006年01月31日

自販機さんのお着物

今日の施工です。
寒い季節には、温かい缶コーヒーが恋しい。
真夏の炎天下では、冷たいコーラが命を助ける。

自動販売機1

街中で気軽に缶飲料を買えるのは自動販売機が、暑さや寒さにめげずにちゃんと立っていてくれるから。
でも、真夏の太陽や真冬の冷たい風の中で自販機達は、冷やしたり温めたり、たくさんの電気を使って頑張ってます。
なので、「着物」を着せてあげましょう。
今日は、自販機のテントの生地張替でした。
テントで覆う事で真夏の冷却用消費電力量を少なく出来ます。

自動販売機2

雨の時、買い求めるお客さんの手元を雨から守ります。
道端に自販機だけ立っている様な場合、テントの着物をまとっていると、車の運転手さん達に見つけてもらいやすくなります。

自動販売機を、お店や自宅に設置している皆さん!
電気料の負担を下げられれば、それだけ1本あたりの利益が大きくなります。
目立つ事でお客さんも増える。
そして、省エネに繋がって地球温暖化阻止に貢献できる。
鳴海テントにご相談下さい。
あなたの自販機にぴったりフィットの「着物」をお仕立申し上げます。

2006年01月26日

ガラスに装飾

今日の施工です。
東京練馬区、大泉学園駅近くの美容室です。
ガラスに装飾を施しました。

ガラスに装飾

大きな透明一枚ガラスに、すりガラス状の模様を入れました。
ガラス一面にエッチングやサンドブラストで彫ったのかって?
いいえ違います。貼ると、すりガラスっぽくなるフィルムで行いました。
普段は看板などの文字を切り出すカッティングプロッタを使い、模様のパターンを切り出したのです。
それを現場でガラスに貼り込んで完成。
一見では「タペガラス」の様。
でも、コストは天と地の差があります。
それに、飽きたら剥がして別のパターンに変えられます。
ガラスを彫り込んじゃうと、ガラス全部を取り替えなきゃいけません。

一般住宅でも、透明なガラスに貼るだけですりガラスになるので
防犯やプライバシー保護のために使っても良いのではないでしょうか?
自分で好きな模様を切り抜いてみたら楽しいでしょう。
下絵をフィルムに貼って、カッターナイフで切り抜くのです。
少し技術とコツが必要ですが・・・・・・。
フィルムは複数のメーカーから多くの「柄」が売り出されています。
詳しい事は鳴海テントへご相談下さい。
材料手配から加工・施工まで承ります。

2006年01月25日

テントは丸いのがお得意

パチンコ屋さんの裏口です。
上のオレンジ色の看板更新に合わせてテントを施工しました。
このテントも「シャッターボックス隠し」です。

HEIWA

でも、以前の例とは違い、曲面を持った形状です。
この曲面がキャンバス=布で作るテントの強みでありお得意な事なんです。
丸いと柔らかくて暖かい雰囲気を作ります。
こんな丸くてピンとしたフォルムは「Canopy=キャノピー」という名称がぴったりでしょ。

2006年01月23日

張替時には掃除します

過去の施工です。
店舗の改装で、可動オーニングの生地張替をしました。
完成後の正面写真です。

春日部なか卯01

紺色が和風テイストのファサードに合ってます。
裏から覗くとこんな風

春日部なか卯02

アルミのフレームが真っ白で綺麗でしょう。
生地の張替の時には、洗剤でフレームも掃除します。
長年のホコリが、厚みを持って溜まっている事も有ります。
生地を新しくするのが張替ですが、同時にフレームも美しく蘇ります。

このお店は、隣町(行政合併で隣町になった)のお馴染み牛丼チェーン店
つい最近のアメリカ産牛肉の問題で、牛丼界の全面復活は遠のいたようです。
この間、結構長期間こういうお店で牛丼は食べていないです。
でも、大丈夫ですね。そんなもんでしょうか。
ちなみにこのチェーン店は「親子丼」や「うどん」も美味しいです。

2006年01月15日

フレームレスのテント

少し前の施工です。

浦和の釜飯屋

さいたま市浦和にある「釜飯屋」のエントランスです。
両サイドの独創的な装飾に挟まれて、ちょこんと付いたテントです。
このテントは、普通の固定テントの様にフレームで形を作って被せたのではないのです。
ちょっと見ると「巻上げテント」の様にも見える。
でも、固定式なんです。
なのに生地の左右両端は切りっぱなしになっています。
しくみは、壁に一本金物を取り付けて生地を固定します。
先端のパイプとの間は生地だけです。
ただ、先端のパイプを保持するのに、壁から差し出す形状のブラケットを使っています。
正確に言うと「フレームレス」ではないのですが、「箱」形状ではない軽い感じの固定式テントの例として示してみました。
小規模ならば充分な構造です。

2006年01月08日

テント?看板に見えるけどなぁ

過去の施工例から
東京の西東京市にある美容室の店頭です。
旧保谷市地内で「東町商栄会」という看板が見えます。
このお店に3枚横に並んでいるモノがあります。
さあ、これは何でしょう。

看板と答えた方、おめでとうございます、正解です。
テントと答えた方、おめでとうございます、正解です。
ん?正解が二つですか?
どういうこと?

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2006年01月06日

隠す事も一つの造形

過去の施工例です。
東京の自由が丘にあるお店です。
半地下式の店舗ですが、横一線のテントがファサード(店頭)を引き締めます。

ロゴも明快に真ん中に入っているのでスッキリしています。
コットン調の生地を使っているので、落ち着いた深いミドリが良い印象を与えてくれます。
実は、このテント「ある物」を包み込んでいるのです。
その「ある物」とは

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2005年12月26日

テント張替で新規開店!

ちょっと前、大宮氷川神社大湯祭(十日市)直前の施工でした。

お店のテントの使用前・使用後です(笑)
生地の張替だけでお店の顔が変わる良い例です。
左側が張替前で「紳士服屋」でした。
右側が今回の施工後「自然食材のイタリアンレストラン」に変身しました。

正面のロゴは、この店のご主人の直筆、良い味のかすれが有るので、マーキングフィルムではなくインクジェットプリントにしました。
大型の溶剤系プリンターで丸ごと印刷です。
プリントで文字を入れる利点はほかにもあるのです
それは・・・・

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2005年12月24日

生地張替の手順

今日の施工です。
生地が経年劣化していたテントですが、先日の冷たい強風で破れてしまいました。

harikae001.jpg

あまりにもみすぼらしいので店名・電話番号は伏せます。

まず、破損生地を取り、フレームを掃除(ほこりが厚みを持って溜まっていました)

harikae002.jpg

そして、再塗装を施します。(今回はライトグレーに塗りました)
フレームの見栄えは、ほぼ新品状態。

新しい生地を張込んで出来上がりです。
青い空に黄色が眩しいでしょう。
テントの色が変わると、お店の表情も一変します

<完成写真だけクリックで大きな写真を御覧いただけます>

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2005年12月18日

冷たい風をシャットアウト

昨日の施工現場です

このお店はお団子屋さんです。お昼やおやつ時には多くのお客さんが集まります。
ここでは、看板代わりで雨除けの固定テント、巻上げ式の遮光用垂直シェードと、テントをお使いいただいています。
今回は、その内側に透明なビニールのカーテンを取り付けました。
寒い冬に、お待ちのお客さんが寒くない様にとの事です。
透明なので明るく中も見えて、でも風はブロックされる。
軽くてしなやかな膜体だから、普通のカーテンの様な仕組みで大丈夫なんです。
今日は冷たい北風の嵐、役に立っているかな?

<画像クリックで大きな写真を御覧いただけます>

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